575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

5月句会の最終結果です。   遅足

2017年05月21日 | Weblog
5月句会、9人の出席。結果は、ご覧のようになりました。

題詠「若葉」
①大垣も青葉若葉の地となりぬ(麗子)亜子・静荷
②大股で太もも行けり若葉風(等)佐保子・結宇・遅足・すみ・郁子・立雄
③旗幟納めて若葉一里塚(結宇)静荷・麗子
④柿若葉病の犬と目のあって(晴代)佐保子・能登・遅足・亜子・狗子
⑤汲む水も手もあおに染む若葉かな(能登)智恵・すみ・狗子・麗子・郁子・立雄
⑥若葉雨一つの傘にかさなる手(狗子)能登・等・晴代
⑦若葉風胸ドキドキの陽のヒカリ(郁子)
⑧若葉風集団下校児頬の照り(静荷)
⑨大仏の空埋めつくす若葉かな(佐保子)智恵・能登・結宇・静荷・麗子・立雄
⑩若葉風少女のつくる力瘤(遅足)結宇・亜子・すみ・晴代・郁子
⑪街路樹の若葉かぐわし朝の風(立雄)
⑫若葉して口元ゆるむ阿吽(あうん)像(亜子)遅足・等
⑬若葉見て心離れる授業かな(すみ)智恵・佐保子・等・狗子・晴代

自由題
①青空へなんじゃもんじゃの白き花(立雄)
②裸婦の絵の乳白色や風薫る(亜子)能登・結宇・立雄
③この人といるボクがすきヒヤシンス(遅足)智恵・静荷・等
④柿田川若葉に映える水を汲む(静荷)能登・遅足
⑤はやここにニセアカシアの香の甘く(佐保子)亜子・すみ・郁子
⑥心して新茶供えて詫びる罪(すみ)智恵・亜子
⑦夏めくや青い小鉢に絹豆腐(晴代)すみ・等・狗子・麗子
⑧母の日に下着を選ぶ年となり(麗子)智恵・佐保子・能登・亜子・郁子
⑨林檎咲く白き花弁に黄の花粉(等)
⑩見上ぐれば塔荘厳と櫻花(結宇)晴代
⑪遠足は菓子三百円ペダル踏む(郁子)佐保子・結宇・遅足・すみ・静荷・狗子・晴代・立雄
⑫迷い入る女性車まばゆき薄暑かな(能登)佐保子・結宇・静荷・等・狗子・晴代・麗子・立雄
⑬菖蒲湯のあふれる香り隣りまで(狗子)遅足・麗子・郁子

次回は6月21日(水)午後1時20分  
愛知芸文センター12階・催事室Ⅾ(アートスペースⅮ)です。

題詠は「夫あるいは妻」です。季節は夏で詠んで下さい。

コメント
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