昭和16年4月からおコメの配給制度が始まりました。
戦争中のお米の不足から、お米の生産、流通を政府が管理。
16年から、まず六大都市で米穀通帳が交付されることに。
動物園の動物たちも配給制度の対象でした。
春が来たといふに無情の風は動物園の檻にまでしみ込んで
人間並みに米を主食とする名古屋東山動物園の象君と熊君が
『ザウもクマった事になりました・・・しかし国策のためならば
仕方がありません』と切符制断行の来月からそれ相応に
減食することになりました・・・
お米の配給は戦争が激しくなるにつれ量が減り遅配続き。
敗戦前後には、闇でないとお米が手に入らなくなりました。
いまの北朝鮮の人々と同じ苦労ですね。
この米穀手帳、私が結婚するころまで家にありました。(遅足)