昭和16年の就活状況を伝える記事です。
この年の名古屋高等工業高校の卒業生は250名。
その進路を次のように伝えています。
大学進学を希望する70余名のうち、24名が進学の予定。
これは文部省が大学進学を抑制していたため。
地元名古屋の三菱、愛知時計、大同さらに厚生省関係に
公平に分散されるが、昨年にくらべて中国大陸進出組が激増。
就職先は満州鉄道、満州飛行機、華北交通、華中水雷など・・・
待遇は内地が75円なのに対して外地は倍額以上とも。
華北交通株式会社は、南満州鉄道のグループ会社で、
ポツダム宣言の受諾に伴い閉鎖された日本の国策会社。
中国華北地方の鉄道・バスの運行を担っていた。
(ウィキペディアより)
名古屋高等工業高校は、現在の名古屋工業大学です。
この4年後には敗戦。大陸に渡った学生たちには
どんな未来が待っていたのでしょうか・・・
これで父の切り抜き帳からは終わります。
ありがとうございました。
機会をみて続きを紹介したいと思っています。遅足