575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夏の酔い憶いの海へ舟を漕ぐ  殿

2019年08月06日 | Weblog

暑い夏。お酒も入りほろ酔い気分。
そして、ちりんと風鈴の音ひとつ。
その音をが合図。
今夜も憶いの海へと船を漕ぎます、と作者。

暑さを音によってしのごうという風鈴。
鳴らすための金属製の舌があり、
その舌につるした短冊が風に吹かれると
チリンチリンと。

金属のほかガラス、陶器などで作ったものがあり、
鉄は南部風鈴、ガラスは江戸風鈴が有名。

この句は江戸風鈴でしょうか。
どんな海の旅が待っているのでしょう?
飲めない私には羨ましいかぎりです。(遅足)

コメント
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