575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

艶姿<あですがた>ほおずき市の売り口上  殿

2019年08月28日 | Weblog

キリッとした粋な江戸らしさが効いていると思います、と紅さん。

夏の浅草寺の7月の参拝。
9日と10日は四万<しまん>六千回参拝したのと同じ功徳。
計算すると126年。つまり一生分。
ところで、この参拝日には「ほおずきの市」が立ちます。
この市の売り子。
若い女性が多いのも人気の秘密。
股引に腹掛け。濃い藍色でまとめた江戸前姿。
黒髪をきりりと結び。そして滑舌のよい売り口上。
まさに、江戸情緒ここにありといった感と、殿様の注釈。

7月といえば雨の季節。こんな句も。

  鬼灯市雨あをあをと通りけり  永方裕子

雨の鬼灯市も良いものでしょうね。遅足
コメント (1)
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