575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

復活したニイニイゼミ   竹葉

2020年08月03日 | Weblog

夏になってウォーキングは早い夕食を終えて日没過ぎにかけて梅雨の合間に行っています。
行きはまだ西日が差す中を歩きますが、帰りには陽が陰ってきます。
7月の半ば帰りの桜並木で薄暗がりの中チージーと何かが鳴くのが聞こえました。
もう秋の虫が鳴き出したのかな?
それともアブラゼミかな?と気になっていました。
アブラゼミは7月24日に初鳴きしたことがあったのを覚えていますし、
鳴き方も似てるけど、それほど大きくないから何かな?と思っていた時、
3センチ弱の小さい蝉の死骸が歩道に落ちていました。
子や孫が小さいうちは私も「虫博士」だったのに娘に席を譲り、
ニイニイゼミと教えてもらいました。


                               ニイニイゼミ

子供の小さいうちは図鑑でしか見てなかったと思います。
それもそのはず、ニイニイゼミの幼虫は湿気が必要で、
乾いた土の多い公園より鬱蒼と茂った木の下の土のほうを好み、
空蝉は泥をかぶって出てくるから見分けがつくそうです。
また、一時関東は雨が少なかったのか姿を見せてなかったのが、
2008年位からまた復活し今は全国的に見られるようになってきたそうです。

そろそろ梅雨明けと共にアブラゼミの声が大きく聞こえることでしょう。
でも暗くなった頃今ならまだニイニイゼミの10秒位の息の短い鳴き声が聞こえるでしょう。
私も桜の幹の下の方にニイニイゼミの空蝉を見つけて句を作りたいと思っています。

コメント
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