575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

蓮の実句会の結果です。

2020年09月18日 | Weblog
お待たせいたしました。結果はご覧のような結果となりました。
いろんな蓮の実が飛び交いましたが、
静荷さんをお送りするのにふさわしい挨拶句として、亜子さんがダントツのトップ賞でした。

兼題「蓮の実」
① 蓮の実や名乗りは「荷」(はす)と杖横に (千香子) 竹葉・郁子・晴代
② 蓮の実の 色即是空 穴にあり (殿) 麗子・紅・亜子
③ 蓮(はちす)の実今に伝へし弥生の美 (等) 殿・結宇・紅・亜子
④ 蓮の実の放たれてまた花となる (麗子)等・紅・泉・亜子
⑤ 蓮の実や ベトナムの空 想い馳せ (紅) 殿
⑥ 台北の蓮の実の白夜店の灯(ひ) (泉)結宇・遅足・佐保子
⑦ 蓮の実のひとつの飛んで謎ひとつ (遅足)等・狗子・すみ
⑧ 行くひとを惜しみ実の飛ぶ蓮(はちす)かな (亜子) 竹葉・麗子・結宇・等・能登・千香子・すみ・晴代・遅足・佐保子・泉
⑨ 蓮の実の飛ぶを見たくて出かけたり   (佐保子)能登
⑩ 源氏の帖読み込み諳んじ蓮の実飛ぶ (晴代)狗子・郁子
⑪ 蓮の実飛ぶ破顔の奥に如来の眼 (郁子)竹葉・狗子・千香子・遅足
⑫ 蓮の実や次いつまみゆ空の青 (結宇)殿・晴代
⑬ 蓮の実や次の世待てり泥の中 (竹葉)麗子・能登・郁子・佐保子・泉
⑭ 蓮の実や沼に突っ立ち水面見る (すみ)
⑮ 蓮の実の造形片岡珠子かな (能登)千香子・すみ


自由題・桔梗
① 惟任の 古城に咲けり 水桔梗 (殿)千香子・紅
② 瓶にさす暴風雨の夜桔梗かな (等)
③ むらさきの星降るがごと桔梗咲く(紅)殿・麗子・等・能登・狗子・泉・亜子
④ 高原の風の入り口桔梗咲く (麗子)等・郁子・すみ・晴代・遅足・泉・亜子
⑤ 桔梗咲く庭にみろくの世界あり(遅足)麗子・狗子・千香子・紅・晴代・亜子
⑥ 慕情秘めふくらむ蕾花桔梗 (亜子)竹葉・佐保子
⑦ 桔梗をぽんと鳴らせり肩すぼめ (佐保子)竹葉
⑧ 山桔梗母の羽織の桔梗紋 (千香子)結宇・遅足・佐保子
⑨ 照りつける日にもきりっと桔梗咲く (晴代)竹葉・麗子・等
⑩ 石垣の桔梗語らせよ明智城 (結宇)狗子・郁子・すみ・泉
⑪ 襟正し風の色きく桔梗花 (郁子)結宇・能登・紅・すみ
⑫ ぱんぱんの桔梗の蕾弾けんと (竹葉)能登・晴代
⑬ 山積みの所狭し品桔梗の紋 (泉)結宇・佐保子
⑭ 「また来る」と桔梗一輪残されて (能登)殿・千香子
⑮ 黒子猫桔梗の蕾狙う朝 (すみ)郁子・遅足
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする