575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

行くひとを惜しみ実の飛ぶ蓮かな ( 亜子)

2020年09月24日 | Weblog
「蓮の実」句会で静荷さんを送る俳句として見事トップ賞に輝いた亜子さんの句。
行くひとを惜しみ、でもまた実が飛ぶという中七に静荷さんのさらなる飛躍を祈る挨拶句でした。

竹葉さん「575の会を去られる方への句会をやって下さる会の方々の優しさ、繋がりの深さを痛感しました。」
結宇さん「ハスの実が飛んで、池の中に落ち、次の世代に変わると知りました。その状景を思います。」
等さん「船が陸を離れる時にはドラがなります。人の別れに飛ぶ蓮の実は、どんな音を立て
のでしょうか。」
能登さん「上手な惜別の句ですね。」
千香子さん「静荷さんを思い出します」
すみさんからも「送別の句に相応しい」

みなさん、お別れの句としてすばらしいと絶賛でした。
私も静荷さんへまだまだ花を咲かせてほしいという願いをこめて
「蓮の実の放たれてまた花となる」という句を作りました。
俳句は一瞬を切り取る写生でもありますが、17文字にこうやって人の思いを託すことができるのでなかなか奥の深い文学だと再認識しました。  麗子





コメント
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