急に秋めいて、朝晩の冷え込みを感じるようになりました。
桔梗の花色もこの風の冷たさに鮮やかさを増していることと思います。
さてこの句、
桔梗に自分の思いや、含みをいっさい持たせることなく
高原に咲いているという純粋な写生句と思いました。
言うなれば、あざとさ皆無です。
自然を自分にひきよせるのでなく
自分が自然に寄り添っています。
風の入り口が好き すみさん
「高原の風の入り口」がお洒落ですね。等さん
風の入り口がきいていますね。
桔梗には風が似合います。
淡々と述べるだけで
風のさわやかさ、透明さ、青紫の花色、
そして作者の風になびく髪、やさしい眼差しまで見えるようです。
これぞ俳句の素晴らしさと、浄化されました。
塵埃にまみれているからかな(笑)
最近「塵埃(じんあい)」という言葉を覚え
使ってみたいだけの郁子でした。