三月中旬、湖北スポーツの森でトラツグミに遭遇した。スズメ目ヒタキ科の留鳥でツグミの仲間では一番大きい。全国の山地に生息し、繁殖期以外は一羽でいることが多い。暗い森や藪のある林の地上を歩き回りミミズや昆虫の幼虫などの餌を探している。警戒心が強く薄暗いところを好むので、私たちが目にすることは少ない。
繁殖期の夜間から早朝に「ヒィーイ」という不気味な声5から10秒間隔で繰り返して鳴くという。奈良時代から「ぬえ」「ぬえとり」の名で知られていた。源頼政が紫宸殿上でい射取った怪獣ぬえ。頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎で声はトラグミ。
頭や背は黄褐色で黒い斑紋があり、そこからトラツグミと命名され大正時代に統一された。
それまでは、「ヨミツキドリ」「オニグミ」など不気味さの漂う名で呼ばれていた。「うらなき」と呼ばれる独特の鳴き声と意表をついた斑紋からであろうが
実物のトラツグミは黒目がクリクリしていて可愛い。
山と渓谷社「鳥のことわざ、うそほんと」(国松俊著)に面白いエピソードが載っている。
1973年6月静岡県の御殿場でこの鳥の鳴き声に恐ろしくなった自衛隊の夜警隊員が警察に通報してパトカーの出動する大騒ぎになったり、1976年神奈川県の西丹沢で正体不明の怪しい音を聞いた人がそれを録音した。この丹沢山中から発信された声の正体を聴いてUFOの音だという人や戦国時代の武士の亡霊だという人がいたりしてこちらも大騒ぎになった。
そんな話を聴くたびに実際の鳴き声を聴いてみていと思っている。
繁殖期の夜間から早朝に「ヒィーイ」という不気味な声5から10秒間隔で繰り返して鳴くという。奈良時代から「ぬえ」「ぬえとり」の名で知られていた。源頼政が紫宸殿上でい射取った怪獣ぬえ。頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎で声はトラグミ。
頭や背は黄褐色で黒い斑紋があり、そこからトラツグミと命名され大正時代に統一された。
それまでは、「ヨミツキドリ」「オニグミ」など不気味さの漂う名で呼ばれていた。「うらなき」と呼ばれる独特の鳴き声と意表をついた斑紋からであろうが
実物のトラツグミは黒目がクリクリしていて可愛い。
山と渓谷社「鳥のことわざ、うそほんと」(国松俊著)に面白いエピソードが載っている。
1973年6月静岡県の御殿場でこの鳥の鳴き声に恐ろしくなった自衛隊の夜警隊員が警察に通報してパトカーの出動する大騒ぎになったり、1976年神奈川県の西丹沢で正体不明の怪しい音を聞いた人がそれを録音した。この丹沢山中から発信された声の正体を聴いてUFOの音だという人や戦国時代の武士の亡霊だという人がいたりしてこちらも大騒ぎになった。
そんな話を聴くたびに実際の鳴き声を聴いてみていと思っている。