575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

敬老の日当人乱れ不機嫌に    朱露

2010年09月08日 | Weblog

   何故そんなに敬いたいのか分からない。
   敬いたくない年寄りがいっぱい居るし。
   かく言う当人も自分を敬いたくないし。
   側へ寄らずにそっとしておいてくれや。
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「梨」句会近づく    遅足

2010年09月08日 | Weblog
15日の句会の宿題は「梨」です。
今年は長い雨のあとの、暑い夏・・・
果物は、甘みの濃くなっているようです。

    

東西句会の宿題は「葡萄」。
提出した句は

  不器用な生き方をして葡萄吸う

他のかたの句は

 憎しみは積もりゆくもの葡萄吸ふ
 凡人の友は凡人葡萄食う
 悪口のあとからあとから葡萄吸う
 親鸞は悪人正機黒葡萄
 木の十字木に括られて葡萄熟る
 手のひらの葡萄の重み買うてをり
 唇を湿らせてゐる葡萄棚


どれも良い句ですね。

     

さて、梨の句を考えないと・・・もう幾つ食べたかな?






 
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秋刀魚焼く煙の中に母と姉     朱露

2010年09月07日 | Weblog
  
        母は五十で死に姉は八十で寝たきり。
        先日七十六になった私は何故か達者。
        六十の妹が姉を見舞いに行くと言う。 
        じゃ一緒に行くかとメールで決めた。

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持っててと言われてもっている残暑    遅足

2010年09月06日 | Weblog
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濁酒を盗み飲みして人と成る    朱露

2010年09月06日 | Weblog

      「濁酒」は「どぶろく」と言います。
      戦後混乱時代は密造も蜂の頭もない。
      私の酒は濁酒の盗み飲みから始まる。
      季語は秋だが一年中盗み飲んでいる。 

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見逃すわけには   鳥野

2010年09月05日 | Weblog
ごめんなさい。たびたび紹介されるご本人には迷惑でしょうが、見過ごすわけには
参りません。

宗匠はまたまた秀作です。
中日歌壇で、小島ゆかり選。

 ・ 沙羅の花沈みてゆけり夕暮れの湖はしずかに肌を閉じたり

選者評 「湖面が平らにもどるところ、ほのかなエロスが美しい」

わたくしとしては、静寂のなかの僅かな動、それを見逃さない作者の
透徹した視線に打たれました。

                鳥野

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傷をもつ右手ひらけば秋の蝶   遅足

2010年09月05日 | Weblog
船団・朝倉ドクターの診断です。

 〈病む日又簾(みす)の隙(ひま)より秋の蝶  夏目漱石〉
秋の蝶の本意が、この両句に如実に表れているのではないでしょうか。
本意は「哀れ、哀愁」でしょう。
掲句の「傷をもつ」は、心理的な比喩ともとれますし、
「ひらけば」と句の世界が展開していく魅力もあります。
様々な読みが可能ですが、そこには共通して「哀れ」があるはずです。

ありがとうございます。
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当りよし O B と消え天高く    朱露

2010年09月05日 | Weblog


  「天高く」が秋の季語とやせ我慢する。
  ゴルフも人品骨柄を隠せないスポーツ。
  従って「天の配剤」が働き四人組完成。
  一度入ったら倒れるまで抜けられない。

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「よく見る」     遅足

2010年09月04日 | Weblog
「凛然たる青春」高柳克弘・著、読んでいたら
こんなことが書いてありました。

   

赤鱝(あかえい)は毛物のごとき眼もて見る  山口誓子

毛物のごとき、という表現は、
エイを魚として見る私達の常識を脅かす。
海底にふせているエイの目つきは、
草に隠れて獲物を狙う肉食獣の眼を思わせる。
誓子の句のインパクトはエイを見る眼を変えてしまう。

俳句の方法論として「よく見る」と言われるが、
私にとってこのコトバはわかりにくかった。
しかし、誓子の句は、よく見る、とは
ものを見るにあたって常套的なワクグミを放棄することだ
と教えてくれた。

   

荻原先生が「コトバをずらす」と言われるのも
多分、同じことを言っているのでしょうか?



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その昔暑い九月があったよな     朱露

2010年09月04日 | Weblog


     「よな」は感嘆のヨとナを連ねる。
     「よ」が高く「な」が低い発音だ。
     逆だと疑問の意味になってしまう。
     このバカ暑さを知らない奴はバカ。

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空きびんとなってバス待つ残暑かな   遅足

2010年09月03日 | Weblog
船団・朝倉ドクターの診断です。

語順の再考を。

    

さて・・・

バス待てば空ビンとなる残暑かな

どうかな?

いや、それにしても観測史上、最悪の残暑。
歳を取ると、皮膚感覚がにぶくなって
暑さを感じにくいとのこと。

たしかに耳が遠くなったのは自覚できましたが、
肌の感覚は、自分では分かりにくいですね。

空ビンになって、もう少しの辛抱・・・

空ビンになって耐えてる残暑かな





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この年の秋の暑さよ人いとし    朱露

2010年09月03日 | Weblog

   「人いとし」とでも言う他ないだろう。
   「一蓮托生」は本当はいい言葉なんだ。
   同じ蓮の上に皆仲良く坐ることだから。
   現実はそんな訳には絶対行かないのだ。 

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スーパー残暑  麗

2010年09月02日 | Weblog
今年の流行語になりそうな
「スーパー残暑」。なかなか衰えません。
明治31年の統計以来ここ113年で最も暑い8月だったとか。。。

聞いただけでまた暑くなるという悪循環の天気予報。それに加えて
民主党のどたばた寸劇にまたまた怒りでヒートアップ。

そんな私に喝を入れてくれるのはチリの鉱山で地下700メートルに閉じ込められている
33人の方々。どんなに苦しいことでしょう。
想像すらできませんが
自由に移動できシャワーを浴びて横になってお昼寝できる私が
暑いなどと怠けてはいられないと思うのです。

一日も早く救出してあげて欲しい。
当たり前の生活に感謝しなければならないと思う今日このごろです。
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秋暑し B S 2 の西部劇    朱露

2010年09月02日 | Weblog

   リオ・ブラボー、O K 牧場の決闘に泣く。
   私がコンニチあるのはウエスタンのお陰。
   その後日本のウエスタン股旅ものを知る。
   見かけは堅気の定年老人だが心は旅烏さ。

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ちょっと人キライになって九月来る  遅足

2010年09月01日 | Weblog


「イッショに死んでくれる?」 「・・・」(目を瞬かせて)
「ママより長生きする?」   「にゃあ」

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