8月15日は季語でした。(勉強不足)
大方の歳時記は終戦記念日、あるいは終戦の日。水原秋桜子編の「新編歳時記」は”敗戦日”になっています。
びーびーがーがーと雑音だらけでワケの分からない放送を、整列して聞いたあの日。
隙間なく耕され、藷畑になっていた校庭に葉っぱばかりが茂っていた暑い日でした。
ひそひそ話で、日本が負けた、戦争は終ったことはすでに知られていました。
あの安堵感。もう敵機の襲来はない、焼夷弾は降らない、兵器補給廠への動員は終了。
その夜の、一番の印象は灯火管制の黒布をはずした小電球の光の眩しさでした。
・ 終戦日妻子入れむと風呂洗う 秋元不死男
・ 木々の声石ころの声終戦日 鷹羽狩行
・ 月に未だ血のごときいろ終戦日 能村登四郎
・ 海原は父の墓標や敗戦忌 中村啓輔
・ いつまでもいつも八月十五日 綾部仁喜
大方の歳時記は終戦記念日、あるいは終戦の日。水原秋桜子編の「新編歳時記」は”敗戦日”になっています。
びーびーがーがーと雑音だらけでワケの分からない放送を、整列して聞いたあの日。
隙間なく耕され、藷畑になっていた校庭に葉っぱばかりが茂っていた暑い日でした。
ひそひそ話で、日本が負けた、戦争は終ったことはすでに知られていました。
あの安堵感。もう敵機の襲来はない、焼夷弾は降らない、兵器補給廠への動員は終了。
その夜の、一番の印象は灯火管制の黒布をはずした小電球の光の眩しさでした。
・ 終戦日妻子入れむと風呂洗う 秋元不死男
・ 木々の声石ころの声終戦日 鷹羽狩行
・ 月に未だ血のごときいろ終戦日 能村登四郎
・ 海原は父の墓標や敗戦忌 中村啓輔
・ いつまでもいつも八月十五日 綾部仁喜