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フジサンケイグループに突如襲いかかった堀江貴文と、必死に防衛する日枝久。
しかし、13年前に、同じフジサンケイグループで起きた議長、鹿内宏明氏の解任劇はどうだったか。
グループに長く君臨してきた鹿内家に対する、寝耳に水のクーデター。
その日枝自身、かつてクーデターによって鹿内宏明を追放した首謀者の一人であった―。まさに「歴史は繰り返される」。
グループ経営の深奥に迫る。なぜ、こうした事態が起きたのか。
本著は、フジサンケイグループの経営の深奥に迫り、巨大メディアの裏面をあぶり出すノンフィクション。
全編が小説を読むがごとく、ドラマチックに展開していくのは、10年余に及ぶ取材に加え、あまたのグループ社員の証言があればこそなのだろう。
解りにくい巨大メディアの内情を伝えた記録としての価値も高い。
月刊「文藝春秋」記者として活躍した著者の単行本第一作。
2005年 第27回 講談社ノンフィクション賞受賞。2005年 第4回 新潮ドキュメント賞受賞。
