日本男道記

ある日本男子の生き様

泰伯第八の十三

2013年04月20日 | Daily Vocabulary

【漢文】
子曰、篤信好學、守死善道、危邦不入、亂邦不居、天下有道則見、無道則隠、邦有道、貧且賤焉、恥也、邦無道、富且貴焉、恥也。

【書き下し文】
子曰わく、篤(あつ)く信じて学を好み、死を守りて道を善くす。危邦(きほう)には入らず、乱邦(らんぽう)には居(お)らず。天下(てんか)道(みち)あれば則(すなわ)ち見(あらわ)れ、道なければ則ち隠る。邦(くに)に道あるに、貧しくして且(か)つ賎(いや)しきは恥なり。邦に道なきに、富て且つ貴きは恥なり。

【通釈】
孔子がおっしゃいました、
「学問の道を信じて熱心に勉強し、死ぬまで信念を守ってこの道を善くしていきなさい。危うい国には入らず、乱れた国には留まらず、世の中が平和で安定している時には積極的に活動し、世の中が乱れて不安定ならば引き篭もって隠遁しなさい。国に道義と秩序がある治世に貧しく卑しい身分にあまんじている事は恥である。国に道義無く無秩序な乱世に富貴の生活をむさぼる事は恥である。」

【English】
Confucius said, "Believe in the Way and study hard. Keep the faith until your death and improve your Way. Don't enter a dangerous country. Don't stay a decadent country. You should be active when the world is in order. But you should live in retirement when the world is in disorder. It is shame being poor and low when the country is in order. It is shame being rich and noble when the country is in disorder.
『論語』とは
読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。






池上彰と考える、仏教って何ですか?

2013年04月20日 | 読書日記
池上彰と考える、仏教って何ですか?
クリエーター情報なし
飛鳥新社

【一口紹介】
◆内容紹介◆
仏教の誕生、日本への伝来から、葬式や戒名の意味、新興宗教までーー。
仏教にまつわる疑問、基礎知識について池上 彰がわかりやすく解説。

さらに、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ法王とインド・ダラムサラで対談、
仏教の原点について聞く。それらを通して仏教とはどういう教えなのか考える。

私たち日本人は、現実に仏教的な世界観の中で生きて、死んでいくのです。
その世界観を知ることは、自らのアイデンティティを再確認し、
心穏やかに生きるための大きな力になるのではないでしょうか?
仏教を知ることは己を知ること。
そして、日本を知ることです。(池上 彰)

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
仏教の誕生、日本への伝来から、葬式や戒名の意味、新興宗教まで―。仏教にまつわる疑問をわかりやすく解説。

【読んだ理由】
不明。

【印象に残った一行】
諸行無常とともに仏教の基礎となるのが「諸法無我」。すなわち私というものに実体はないということです。

チベットの高僧、タムトク・リンポチェに聞く
「死に直面したとき、役に立つのは何でしょう?
自分がそれまでよい行いをしてきたという事実です。正しい実践をしてきたという自身が、死に直面したときに大きな意味をもちます。私たちが死に直面するまでに注意すべきことは、正しい行いをするよう自分を方向付けていくことです。
普段私たちは、自分自身の身体を、所有する財産を、あるいは親しい人たち、友人、家族を非常に大切にいています。皆さんもそうですよね?しかし、死に直面したときには、いずれもまったく役に立ちません。
死に直面したとき、私たち自身の心の中に満足感があれば、他の生きとし生けるものに対するやさしさと思いやりがあれば、あるいは、他の人たちの役に立ちたいという利他の心があれば、私たちの死は確実に安らかのものになります。
つまり、悪い行いを一切しないように努力し、できる限りよい行いをして功徳を積んでいれば、非常に安らかな心持で死を迎えることができます。」

「大切なのはこれからです。
これからの人生をできるだけ注意深く送ることです。他の人たちの役に立ちたいという思いで、やさしさや思いやりをもって接することによって自分自身の心を安らかな状態に近づけることができるでしょう。
自分が今までいてしまった間違った行いをできるだけ清めていきます。告白し、懺悔し、正しい行いをすることで、過去の間違った行いを浄化することができるのです。こうした姿勢でこれからの人生を送れば、死に直面したとき、大いに役立つと私は思います。
死に直面したとき、それを恐れるのか、何の不安もなく迎えられるのかは、皆さんご自身の手中にあるのです」


【コメント】
池上彰氏の名前にひかれ読んだのだが・・・。
何だこれは?


Daily Vocabulary(2013/04/20)

2013年04月20日 | Daily Vocabulary
14646.take the bull by the horns(難局に敢然と正面から立ち向かう)
You will have to take the bull by the horns.
14647.blunt(無遠慮な、ぶっきらぼうな、直接的な)
That sounds awufully blunt.
14648.No pain,no gain(苦は楽の種、苦労なくして得るものはない)
It won't be pleasant, but no pain,no gain after all.
14649.give it try(試しにやってみる)
Well, I'll give it try.
14650.choronic(慢性的な)
I don't want to be labeled as a chronic complainer.
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