伊能忠敬―生涯青春 (人物文庫) | |
クリエーター情報なし | |
学陽書房 |
【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
傾きかかった佐原の名家伊能家に養子に入り、家業を建て直した後五十歳で家督を譲り、少年の頃から関心が深かった天文観測と暦学を学ぶ。
時代の「舞台」はこの忠敬を呼び寄せ、世界に劣らぬ正確な日本全図の完成へと向かわせる…。
衰えることを知らない知力と意志と好奇心と、そして着実な一歩の中に“生涯青春”を貫いた忠敬の生涯。
【読んだ理由】
童門 冬二さんの別の作品を読んで。
【印象に残った一行】
かれにとっては
・年齢は関係ない
・男女の別も関係ない
・地位やポストも関係ない
・キャリアも関係ない
ということである。謙虚にそういう目で他人に接すれば、どんなに若くて経験が浅くても、自分よりすぐれた面を持っている若者もいるということだ。そういう場合には、その若者から学ぼうとするのが、人間として謙虚な態度だということだ。
忠敬の生き方は、
・いやな仕事を先延ばしにしない
・選択の順位は、まず目前の急ぎの仕事仕事から手をつける
・急ぎの仕事が複数ある時は、自分のやりたくない仕事から手をつける
【コメント】
人生五十年の時代に、立派も家業を再興した後に、隠居し、身体が万全でもないのに七十二歳まで日本全国を測量し、地図を作り続けたことに驚愕するしかない。