坐ればわかる 大安心の禅入門 | |
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文藝春秋 |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
永平寺での3年間の修行を経て、現在はベルリンを拠点に禅の教えを発信している若き僧侶・星覚さんが、ストレスフルな現代社会で軽やかに生きる智慧について考えます。
禅はまず身体への気づきから。身体が変われば所作が変わり、所作が変われば姿勢が変わり、姿勢が変われば習慣が変わり、習慣が変われば生活が変わり、そして人生が変わる。
巻末のお勧め坐禅道場も参考に、ぜひ760年続いてきた「型」に身を委ねてみてください。
◆著者について◆
星覚(せいがく): 1981年、シンガポール生まれ。幼少時代をポーランド・イギリス・鳥取県で過ごす。
慶應義塾大学卒業後、雲水(禅の修行僧)となる。
曹洞宗大本山永平寺にて三年間の修行を経て、中国、アメリカ、ポーランド、ドイツなど多くの海外道場に参禅。都市生活の中で修行を続け、現在はベルリンの道場での坐禅指導を中心に、ワークショップ、カウンセリング、パフォーマンス、執筆など様々な活動で禅を世界に伝えている。
インターネットのお寺「彼岸寺」の企画運営、ウェブマガジン「雲水喫茶」のマスターも勤めている。清涼山天龍寺国際部部長。
【読んだ理由】
遠山顕さんの podcastに著者が出演されていて。
【印象に残った一行】
「人間は根っこでは本当はつなっがているんだ」
天龍寺の笹川老師はそういって右手と左手を目の前に出します。
片方の指でもう片方の指とけんかしてみるといい。骨をお折れるか。相手を傷つけることができるか。できはしない。ひとつにつながっていて、相手の痛みがわかるからだ。
自分に対する認識を変えるのは難しいと思うかもしれませんが、見えるし触れることのできる身体ならば、変えられます。身体を調えれば自分が変わる。すると自然と見える世界が変わって来る。型に身をゆだねるという一歩を踏み出すことで、道はひらけます。頭が抱え込んだ問題が重ければ重いほど、それを手放した時の開放感は、はかりしれません。
ゆだねきってしまったら、あとは自分ができることをただただやるしかありません。身体をたよりに、とにかく続けます。自我をなくしていくと迷わず感じたままに思い切って生きることができるのです。
【コメント】
坐禅の際に使用する座布団「坐蒲」を購入、座禅を始めた。