![]() | 心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 (単行本) |
クリエーター情報なし | |
三笠書房 |
◆内容紹介◆
禅僧にして、大学教授、庭園デザイナーとしても活躍する著者がやさしく語りかける「人生のコツ」。
◎悩むより動く――そのほうが物事は絶対うまくいく
◎人と比べない――“妄想”の9割はこれで消える
◎前向きに受け取る――幸せかどうかは、あなたが決める
◎「お先にどうぞ」――求めない、あせらない、こだわらない
◎「朝」を大切にする――心に余裕をつくる最善の方法
◎余計なことを調べない――情報の“暴飲暴食”はやめる
◎「競争」から離れてみる――禅的「不安の遠ざけ方」
余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落とし、限りなくシンプルに生きる。
――そんな生き方を指南してくれる、48の禅の教えを紹介。
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
枡野/俊明
1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。
禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行ない、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。
ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。また、2006年「ニューズウィーク」誌日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される
【読んだ理由】
枡野 俊明さんの著作。
【印象に残った一行】
冷暖自知
器に入っている水は、見ているだけでは「冷たい」のか「暖かい」のかわからない。実際に自分で飲んでみる以外に冷暖を知る手立てはないのだ。考えるより動くことが大事。
大地黄金
たとえそこがどこであれ、いまいるところ、自分の置かれている場所で、精いっぱい尽くす。すると、その場所が黄金のように輝いてくる。
光り輝く黄金の大地があるのではありません。そこにいるあなたが大地を黄金にするのです。自分には合っていないように感じても、やりたいことと違っていても、「いま」「そこ」で就いている仕事が「あなたの仕事」なのです。
門を開けば福寿多し
清風名月を拂い、名月清風を拂う
人はつき合っている人に生かされ、また、その人を生かしてもいる
起きて半畳、寝て一畳天下とっても二合半
知足の人は地上に臥すといえども、なお安楽なりとす。不知足の者は天堂処すといえども、また意にかなわず、知足の者は、富めりといえどもしかも貧し
「老倒疎慵無事の日、安眠高臥して青山に対す」
今は、すっかり老いぼれて、もの憂くなってしまった。浮き世のことには、何の執着も未練もない。とらわれることも、こだわるものもなく、寝転びながら、こうして山々の緑を眺めているのが、なによりの楽しみだ。
【コメント】
「減らす」「「手放す」「忘れる」を実践して限りなくシンプルに生き、安眠高臥して青山に対そう。