婚活1000本ノック | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
何がなんでも彼氏が欲しい、結婚したい――そんな貴女に捧ぐ、ガチンコ婚活小説! 南綾子、32歳。
売れないエロ作家。彼氏ナシ。
自分をヤリ逃げしたサイテー男の幽霊を成仏させるため、本気で婚活することに。講師だけがイケメンのお料理合コン、場末感漂うオーバー30お見合いパーティー、そして、最終手段の婚活サイト……幸せになりたい崖っぷち女の魂の叫びが炸裂! 爆笑&号泣の剛速球ラブコメ。
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
南/綾子
1981年愛知県名古屋市生れ。2005年「夏がおわる」で第4回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。
【読んだ理由】
最近南綾子さんに嵌っておりまする。
【印象に残った一行】
婚活をしていると、この言葉が常につきまとう。みじめな人間同士が集まって、まったくみじめでないふりをしながら、ていうかむしろ「自分は全然出会いに困っていないんですけどね?たまたま今日は暇だったからここにいるだけですけどね?」みたいな顔をして、しかし腹の中で相手を値踏みし、「あー、こんなつまんない男とカップルになるぐらいなら一生一人のほうがマシ」とか「こんな年増女、ヤルだけならいいけど結婚はムリ」とか思いながら、最終的には誰ともくっつくこともなくその日を終えてまたみじめの沼に沈んでいく。
【コメント】
怪談噺にして恋愛?噺。絶倒はしないけど捧腹、そして悲しい。
今後の著者の目標は、「カップ焼きそばの頻度を月三以下に抑えること」おもろいですな。
そのカップ焼きそばとは「ゴキブリ混入事件」ペヤング。はるか昔の独身時代によく食べていた。久しぶりに食べてみたい。
落語家桂小益(現9代目桂文楽)のCMも懐かしい。
婚活中の人にも、婚活にとんとご縁のない人にもお奨め?です。