![]() | 異人たちとの夏 |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
妻子と別れ、孤独な日々を送るシナリオ・ライターは、幼い頃死別した父母とそっくりな夫婦に出逢った。
こみあげてくる懐かしさ。心安らぐ不思議な団欒。
しかし、年若い恋人は「もう決して彼らと逢わないで」と懇願した…。静かすぎる都会の一夏、異界の人々との交渉を、ファンタスティックに、鬼気迫る筆で描き出す、名手山田太一の新しい小説世界。第一回山本周五郎賞受賞作品。
【読んだ理由】
新聞の記事を読んで。
【印象に残った一行】
何という生活をしているのだろう。次々と目前に現れる出来事に反応し、一時的に興奮し、しかしそれらh次々と遠くなり蓄積にはならず、また私は次々と新しい日に反応して成熟もなく、気がつくと老いさらばえているのだ。
【コメント】
偶然だが、お盆の時期に読んだ。私もこれから両親の墓参に行く予定だ。
著者の言う、両親から得られる「なんともいえぬ甘いやすらぎを」得てきたい。
故郷の風景と肉親の兄弟たちから。