![]() | 心に美しい庭をつくりなさい。 |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
『心配事の9割は起こらない』『禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本』『禅的生活ダイエット』など
いくつものベストセラーを世に送り出している、禅僧であり庭園デザイナーの枡野俊明先生の「新しい試み」となる書き下ろし新作。
「心に庭を」を合い言葉に、禅の教えを庭になぞらえて、心にその人なりの庭を思い浮かべることによって、悩みや迷いをもつ読者に
「落ち着きの心」を整え、「前向きの心」を引き出す力を与えてくれることを説く、
枡野先生の新境地の作品です。
ひらめきがやってくる 集中力を生む 持ちものが減らせる いつ何があってもあわてない 姿勢が正される
「心のゴミ」が捨てられる 憎しみ、怒りを手放せる クリエイティビティが研ぎすまされる 仕事がスピーディに進む……「心の庭」
にはこんな効用があるのです!
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
「気持ちが落ち着く」「アイデアが浮かぶ」「悩みが消える」―あなたの「心の庭」はどんな庭?
さあ、散歩しましょう!「心の庭」とは、禅の教えにある、あなたの心を整え、毎日を輝かせ、豊かに生きるベースとなる場所。
庭園デザイナーでもある禅僧による「新たな試み」。
【読んだ理由】
枡野俊明作品。
【印象に残った一行】
「閑古錐」という禅語があります。長年にわたって使い込まれ、古くなった錐のことです。刃も丸くなっていr錐は、本来の道具としては、もう、使い勝手が悪いかもしれません。
しかし、真新しい錐のように刃先で人を傷つけることはありませんし、黒光りする胴にはそこはかとない味というものがあります。枯れた風格とでもいったらいいでしょうか。
禅に「即今、当処、自己」という言葉があります。言葉の意味はそれぞれ「たったいま」「ここで」「自分が」ということですが、その瞬間に自分が置かれている場所で、自分が出来る精一杯のことをする、それが生きるということだ、とこの禅語はいっています。
不知足の者は、富めりといえども而も貧し
親思う 心にまさる 親心 けふのおとずれ なんときくらん(吉田松陰辞世の歌)
「大地黄金」という禅語があります。現在自分のいるその場所で精一杯の力を尽くせば、その場所が黄金に輝いてくるという意味です。何処かに自分に向いている仕事があるはずだと、と探し回っているうちは、ダメな自分からは抜け出せませんし、輝きもしません。
愛語は愛心よりおこる。愛心は慈心を種子とせり。愛語よく廻天の力あることを、学すべきなり。(道元禅師)
【コメント】
「大地黄金」いい言葉だ。