日本男道記

ある日本男子の生き様

老人と海

2017年07月23日 | 映画日記
老人と海(字幕版)

原題   THE OLD MAN AND THE SEA
製作年   1958年
製作国   アメリカ
監督    ジョン・スタージェス
原作    アーネスト・ヘミングウェイ
脚本    ピーター・ヴィアテル
音楽    ディミトリ・ティオムキン
撮影    ジェームズ・ウォン・ホウ
出演    スペンサー・トレイシー、フェリペ・パゾスほか

ストーリー 
彼(スペンサー・トレイシー)は年をとっていた。メキシコ湾流に小船を浮かべ、魚をとる漁師だ。しかし、もう84日も1匹も釣れない日が続いている。
はじめは少年(フェリペ・パゾス)がついていたが、不漁が続くので親のいいつけで別のボートに乗り組んでしまった。
海と同じ色をたたえた瞳、やせこけた手足、深い皺の刻みこまれた首筋、彼の舟の帆そっくりにつぎはぎだらけのシャツ。しかし少年は老人が好きだ。5つの時生まれてはじめて漁につれていってくれたのは彼だった。
お爺さんは世界一の漁師だと少年は考える。一緒に漁には行けないかわり、明日の餌にする鰯や、今夜の晩ご飯を揃えてやろう。少年が帰ってしまうと老人はすぐ眠りにおちた。アフリカの夢を見る。この頃は毎晩だ。
もう昔のように暴風雨や、女のことや、死んだ妻の夢は見ない。輝く砂浜、白い海岸に、ライオンの戯れる夢をみるのだ。老人はそれを愛した--あの少年を愛しているように。眼をさますと老人は少年を起こすために小道を上がる。
少年と老人は小舟を水の中に押し出す。朝が近い、今日は遠出だ。沖に出て1人になると、老人は餌のついた4本の綱を水中に下し、汐の流れに船を任せた。太陽が随分高くなった。綱がぐっと引かれる。信じられぬほどの重みだ。
「畜生め!」老人は大声をあげると綱をひいた。しかし魚は1吋も引寄せられない。魚と、それに引かれる老人の舟は、静かな海を滑っていく。「あの子がいたらなあ」--老人は声に出した。陽が沈んでからは流石に寒い。
魚はその晩中進路をかえなかった。老人は急に自分の引っかけた魚が可愛そうになってきた。--お互いに1人ぼっちだ。夜明け前、魚は1度大波のうねりのように動いて、老人をうつむけに引倒した。
そして午後になると、魚はその姿を海面に現わした。バットの様な口ばし、舟より2吋も長い全身。だがそれはダイビングの選手のような鮮やかさで、再び水中に消えてしまった。夜、老人は突然眼が覚めた。
魚は物凄い勢で海上に跳ね上がる。ボートは引きずり廻される。こうなるのを待っていたのだ。戦等開始だ。3度目の太陽が上る。一晩中続いた死物狂いの暴れようが落ちついて、老人は綱をたぐりはじめる。
そして両手を血だらけにしながら、銛をぐさりと魚の胴体に打ちこむ。--気がつくと海は一面に血汐で真赤だ。頭をへさきに、尻尾を艫先に結びつける。1500ポンドはあるだろう。
しかし、人間たちにこいつを食う値打ちがあるだろうか。あの堂々たる振舞い、あの威厳。最初に鮫が襲ってきたのは、1時間後のことだった。剃刀のような歯ががぶりと魚の尾に噛みついた時、老人は身を抉られる苦痛を感じた。
夕暮近く2匹、日没前に1匹、また2匹、銛をふるっての応戦に老人が力尽きた時、魚の身に、もう喰う所は少しも残っていなかった。
港にたどりつくと、老人は5度も腰を下ろして休んでから、小屋にもどった。朝、老人が目を覚ますと少年がコーヒーを持って座っていた「また2人で一緒に行こうよ」「だめだ、俺はもう運に見放されちゃった」「運なんか何だい運は僕が持ってくよ」。
老人は再び眼りにおちた。彼はライオンの夢を見ていた。...



Daily Vocabulary(2017/07/23)

2017年07月23日 | Daily Vocabulary
20166.a bunch of(たくさんの)
I have a bunch of shark teeth.
20167.conduct(~を行う、実施する)
My team conducts a tag and release program.
20168.can't help but(~せずにいられない)
I couldn't help but notice your necklace.
20169.letter of reference(紹介状、推薦状)
I'll need a letter of reference.
20170.pesky(しつこい)レベル:15
Are those pesky mosquitoes bothering you?

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