![]() | 定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書) |
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中央公論新社 |
◆内容紹介◆
人生80年が当たり前になった今、長い自由時間をどう活かすべきか。ライフサイクル的な視点から定年後の「傾向と対策」を考察する。
【目次】
プロローグ 人生は後半戦が勝負
経済的な余裕だけでは足りない / 終わりよければすべてよし …ほか
第1章 全員が合格点
定年退職日は一大イベント / 定年退職か、雇用延長か / 隠居と定年の相違点 …ほか
第2章 イキイキした人は2割未満?
名前を呼ばれるのは病院だけ / クレーマーは元管理職が多い? / 米国の定年退職者も大変 …ほか
第3章 亭主元気で留守がいい
日本人男性は世界一孤独? / 名刺の重み / 主人在宅ストレス症候群 …ほか
第4章 「黄金の15年」を輝かせるために
会社員人生の2つの通過儀礼 / 8万時間の自由、不自由 / 一区切りつくまで3年 …ほか
第5章 社会とどうつながるか
ハローワークで相談すると / 得意なことに軸足を移す / 100歳を越えても現役 …ほか
第6章 居場所を探す
自ら会合を起ち上げる / 同窓会の効用 / 家族はつらいよ? …ほか
第7章 「死」から逆算してみる
お金だけでは解決できない / 死者を想うエネルギー /「良い顔」で死ぬために生きている …ほか
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
自営業などを除けば誰もがいつか迎える定年。
社会と密接に関わってきた人も、組織を離れてしまうと、仕事や仲間を失って孤立しかねない。
お金や健康、時間のゆとりだけでは問題は解決しない。
家族や地域社会との良好な関係も重要だ。
第二の人生をどう充実させたらよいか。
シニア社員、定年退職者、地域で活動する人たちへの取材を通じ、定年後に待ち受ける「現実」を明らかにし、真に豊かに生きるためのヒントを提示する。
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
楠木/新
1954年(昭和29年)、神戸市に生まれる。京都大学法学部卒業。大手生命保険会社に入社し、人事・労務関係を中心に、経営企画、支社長等を経験。勤務と並行して、大阪府立大学大学院でMBAを取得。関西大学商学部非常勤講師を務め、「働く意味」をテーマに取材・執筆・講演に取り組む。2015年、定年退職。現在、楠木ライフ&キャリア研究所代表、神戸松蔭女子学院大学非常勤講師
【読んだ理由】
新聞の書評を読んで。
【印象に残った一行】
人は発言では美辞麗句を並べることはできても、顔つきだけはごまかせない。内面の状況を一番表すのは顔つきであると思っている。
定年後の目標はやはり「いい顔」で過ごすことだろう。そうすれば息を引き取るときもいい顔であるに違いない。逆に言えば、定年後は「いい顔」になることに取り組んでみればいいわけだ。
【コメント】
会社を退職してほぼ十年が過ぎた、未だ辛うじて現役であるが、「いい顔」で毎日を過ごそう。外面だけでなく内面もね。