【 内容】
誰かの言葉に傷ついたり、わけもなく心細くなったり…。そんな眠れない夜を過ごすあなたに、森の中からのお届けするエッセイ集です。
一日の終わり、あたたかな布団にくるまり、いざ眠りにつこうとすると――昼間の誰かの言葉を思い出して傷ついたり、不穏なニュースにざわついたり、わけもなく心細くなったり……。そんな、眠れない夜を過ごしているあなたに、かつて傷つき上手だった著者が心の刺のぬきかたをお教えします。1編を読み終えるころには……ほら、だんだん明日が楽しみになってきたでしょう? 今夜の気分でお好きな項目からどうぞ。繊細なあなたの心に森の中からお届けする、深夜ラジオのようなエッセイ集です。
一日の終わり、あたたかな布団にくるまり、いざ眠りにつこうとすると――昼間の誰かの言葉を思い出して傷ついたり、不穏なニュースにざわついたり、わけもなく心細くなったり……。そんな、眠れない夜を過ごしているあなたに、かつて傷つき上手だった著者が心の刺のぬきかたをお教えします。1編を読み終えるころには……ほら、だんだん明日が楽しみになってきたでしょう? 今夜の気分でお好きな項目からどうぞ。繊細なあなたの心に森の中からお届けする、深夜ラジオのようなエッセイ集です。
【 著者】
小手鞠るい(こでまり・るい)/1956年岡山県備前市生まれ。同志社大学卒業後、出版社勤務、学習塾講師、フリーライターなどを経て、1992年に渡米。1996年から現在まで、ニューヨーク州ウッドストックの森の住人。動植物をこよなく愛する。趣味は登山とランニング。一般文芸、児童書ともに著書多数。森の生活を描いた作品として『空から森が降ってくる』(平凡社)がある。
【読んだ理由】
不明。
【最も印象に残った一行】
マスコミは、まるでそのような不安を煽り立てるかのようにして、どんどんネガティブな報道を加速させていく。(中略)感染拡大の数字、数字、数字のオンパレード。
コロナ報道の断捨離、ネガティブな報道の断捨離。
やはり「いっさい見ないことだ」と、私は提案します。特に「匿名の人の書いたニュース記事は読まないことだと」と言い添えておきます。
「マスクを装着するな」と報道していた人たちは、間違った報道に対する責任を問われることもない。
あなたの生きてきた過去、過ごしてきた時間を、これから生きる時間を、あなた自身が味方につければいいのです。美しく歳を取るということは、美しく装うことでもなく、若返ることでもなく,美しく振る舞うこと、美しい内面を保つこと、美しい生き方を心がけること、自戒の意味を込めて、私はそう思っています。
これは人生の真実だと私は思うのですけれど、目標であれ、夢であれ、そんなに簡単に実現できるはずはありません。それどころか、人生とは実現できなった目標の残骸と夢の燃えかすでできあがっている、と言っても過言ではないでしょう。
【コメント】
著者が備前市出身だとは知らなかった。マスコミに対する姿勢には全く同感だ。