阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が面白い イギリスの下流国民社会で暮らす現代九州女の日々と息子の生活

2019年11月07日 | 乱読は楽しい

ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が、「2019年ノンフィクション本大賞」と毎日出版文化賞を受賞した。

Yahoo!ニュース|本屋大賞2019
ノンフィクション本大賞受賞!
第73回毎日出版文化賞特別賞受賞!
第2回八重洲本大賞受賞!

◎西加奈子さん
隣に座って、肩を叩いて、「一緒に考えない」
そう言ってくれました。
絶対に忘れたくない、大切な友達みたいな本です。

◎中川李枝子さん
子どもの感覚に、母ちゃんとともに脱帽。
先生方にも、ぜひ読んで欲しい。

◎三浦しをんさん
これは「異国に暮らすひとたちの話」ではなく、
「私たち一人一人の話」だ。

◎高橋源一郎さん
思わず考え込む。あるいは、胸をうたれる。
そして最後に、自分たちの子どもや社会について
考えざるをえなくなる。


大人の凝り固まった常識を、
子どもたちは軽く飛び越えていく。
世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、
落涙必至の等身大ノンフィクション。

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜの
イカした「元・底辺中学校」だった。
ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。
人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。
時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。
世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子と
パンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。

連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。



はじめに

1 元底辺中学校への道

2 「glee/グリー」みたいな新学期

3 バッドでラップなクリスマス

4 スクール・ポリティクス

5 誰かの靴を履いてみること

6 プールサイドのあちら側とこちら側

7 ユニフォーム・ブギ

8 クールなのかジャパン

9 地雷だらけの多様性ワールド

10 母ちゃんの国にて

11 未来は君らの手の中

12 フォスター・チルドレンズ・ストーリー

13 いじめと皆勤賞のはざま

14 アイデンティティ熱のゆくえ

15 存在の耐えられない格差

16 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン

 

出版社からのコメント

 

新潮社の社内でも大反響! 部署の垣根を超え、たくさんの社員が今作の虜に! !
ほんの一部ですが、掛け値なしの熱い感想をご紹介! ! !

◎子育てとは親の覚悟と子への信頼につきると強く思います。多様な環境の中、
みかこさんが腹をくくって本音で息子さんと接し、息子さんはそれをちゃんと
受け止めて、ぐんぐん成長していく姿がすばらしく、胸がいっぱい涙なくては読めません。
思春期子育て世代必見の書です。(出版部一般職Y・40代)

◎「答え」が安売りされる時代に、それって本当! ?と立ち止まらせてくれる本。
私もこういうお母さんが欲しかったな。本当は誰もが真剣に考えないといけない問題を、
率直に、気持ちよく、(おそらく)誰のことも断罪せず、傷つけずに書けるなんて、
ブレイディさん凄すぎ! (フォーサイト編集部K・20代)

◎「彼」がしなやかな感性で自分の答えを導き出す姿に、子どもだってディープに
「社会」と対峙してるんだ! と衝撃を受け、子育てちょっとナメてたかも…と反省。
これから多感な時期を迎える我が子。書名を呪文のように唱えて、一緒に考えられる
母ちゃんを目指そうと思います。(芸術新潮A・30代)

◎一度読み始めたら止まらない。とても12歳とは思えない考え方をする大人っぽい面と、
音楽に熱中して変な「ボンサイの歌」を作って歌ったりする子供らしい面のある息子さん。
そんな息子さんと正面からきちんと向き合うみかこさんとの親子関係がまた素敵。
彼の成長を見届けたくなります! (広告部I)

◎イエローでホワイトで、ちょっとブルー。きれいな色。爽やかな話に違いない。
そう思って読んだら……がつん。偏見。差別。実際にその渦の中にいると、
こんなにも心で受けるものが違うのか。私のエンパシー、まだまだだな。
ちょっと泣いてしまいました。(出版企画部一般職・30代)

◎差別、格差、分断といった進行形の問題を「他人事」として考えないようにしていた私は、
著者の11歳の息子のフラットで豊かな「想像力」に打ちのめされました。
「君は僕の友だちだからだよ」――彼の一言がずっと胸に響いている。(企画編集部T・30代)

◎この親子、とにかく最高! パンクで熱い母ちゃんと、ときにクールに母を諭す11歳の息子。
自分を取り巻く雑多で厳しい世界で、何が正しく何が大切かを見極めようとする彼の眼差しに
心打たれ、いつの間にか一緒に考えている自分に気づくはず。心から思います、こんな息子がほしかった!
(営業部I・40代)

 

 次のサイトでイギリスの若者を取り巻く状況、日本の若者の未来、他者への理解などについて大いに語っている。

第1回 度肝を抜かれた中学校のクリスマス・コンサート
https://kangaeruhito.jp/interview/10957

第2回 「他人の靴」を履くために
https://kangaeruhito.jp/interview/10

コメント (2)
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何故か店内に高麗神社のお札がかかる中華料理店「夢蘭」のセロリ焼きそば シャキシャキと旨かった。

2019年11月07日 | 食べる飲む

11月某日、夕刻ちょっと散歩しようと歩き出した。気持ちのいい夕暮れの空の下を歩いているうちに蔵前橋通りを越えて少し歩いた所に

小さなベトナム料理の店があったのを思い出して向かった。その店は休みだったので、戻って蔵前橋通りに面している「夢蘭」で夕食をすることにした。

アボガドと豆腐のサラダもさっぱりして美味しかった。ぬる燗の紹興酒は外せない(笑)。

店の前の蔵前橋通り  千葉方面

東京方面

高麗神社 (こまじんじゃ)は埼玉県日高市に鎮座する神社旧社格は県社。

現在の埼玉県日高市の一部および飯能市の一部にあたる高麗郷および上総郷は716年武蔵国高麗郡が設置された地である。中世以降、郡域が拡大し、日高市・鶴ヶ島市のそれぞれ全域と、飯能市・川越市・入間市・狭山市のそれぞれ一部が高麗郡の範囲となった。668年新羅に滅ぼされ亡命して日本に居住していた高句麗からの帰化人を朝廷はこの地に移住させた。703年には高麗若光が朝廷から王姓が下賜されたという話が伝わっている。高麗若光が「玄武若光」と同一人物ならば、高句麗王族の一人として王姓を認められたということになる。この高麗若光も朝廷の命により高麗郡の設置にあたって他の高句麗人とともに高麗郡の地に移ってきたものと推定されている(新編『埼玉県史』)。

高麗神社は、この高麗若光を祭っている。神仏習合の時代には高麗家は修験者として別当を勤めていた。天正18年に徳川家康が関東に入国すると、翌年(1592年)、社領として高麗郷内に3石を寄進された[1]。また、高麗大宮大明神大宮大明神白髭大明神と称されていた社号[2]は、明治以降は高麗神社と称されるようになった。境内隣接地には江戸時代に建てられた高麗家住宅がある。引用元。

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学校の未来を考える!テクノロジーが進んだ今、教育現場に求められるものとは?【内田良】

2019年11月07日 | ゲストルーム

学校の未来を考える!テクノロジーが進んだ今、教育現場に求められるものとは?【内田良】

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