☝ 2021年12月16日東京新聞朝刊
三ノ宮や元町だけが神戸ではありません。和田幹司さんの『兵庫・長田のおもしろ散歩』を聞く 2012年9月13日掲載
湊川神社の中に楠公会館があります。9月12日、その楠公会館で明治時代から数えて第1455回になる、ある社団法人の9月度の午餐会があり、
「FMわいわいパーソナリティ-」の和田幹司さんが卓話をされました。
神戸は『平清盛の福原の都』という史実以前にも、多くの史跡がありますが、兵庫・長田あたりは万葉集にも「真野」という古地名で詠われた土地だそうです。
今も『真野』という地名は小学校や地区名に残っています。そしてその場所こそがワダカンさんが生まれ育ち、明治時代以降に神戸市の工業が産声を上げ、
大きく発展していく揺籃の地でもありました。そのことが今や語られることが少なくなっているので、ワダカンさんは退職後に自ら真野の語り部として
次の世代に伝えていこうと思ったそうです。 『兵庫・長田のおもしろ散歩』のマップも頂きました。涼しくなったらカメラを持って歩き、
「Shot日乗」にシリーズで掲載していこうかなと思います。
和田幹司さん、ニックネーム“ワダカン”さんは、本ブログのゲストルーム常連である女流登山家&写真家 安本久美子さん(さくらさん)や、
辛好の飲み仲間の一人 安田健二さん(Halimaoさん)たちと兵庫高校時代に同学年。
彼らは今も親しく交流されています。そんなこんなで、当日和田さんに挨拶しても 初めてお会いした気がしませんでした。
和田幹司さんは現役時代はミノルタカメラ(現コニカミノルタ)に勤務し、海外畑が長くフランスには6年駐在されたそうです。
さすが自社製品を欧州人に買ってもらうべくかの地で奮闘された方らしく、エネルギッシュな喋りで、かつ分かり易い語り口の興味ある話をされました。
世のため人のためと高言することなく、実は世のため人のため我が在所のために、息長く周囲に働きかけを続けている素敵な人に出会うことが出来て、有益な時間を過ごしました。
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