「フジ三太郎」は 一億総中流と言われた あの時代にも 日本人のわたしたち大衆層の中にある 諧謔、男女差別感、嫉み、優しさ、怒りなどを“軽やかに都会感覚で”見せて
時々ドキッとさせながら 哄笑させてくれた。作家サトウサンペイさんのやわらかい笑顔の下には鋭く剛い感性と風刺の眼があった。
サトウサンペイさんのインタビュー記事
1991年9月30日に連載終了。三太郎が最初に登場したのは1965年4月1日の朝日新聞夕刊。封書、国鉄の初乗り運賃がともに10円という時代だった。
1979年1月からは「サザエさん」が終わって空いた朝日新聞朝刊に引っ越した。
26年6ヶ月、8,168回と記録的な長期連載になった。