プロとしての誇り―ジャーナリストのディグニティを考える プロの記者・編集者、一人前のジャーナリストになった、ということなのだろうか。 立場を超えて、自国のメディアやジャーナリズムの望ましいあり方、自分たちジャーナリストが築くべき国家または市民とのあいだの関係形成などについて、 共通した理解や信念をもつことができる人たちではないのか、という気がする。 プロ意識をしっかりつくりあげるものなのではないか。 それを自分たちでつくりあげ、統治していくための方途、この「王国」の存在をどうしたら世間が受け入れてくれるかの条件、 などについて考えさせられた体験的挿話を、少々紹介したまでだ。 それらこそ、本物のディグニティ(dignity)というべきものであろう。英語では多分に、威厳と同義に解される向きがある言葉だ。 ジャーナリストがみずからのディグニティをどのように確立し、 それをいかにしてより強固なものに鍛え直していくかが重要な課題になっている、といえるように思える。 |
オスプレイ、人口密集地でも安全 米軍高官が強調 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて「人口の多い地域の近くでも安全運用できると保証したい。日本の懸念を取り除くため力を尽くす」と強調した。 デンプシー氏はオスプレイについて「次世代の輸送機であり、米軍の近代化にとって重要だ」と述べた。 |
放射線健康管理手帳の発送開始 浪江町、避難町民2万1千人分
2012/08/23 09:29 福島民報 浪江町は22日、町民の東京電力福島第一原発事故による被ばく線量や健康診断結果を記録する「放射線健康管理手帳」の発送を開始した。 昨年3月11日時点の町民で全国各地に避難している約2万1千人の元へ今月中に届けられる。
手帳は町民の医療費無料化などを国に要望している町が、広島、長崎の原爆被爆者と同等の援護を受けるため被爆者健康手帳にならって独自に作った。 個人の事故発生時の避難場所などをはじめ、内部被ばく検査と放射線積算線量計の結果、通常の健康診断や、 がん検診の記録、診療記録、行動記録を書き込むようになっている。
発送作業は二本松市の浪江町役場二本松事務所で行われた。職員が町民の避難先の名簿と手帳が入った封筒の宛名を照合し、最終確認した。 初日は5000件を発送した。
作業に立ち会った馬場有町長は「放射線量の高い地域にいた町民の将来にわたる健康管理に役立つと期待している。 放射能の影響は長期間を経て表れることが考えられ、日記をつけるように記録して万一の際の保障にしてほしい」と語った。
町は健康管理手帳の説明会を9月以降、各地で催すことも計画している。 ☆これまでの各種施策についての国との折衝体験から、どこの省の役人官僚に頼んでも放射線健康管理の具体化は前に進むことはないと判断した馬場有町長。 広島、長崎と同じ被害が発生したと絶対に認めたくない原子力ムラ総司令部から見ると、 馬場町長は国に歯向かう『国家の敵』『非国民』と弾劾したいところだ。
しかし3.11以降はそうはいかない。お上のいう事は話半分も聞かないように日本列島人は学習してしまった。
だから浪江町の町民からみれば、この非常事態に馬場有という人間を町長に選んでいて本当に良かったと思っているだろう。 東京には政局バカの国会議員と大手新聞テレビ、既得権維持拡大を仕事と思っている官僚・役人しかいないが、 地方にはちゃんとした日本の役場と町長や村長と調査報道を使命とする新聞がまだ生き残っている。
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「プルトニウム利用なければ」 「再処理せず」合意ほご 東京電力福島第一原発事故の後、核燃料サイクル政策の選択肢を検討した原子力委員会の小委員会が、 当初、使用済み核燃料の再処理で出るプルトニウムを使う見通しが立たない場合、再処理しないことで合意していたのに、検討途中で合意をほごにしていたことが分かった。 三月から核燃サイクルの選択肢の本格的な検討を始めた。 この合意を大前提に新たな原子力政策を練ることになっていた。四月下旬の小委会合では、鈴木氏が「利用計画がある場合に限り、再処理します。よろしいですね。 それは確実に書かせていただく」と了承も取っていた。 近藤氏からは「電力会社が『最後は必ず原発で使う』と約束すれば、いろんな理由の再処理があっていい」と、暗に現行施策の継続を求められたという。 青森県六ケ所村にある再処理工場は稼働させ、高速増殖炉の開発も基本的には続けることが記された。 いずれも電気料金を通じた国民の負担だ。 脱原発を検討しないよう文書で圧力をかけていたことも判明している。 1997年には、海外で再処理して出た分を、2010年までに全国16~18基の原発で使うと公表したが、達成率は2割程度。 05年からは日本原燃再処理工場(青森県)から出る分を、将来18基程度で使うと毎年3月に公表していたが、 福島第一原発事故で使う見通しが立たないため、昨年と今年は公表を見送った。 |
August しかし、原発は安全投資をせず、減価償却もしないで老朽原発を動かせば動かすほど、原発コストは安くなるだけの話です。 安全基準を一層高めていけば、もはや原発は採算をとれません。 実際、その利益優先の姿勢ゆえに、原発の安全性が軽視されてきました。福島第1原発事故も、その一つの帰結なのです。 現在、シミュレーションで原発コストを計算するやり方を採用していますが、 この方式では賠償費用が膨らめば膨らむほど、原発コストに上乗せされていきます。 |
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