阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

袴田巌さん再審で無罪判決 地裁、自白調書など三つの証拠捏造認定             朝日新聞

2024年09月27日 | SNS・既存メディアからの引用記事

 金子和史

1966年に静岡県のみそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)の裁判をやり直す再審で、

静岡地裁(国井恒志裁判長)は26日、無罪(求刑死刑)を言い渡した。判決は、「自白」した供述調書や犯行着衣とされた「5点の衣類」など

三つの証拠捏造(ねつぞう)がある、と認定した。死刑が確定した事件で再審無罪となったのは戦後5件目。

特集】袴田巌さん58年後の無罪 なぜ死刑囚にされたのか

袴田巌さん(88)に、再審公判で「無罪」が言い渡された。「死の恐怖」を強いたこの半世紀は何だったのか。前代未聞の事件を数字からたどる。

検察の対応が今後の焦点に

 検察は、再審の判決に対し控訴できる。ただ、80年代に確定死刑囚が再審で無罪になった4事件を含め、検察が再審公判での無罪判決に控訴した例は近年ないとみられる。

弁護団や支援者は、袴田さんの年齢も踏まえ一刻も早い無罪確定を求めており、検察の対応が焦点になる。

 この日は午後2時に開廷すると、長年の拘禁生活で精神を病んだ袴田さんの代わりに出廷した姉の秀子さん(91)が、裁判長の正面に座り、主文が言い渡された。

 国井裁判長は、冒頭で判決の「骨子」を告げ、袴田さんを有罪とした元の裁判の証拠には「三つの捏造がある」とした。

まず、袴田さんが「自白」したとする検察官の取り調べ調書は黙秘権を侵害し、非人道的な取り調べで獲得された虚偽のもので、「実質的な捏造」とした。

「犯人であるとは認められない」

 また、袴田さんの逮捕から1年後に突然発見され、犯行時の着衣とされた「5点の衣類」についても「捜査機関によって血痕をつけるなどの加工がされた」と述べ、捏造と認定。

袴田さんの実家から押収された、5点の衣類のズボンと同じ素材の端切れも「捜査機関によって捏造されたもの」とした。

 その上で、これらの証拠を排除すれば、袴田さんが犯人でないとしたら合理的に説明できないか説明困難な事実関係はなく、

袴田さんが「犯人であるとは認められない」と結論づけた。

 再審公判での最大の争点は「5点の衣類」に付着した血痕の色の変化だった。

 衣類は袴田さんの逮捕の約1年後、みそ工場のみそタンクから見つかり、発見後のカラー写真では、血痕に鮮やかな赤みが残っていた。

 弁護側は、衣類のみそ漬け実験や専門家の鑑定結果を踏まえ「1年もみそに漬かれば赤みは消える。血痕に赤みが残る衣類は、

発見直前に投入されたと考えられ、すでに勾留されていた袴田さんのものではなく、捜査機関が捏造したもの」と主張してきた。

 これに対し検察側は、法医学者らの共同鑑定書を提出し「長期間みそに漬かっても、赤みが残る可能性は否定できない」と主張。

捏造については「実行不可能で非現実的だ」と述べた。

 この日の判決は、弁護側の主張を全面的に認め、「1年以上みそ漬けされた場合に血痕に赤みが残るとは認めらない」と指摘。衣類は捜査機関による捏造だと判断した。

 

袴田巌さん58年後の無罪なぜ死刑囚にされたのか   全文

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09月26日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年09月27日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年08月27日(月)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年09月27日 | 東日本大震災ブログ
2012年08月27日(月)
 
関西広域連合が国に『大飯原発再審査』を求めた
 

福井・大飯原発:再審査、国に求める声明−−関西広域連合
毎日新聞 2012年08月23日 大阪夕刊

 関西広域連合は23日、広域連合委員会を鳥取市で開いた。再稼働した関西電力大飯3、4号機(福井県おおい町)を巡り、原子力規制委員会を発足させた上で、

新たな安全基準を早急に策定し、活断層の点検も含めて再審査を行うよう、国に求める声明をまとめた。

 声明は、滋賀県の嘉田由紀子知事が提案。今夏の電力需給の検証をしっかりと行い、今後の需給予測を早期に実施することや、

国民的な議論を踏まえて原発への過度な依存を見直し、持続可能なエネルギー政策を構築することも求めた。

 広域連合が5月30日、再稼働を事実上容認する声明を取りまとめた際、細野豪志原発事故担当相は安全基準が見直された場合、

稼働を継続するかどうか改めて検討する考えを示していた。【熊谷豪、田中将隆、川瀬慎一朗】

 
 
発の絶対安全について  元原発プラント技術者
 

「技術者として考えれば、原発の安全性に絶対はない」

元原子力プラント設計技術者、後藤政志さん<「どうする?原発」インタビュー第4回>

一部引用・・

 人には扱えるものと、扱えないものがある。技術者はそれを判断し、線引きしなければならない――。

原子力発電所の心臓部分である原子炉圧力容器を覆う「原子炉格納容器」の設計に携わってきた経験から、後藤政志さんはこう断言する。

「技術者として考えれば、安全装置は確実に作動するものでなければならない。でも、原発の安全装置が絶対作動するかは保証できないんです」


「安全」より「世論」を気にする日本の原発

 1989年から東芝に勤め、新潟県柏崎刈羽原発や静岡県浜岡原発、宮城県女川原発の設計を担当した。その時のことを反省する。

「原発は安全だと言われていました。でも、本当に安全なものをわざわざ『安全です』とは言わない。危険性があるからこそ、安全だと強調します。

外で安全と言い続ければ、中の技術者もだまされ、安全だと思い込んでしまう。

これが、安全神話。事故を防ぐことができなかった。だからこそ、再稼働は許されない」 後藤さんはいつ原発の安全神話を疑うようになったのか。

設計を担当していた格納容器は、原発が事故を起こした際の「最後の砦」だ。たとえ原子炉の内部がどうなろうとも、

格納容器さえ無事なら、放射性物質が外部へ洩れる心配はない。

だから、当時の格納容器には圧力を外部へ逃がすための「格納容器ベント弁」が取り付けられていなかった。「安全だから事故は起きない」という前提だった。

全文はこちら

 
 
広島で「核戦争防止国際医師会議」が開かれた
 

核戦争防止国際医師会議:黒い雨被害に目を向けて
毎日新聞 2012年08月26日 08時38分(最終更新 08月26日 09時40分)

 広島市で開かれている「核戦争防止国際医師会議(IPPNW)」世界大会2日目の25日、米軍による広島、長崎への原爆投下後に降った黒い雨や、

残留放射線による健康影響についての報告があった。登壇した医師らは被爆67年後も続く核被害の実態を強調し、

「政府は被害に目を向けるべきだ」と被爆国政府の姿勢を批判した。

 ワークショップの一つで、国内外の医師ら約50人が参加した。長崎市の開業医、本田孝也医師は、長崎では、

黒い雨など放射性降下物が爆心地東を中心に相当の範囲に降ったと発表した。国が認める被爆地域の外でも、

福島第1原発事故の避難基準(被ばく量年間20ミリシーベルト)より高線量で推計されると指摘し、「放射性降下物が降っていないという国の主張はおかしい」と指摘した。

 
 
地熱を生かす バイナリー発電 地中熱で省エネ
 
地熱を生かす バイナリー発電 地中熱で省エネ 投稿者 tvpickupBS TBS NEWS 21サタデースコープ 2012.8.25。特集「地熱」を生かす地熱発電のメリットと課題。
さまざまな地熱利用を紹介。バイナリー発電や地中熱利用なども。
 
 
原発依存せぬ社会 福井県敦賀市で第33回原子力発電問題全国シンポジウム
 

原発依存せぬ社会へ、全国シンポ 敦賀、福島の教訓どう生かす
(2012年8月26日午前7時08分) 福井新聞

日本科学者会議の第33回原子力発電問題全国シンポジウムが25日、2日間の日程で敦賀市のニューサンピア敦賀で始まった。

専門家や研究者らの講演を通じ、東京電力福島第1原発事故の教訓をどう生かすか、原発に依存しない社会づくりについて考えた。

 1972年から各地で開いており、県内開催は96年以来3度目。関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を受け、

幅広い視点で原子力について考えようと、県内外から約160人が参加した。

 福井大の山本富士夫名誉教授は基調講演で、原発の安全神話と、官僚の天下りに代表される原子力ムラは生き続けており、

大飯3、4号機の運転を止めるべきだとした。福島大の伊藤宏之特任教授も「再稼働をなぜ急ぐのか」と述べ、国民生活や経済への影響とする理由に懐疑的な見方を示した。

 元日本原子力研究所研究員で核・エネルギー問題センターの舘野淳事務局長は「軽水炉は熱の制御が難しい。

過酷事故が起きると対応には時間がかかるため、明らかに欠陥商品だ」と指摘。規制体制も信頼できないとして、軽水炉の利用を中止すべきだとした。

 日本大歯学部の野口邦和氏は、福島県内で放射性汚泥物などの仮置き場や中間貯蔵施設が決まらないまま、除染している状況を紹介。

国や福島県は、各自治体の除染活動の成功、失敗例を「共有化して効率よく進めるべきだ」と強調した。

 最終日の26日は県内外の研究者らが原発と雇用、再生可能エネルギーの普及、原発に依存しない地域づくりなどについて講演する。

 
 
銀行に踊らされて地方行政が作った空き工業団地の活用法
 

<メガソーラー>「塩漬け」の工業団地に脚光
毎日新聞 8月27日(月)2時30分配信

◇広大な敷地、送電設備も完備

 再生可能エネルギーの柱と期待される大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設用地として、

景気低迷の影響などで“塩漬け”になってきた全国の工業団地を活用する動きが広がっている。

万単位の発電パネルを敷き詰めるメガソーラー事業には広大な用地と送電設備が不可欠だが、工業団地はその両方を備えている。

工場を誘致できずに不良資産化した工業団地の処理に頭を悩ませてきた地方自治体関係者からは「この好機を地域経済再生の活路にしたい」との声が上がっている。

再生エネルギー買い取り制度で加速

 メガソーラー建設ラッシュの背景には、電力会社による再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度がある。

太陽光の場合、7月から1キロワット時あたり42円での買い取りが始まっており、ソフトバンクなど大手企業が事業への進出を加速させている。

◇地元はホクホク、歓迎の声

 宮崎県川南町では、造成から47年間、工場を誘致できずに未利用だった町営工業団地の一角に、

地元ガス会社が主導するメガソーラー(2025キロワット)の建設が決定。13年3月稼働予定で、

同町には年間約600万円の土地の賃料や、5000万円程度の固定資産税(20年間稼働を想定した試算)が入ることになった。

メガソーラーの運営には数人程度が必要なだけで、雇用はほとんど生まないが、

同町は「年間約60億円の予算規模の町にとっては税収増だけでも大きい」(総合政策課)と話す。

 栃木県内では、メガソーラー建設計画が進む9カ所のうち、4カ所が工業・産業団地。県が管理する矢板南産業団地には、

ソフトバンクとシャープが進出した。造成工事などに40億円強かけ、約15年前に分譲を始めたが、

47万平方メートルの約6割(27万平方メートル)が空いたままだった。

メガソーラーは約10万平方メートルの用地を活用する可能性があるといい、県企業局は「環境対策を進める観点からも歓迎」と説明。

再生可能エネルギー拠点への“変身”を期待する。

 広島県呉市にある県営安浦産業団地には、東京の倉庫会社が約6000キロワットのメガソーラー建設を決めた。

06年に造成された同団地は、産業廃棄物の埋め立て地だったため地盤が弱く、大型工場建設には深いくいを打つ必要があるなどコスト高が難点だった。

比較的軽量な設備のメガソーラーなら問題はないといい、同県県内投資促進課は「土地の条件にもフィットした」と喜んでいる。

◇東京ドーム3200個分が未利用

 財団法人日本立地センターによると、全国には約900カ所の工業団地があり、12年3月末現在

、東京ドーム3200個分の約1億5000万平方メートルが未利用のまま。同センターの高野泰匡(やすまさ)産業立地部長は「

長年使われず不良資産となった土地にとっては、メガソーラーが有効な活用方法になる」と指摘した。

 経済産業省によると、12年3月末時点で80万キロワットだった住宅用以外の太陽光発電量は、

13年3月末には130万キロワットまで膨らむ見通し。中でも、発電容量の大きいメガソーラーへの期待度は高い。【竹地広憲】

☆40年以上前、高度成長時代のとっかっかりから、銀行筋は日本各地の県や市に働きかけて土地公社を作らせた。

そして資金を貸し込んで工業団地を作らせた。貸先は日本で一番取りはぐれのない県と市が支払保証をしてくれる。

土地が売れようと売れまいと貸りた利子だけはきちんきちんと公社は
銀行に支払わなければならない。長い間土地公社や住宅公社は、日本の大手銀行の「チョー安定の金を産む優良顧客」だった。

 当時は猫も杓子も工業団地を造り、乗り遅れてはいけない『空気』が流れていた。我々得意の『空気を読む』世界だ。

しかも役所の人間は大きな仕事をした気になり、その資金は自分の懐からではなく、住民の税金だから痛くもかゆくもない。

チエックする役割の議員も企業誘致に走り回り、住民も就職先が増えることを期待する。

そしてぺんぺん草だけが風に揺れる広大な工業団地空き地が全国に残った。

『メガソーラー』で多少なりとも利用されるとは、当時の関係者は思っても見なかったことだろうが、

日本の新電力体制に寄与するなら当時の関係者はもって瞑すべしだろう。

 
 
新電力をNTTグループがマンションに販売
 
NTTグループ、マンション向け電力サービスを本格的に開始へ
フジテレビ系(FNN) 8月26日(日)17時7分配信

NTTグループが、家庭用の電気料金を節約できるマンション向けの電力サービスを本格的に始めることがわかった。

NTTファシリティーズは、新電力会社から調達する企業向け電力をマンション向けに供給し、時間帯によって料金が変動する制度を取り入れる。

昼と夜の料金差は最大2.5倍で、安い夜間の利用をうながすとともに、利用者は昼の利用を減らすことで、電気料金が値引きされる仕組み。

すでに2011年7月から3,000世帯で実験的に運用を始めていて、平均2割程度、料金節約の効果があったことから、本格的なサービス開始を決めた。

今後、対象をおよそ2万世帯に広げるほか、3年で10万世帯に電力を供給することを目指している。
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秋の水槽、タナゴ、ムツゴ、メダカ。  (音量 注意)    @2013-09-25

2024年09月26日 | 花・草・木・生き物

秋の水槽、タナゴ、ムツゴ、メダカ。@2013-09-25

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【冒頭30分】東浩紀×新谷学「緊急生配信! 高市、石破、進次郎…新総理は大丈夫か?」

2024年09月26日 | SNS・既存メディアからの引用記事

【冒頭30分】東浩紀×新谷学「緊急生配信! 高市、石破、進次郎…新総理は大丈夫か?」

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09月25日に目に留まったSNS・メディアの記事

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年08月26日(日)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年09月26日 | 東日本大震災ブログ
2012年08月26日(日)
 
「山本美香さんの凄さ」  上杉隆の追悼の思い
 
一部引用・・

当時、よく席を同じくし、厳しい人物批評で知られる藤本順一さんですら「吸い込まれるような目をしていた。真実の目というか
 
、本物のジャーナリストの目をしていたよね、彼女は別格だね」と盛んに褒めていたことが印象的だ。

 忘れられないのは彼女が私の見舞いに来てくれた時のことだ。

 2003年から2004年にかけて、イラク入りに失敗して重傷を負った私は、パリの病院、東京の病院、山梨の病院と長い入院・リハビリ生活を余儀なくされていた。

 その時の山本さんの言葉が印象深かった。

「少し休めって、きっとそういう天の声なのよ。そうした予感ってあると思う。戦地ではいつも慎重に慎重を期して行動しているけど、絶対の保障はないから。
覚悟はするけどやはり誰だって死にたくないから、私もいつもおまじないして暗示をかけているの」

 戦場に出た時の研ぎ澄まされた緊張感は、経験した者しか知りえない。冷静で静かに戦地に向かう山本さんだが、やはり彼女も恐怖と戦っていたのだ。

 だが、そうしたシビアな状況の中、つねに気持ちは他人と寄り添うことを忘れない優しさを持っていた。

「私なんかより、日本で取材する上杉君の方がずっと大変。だって日常生活も取材になるから休む間もないでしょ。その点、私の方が楽。
 
だって戦地に行けばそうしたことから解放されるし、それに戦地取材って言ったって、四六時中、緊張していることなんてないから」

 もちろん、これは山本さんなりの励ましだろう。

 確かに、マスコミ報道の印象と違って、戦地取材は24時間、弾が飛び交っているわけではない。そこには普通に生活している人々がいるし
当たり前のような光景が広がっている。その日常の中での戦闘を、とくに社会的な弱者の戦地での息遣いを、美香さんはいつも追っていたように思う。

全文はこちら
 
 
 
各地でそれぞれの脱原発運動が広がる
 

前向き表現で脱原発 金曜行動 ソフトに粘り強く
2012年8月26日 東京新聞

 毎週金曜日に脱原発を訴える動きが、全国に広がっている。首相官邸前の抗議行動に呼応した形で、短文投稿サイト「ツイッター」などで

不特定の個人に呼び掛ける手法も同じ。抗議行動に距離を置く人にも配慮し、より穏やかにアピールしているのが特徴だ。福島や関東などからの自主避難者の参加も目立つ。

 「それほど人は来ないだろう」。盛岡市の主婦高屋敷真琴さん(34)が、仲間と「盛岡でもデモし隊☆」と銘打ち、最初にツイッターでデモを呼び掛けたのは七月中旬。

集合場所で待っていると、初対面の家族連れや若者、一部政党に所属する人など約六十人が集まった。「やっぱり、自分と同じように怒っている人がいたんだ…。うれしくて鳥肌が立った」

 こうした各地の「金曜行動」の大半は、官邸前と同様、主張を脱原発に限定、東京の動きが大きく報じられた六月末以降に始まった。

 福島や関東から自主避難する若い母親が「避難できない人のためにも、声を上げたい」(甲府市の参加者)と、街頭に立つケースも目立つ。「

東京に行けない人の受け皿にも」という狙いもあり、群馬県高崎市や金沢市の会場では官邸前の模様を生中継する。

 とはいえ地域によっては「デモなんかしたら、すぐ知り合いに分かる」ため、一歩踏み出すのに心理的なハードルは低くない。

 こうした空気も反映してか、抗議に加わらない人の理解も得ようとする“ソフト路線”が際立っている。再稼働した関西電力大飯原発を抱える福井県では

「反対」など否定的な言葉だけでなく、「この素晴らしい自然を守ろう」などと、前向きなメッセージも前面に出す。

 他県では静かにプラカードを掲げ、電力会社の前に立つケースも。群馬や京都、岡山では抗議だけでなく署名活動や行政・電力会社への働き掛けを模索する動きもある。

 金曜行動が全国で同時多発的になる中、二十二日には官邸前行動の呼び掛け人らが、野田佳彦首相と面会する異例の展開に。

高知市の抗議の呼び掛け人の一人で自営業鈴木野歩(のぶ)さん(34)は「面会は一歩前進。

地方の小さな声も聞いてほしいし、行動し続けることで対抗できる力を育てたい」。

 福井県庁前に立つ映像ディレクターの若泉政人さん(45)は「抗議で何が変わるのかは分からない。

ただ原発に賛成でも反対でも、住民として自分の考えを表現することの意味を、地方でも問い掛けてゆきたい」と話している。

 
 
山形大生は山形市の消防本部と電話して後、救急車が来ないまま死去した。
 

■[事故]山大生死亡:損賠訴訟 山形市長「適正な業務の範囲内」 救急車不出動で

 /山形 01:02
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120711ddlk06040115000c.html

http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120711ddlk06040115000c2.html

毎日新聞7月11日の記事⇒「訴状などによると、大久保さんは昨年11月9日、1人暮らしをしていた市内自宅で遺体で発見された。

10日前の10月31日早朝、自らの携帯電話で救急車を依頼しようと市消防本部に119番通報したが、

同本部職員は「救急車じゃなくて、タクシーとかで行きますか」などと応対。

弱々しい声ながらも「タクシーの番号がわかれば自分で行けると思います」と大久保さんが答えたことなどから、救急車を出さなかった。」

弁護士落合洋司さんのブログから以下引用。

昨夕、たまたま事務所で仕事をしながら、ちらちらとフジテレビのニュースを見ていると、このニュースを報じていて、

当時の録音内容も聞きましたが、通報者は、明らかに体調が悪そうで、名前を聞かれても年齢を答えてしまうなど、意識状態に問題があることもわかるにもかかわらず、

通報を受けた横柄な感じの男性係員が、根掘り葉掘り事情を聞き(相手が苦しそうなのに、ねちねちとした感じでだらだらと聞いているのが印象的でした)、

途中から、タクシーでは行けないのか、と話を流れを勝手に作り始め、通報者に、上記のように言わせ、最後に、「お大事に」などと白々しく言い放って電話を切ってしまったのが印象的でした。

これでは、何のための救急車かわからりません。心底、怒りを覚えました。こういう救急体制では、山形市民も不安で仕方がないのではないかと危惧されます。

こういう対応を、放置された人が力尽きて死んでいるのに、「適正な業務の範囲内」と言い放つ山形市長の感覚も、相当問題だと思います。人としてどうか、ということも問われるでしょう。

 
領土問題についての内田樹の一文
 
領土問題は終わらない

一部引用・・

そうではなくて、明治の政治家は中国人が「そういう考え方」をするということを知っており、それを「勘定に入れる」ことができたが、
 
現代日本では、政治家もメディアも、「自分とは違う考え方をする人間」の思考を理解しようとしないことを指摘しているだけである。

「強く出ないと相手になめられるから、弱腰になるな」というような中学生的交渉術を声高に言い立てる人間は「相手は自分と同じだ」と思っているからそう言うのである。

自分だったら「弱腰の相手」にはどれほど無法な要求でもするつもりでいるからそう言うのである。

だが、「自分が相手の立場だったらこうするだろう」という鏡像的想像だけで外交はできない。

国家のセルフイメージも、国家戦略も、それぞれの国ごとに違うからである。

実際にはその「違い」のうちに外交的な「妥協」の余地が存在する。

当事国の一方にとって「大きな損失」と思われるものが、他方においては「それほどでもない」ということがあり、
 
一方にとって「大きな利得」と思われるものが、他方においては「それほどでもない」ということがある。

全文は こちら
 
 
 
国境なき記者団』が日本のフリー記者に対する【恫喝訴訟】を支援
 
不公平な闘争

原発関連産業企業家 フリーランスに過大な賠償を請求

一部引用・・

『国境なき記者団』は原発関連事業の元企業家である白川司郎氏が法廷という場をフリーランス・ジャーナリスト、
 
田中稔氏 を追い込める場として 利用している事実に遺憾を覚える。

白川氏が訴えているのは田中氏が執筆した白川氏を巡る、政界、東京電力関連企業、福島第一原発事故と直結 する東京電力との人脈構図に関する調査報道の記事だ。

株式会社ニューテックの会長である白川氏は田中氏が昨年(2011年)12月、『週刊金曜日』に掲載した記事の中で
、白川氏を”(東電原発 の)フィクサー”などと呼んだことへの名誉毀損行為などから約6700万円(670,000ユーロ)を請求。

同請求額には名誉毀損などの損害賠償、弁護士費用、そして各全国紙への謝罪文掲載広告費代などが含まれている。

5月の第1回口頭弁論に続き、 昨日(7月9日)、東京地裁で第2回法廷が開かれた。次回の裁判は9月3日を予定している。

「田中氏が白川氏の名誉を毀損したかどうかを判断するのは我々の範囲の仕事ではないが、同フリーランスの法的な苦境の現 状を知り愕然としてい る」、
『国境なき記者団』はそう述べる。

「異常なほど重い賠償が同ジャーナリストに課せられる現状、そして原告と被告側の間の大きな不平等な 経済格差が法廷闘争内にあるという事実を考慮し、
 
東京地方裁判所は正当な対応と処置で臨むべきだ」

全文はこちら
 
 
 
南極・北極の氷は地球全体気候の物差し 変化の大きな兆し
 

北極海の氷、過去最小に さらに解ける見通し
2012年8月25日 22時54分 東京新聞(共同通信)

 観測史上最小だった2007年9月の北極海を覆う海氷(左)とそれを下回った24日の海氷。白い部分が氷に該当する(宇宙航空研究開発機構提供)

宇宙航空研究開発機構は25日、北極海を覆う海氷の面積が24日現在で421万平方キロになり、観測史上最小だった2007年の425万平方キロを下回ったと発表した。

 宇宙機構によると、北極海の氷は例年9月中旬から下旬にかけて面積が最小となるため、氷は今後も解け続ける見通し。

近年の北極域の温度上昇などに伴い、氷が薄くなっていると推定されるという。

 当初、最小記録を更新するのは9月と想定していたが、それより早く到達した。宇宙機構の水循環変動観測衛星「しずく」で観測したデータを分析した。

 北極海の氷は昨年9月、史上2位の小ささに減少。

 
 
中国で完成後9か月の高速高架が崩壊
 

完成9カ月 高架橋崩落 中国
2012年8月25日 東京新聞

24日、崩壊し、大型トラックが落下した中国黒竜江省ハルビン市の高架橋=新華社・共同

 【北京=新貝憲弘】中国黒竜江省ハルビン市で二十四日朝、鉄筋コンクリート製の高架橋が突然横倒しになり、

走行していた四台のトラックが転落して三人が死亡、五人が負傷した。

高架橋は開通からわずか九カ月あまり。国家安全生産監督管理総局の黄毅報道官は「(橋に)問題があったのは間違いない」と述べ、

強度や工程などについて詳しく調査する方針を示した。

 中国メディアによると、この高架橋はハルビン市内を流れる松花江をまたぐもので、昨年十一月開通。開通前には道路橋は一本しかなく、

渋滞解消のため工事を急がせたとも言われ、工期はわずか一年半と「国内でもあまり例を見ない早さ」(地元紙)だった。

事故を受けネット上では「手抜き工事ではないか」「官僚の腐敗が招いた事故だ」など批判が相次いだ。

 
 
福井から飛ばした風船の80%が岐阜県に  ヨウ素剤を県が備蓄
 

岐阜県:ヨウ素剤備蓄へ…福井の原発事故に備え
毎日新聞 2012年08月25日 23時51分

 岐阜県は、隣接する福井県にある原発の事故に備え、放射性ヨウ素の甲状腺蓄積を防ぐ安定ヨウ素剤を独自に9万4000人分備蓄する方針を決めた。

9月議会に補正予算約180万円を提案する。

 岐阜県は、緊急時に県内の製薬業界団体から10万8000人分のヨウ素剤を優先的に提供してもらう協定を既に締結している。

東京電力福島第1原発事故後、地元の製薬会社から寄付された約3万5000人分を県内の病院に配布したが、迅速な対応には独自に備蓄量を増やすことが必要と判断した。

 日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)など四つの原子力施設が、県境から30キロ圏内にある。

原発事故が起きれば、放射性物質が県西部の西濃地域などに拡散する可能性がある。県は敦賀原発での事故を想定した放射性物質の拡散シミュレーションを実施中。

9月をめどに公表予定の結果をもとにヨウ素剤の配備計画を策定する。

 補正予算案には、持ち運びできる空間放射線量測定器10台、被ばく量測定器10台、防護服や防護マスク100人分の購入経費も計上する。【三上剛輝】

 
 
制度の不備は誰でも悪用する、上も馴れ合いの世界。この記事は無責任すぎる。
 

市町村職員、公費二重取り 共済組合のホテル利用時 常態化の可能性
(08/26 06:58)北海道新聞

 道内の大半の市町村職員らが加入する「北海道市町村職員共済組合」(札幌)が運営する札幌市内のホテルを、市町村職員らが公務の出張で利用する際、

出張旅費で定額の宿泊料が支給されるにもかかわらず、福利厚生を名目とした同組合の1泊5千円の助成制度を利用するケースが

相次いでいることが25日、北海道新聞の調べで分かった。

助成金の半額は市町村などが公費負担しており、職員は市町村の正規の出張旅費と合わせて公費を一部、二重取りしている形だ。

 複数の道内市町村職員によると札幌への出張時に同ホテルを利用することも多く、二重取りが常態化している可能性がある。

手厚い福利厚生制度を利用して宿泊料を浮かせ、残った公費を受け取る実態に批判も出そうだ。

☆末尾の結語が「批判も出そうだ。」とは何事だ。

取材記者の名前を出して『仕組みの是正を求める』とでも書くのが読者の利益追及を代行するジャナーリズムの仕事だろう。

日本語はいちいち主語を表記しない言葉だ。それで十分に通用するような構造になっている。つまり暗に主語は誰か、または何かがわかるのだ。

しかし「手厚い福利厚生制度を利用して宿泊料を浮かせ、残った公費を受け取る実態に批判も出そうだ。」という文章の主語はなんだろう。

言葉のプロが仕事を投げやりにして卑怯な真似をしてはいけない。



 
空の上のジョークは青天井
 
サービス業に従事していれば、時に理不尽なクレームを受けることもあるものです。

しかしながら旅客機の場合、空の上という特殊な空間であるだけに、乗客の要望に応えるにも限りあります。

イギリスのヴァージン・アトランティック航空が、社員3千人から調査した、乗客から受けた無茶なリクエスト、ワースト8をご紹介します。

1.「窓を開けてもらってもいいですか?」
(みんな外にすっ飛んで行くことでしょう)

2.「シャワーはどこにあるでしょうか?」
(ファーストクラスに乗ってください)

3.「すみません、紅茶を1杯とマッサージの予約をお願いします。私のバービー人形に。」
(おままごとは内輪で楽しみましょう)

4.「うちの子供をプレイルームに連れて行ってもらえますか?」
(そんなところがあるなら大人だって寝ころびたい)

5.「義眼を落っことしたんだけど、一緒に探してもらえませんか?」
(床に目玉が……)

6.「騒音がひどいから、エンジンを弱めてはもらえないですか?」
(落ちる、落ちるよっ)

7.「機内にマクドナルドはありますか?」
(あってもいいとは思います)

8.「機長に乱気流を止めてもらうよう伝えてください」
(ダイハード的な機長が必要です)

さすが選りすぐりだけあって無茶なものばかり。他の航空会社のクレームも知りたいような怖いような……。

いずれにせよ、空の上では自重しましょう。

引用元
 
 
 
 
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次のNHKの朝ドラ『おむすび』ロケ地の「神戸・水道筋商店街」はよく歩いた懐かしい商店街です。    ヒロインの実家が水道筋商店街にある設定!

2024年09月25日 | SNS・既存メディアからの引用記事

昭和遺産】朝ドラ『おむすび』ロケ地!神戸屈指の商店街は輝きを取り戻せるのか

 ◎ 神戸市在住の 弓道部の先輩大代さんからメールを頂いた。

→「9月30日から始まるNHKの朝ドラ「おむすび」、水道筋商店街に主人公の実家がある設定です。

近くの都賀川も登場するとか、御存知かもしれませんが、お知らせします」。

早速御礼の返信をしました。

→「有難いメールを頂き感謝致しております。NHKの朝ドラは「ブギウギ」から「虎に翼」と 毎朝予約録画して昼食時に夫婦で楽しんで来ました。

 そして次の「おむすび」は 題名からのイメージで何だかぬるいドラマのようだから 次回の朝ドラはパスしようかと今日二人で話したばかりでした。

まさか「水道筋商店街に、主人公の実家がある設定」とは全く知りませんでした。ありがとうございます。

9月30日からもNHKの「朝ドラ」を引き続き見ようと思います。

    ご紹介いただいたYouTubeは明日の私のブログに掲載させていただきます。また過去に水道橋筋商店街も都賀川もブログに多数回登場していますので

時々再掲載します。よく歩いたあの商店街の雰囲気を日々感じられるドラマが放送されるとは嬉しい限りです。」メール終わり。

◎  神戸在住時代によく「神戸・水道筋商店街」に通ったので本ブログには数えきれないほど登場した。

    そのうちから2017年3月26日掲載:

三月某日、2カ月に一度の神戸労災病院の定期検診に行った。無罪放免で終わってから神戸文学館に歩いて行った。

上のポスターにある坂を下って。






歩き出す前に毎回検診の度に寄る蕎麦屋「二滝」でこの日はいつものざる蕎麦ではなく、天ざるを初めてオーダーした。

天婦羅をアテにして菊正宗のぬる燗を楽しんだ。時々、神田勤務時代のように蕎麦屋で一杯が恋しくなる。

文学館の展示には村上春樹が卒業した神戸高校前の地獄坂や北野町の不動坂などいくつも馴染みの坂の写真が展示されていた。

文学館を出た後は適当な場所でバスに乗るつもりで歩き出した。

  阪急王子公園駅のガードと駅。






水道筋商店街の手前の橋から山手と浜側。


水道筋商店街





銭湯

灘警察近くの都賀川にかかる橋から山手と浜側


将軍筋あたりの山手と浜側


そして結果的には「神戸文学館を出て水道橋筋商店街を抜けてマジックパン屋の横を過ぎ、六甲八幡神社を過ぎて山猫軒の前を通り

松の多い石屋川公園でペットボトルの水を飲んで一休みしてます。30 分かそこらしたら家に着くでしょう(笑)」

言うメールを相方に入れることになった。

   石屋川公園にて


帰宅して携帯の歩行計を見ると労災病院から家まで8069歩だった。


 神戸文学館のサイトから

★地獄坂の情景

神戸に通うようになり3カ月、本当に「神戸は坂の街」だと実感します。阪急電車から外を見ると、山側も海側も坂道ばかりです。

神戸に住む人にとって坂道は生活の一部。一人ひとりにお気に入りの坂や思い出があることにもうなずけます。

 村上春樹さんの「ノルウェイの森」の中で、ワタナベがキズキと一緒にビリヤードに行く場面。2人が歩く坂道は

、神戸高校正門前の「地獄坂」から始まる坂道がモデルだと考えられています。いったいどのくらい「地獄」なのかと実際に歩いてみると、想像以上の急勾配でした。

ちょうど陸上部らしき生徒たちがダッシュで上り下りしていたのですが、私には走って上るなんてとうていできません。

ここに通うと少しの寝坊もできないな…と無駄な心配をしてしまいました。

 神戸高校時代はバス通学だった村上さん。

「地獄坂」は日常の一部だったとして、バス道から海へと向かう坂道は、馴染み深いというよりも少し特別なものだったのかもしれません。

実際に友人と授業を抜け出しビリヤードに行ったのなら、その道のりは楽しい思い出として刻まれているはず。

しかし、作品の中では友人の死へとつながる場面となりました。

村上さんの頭の中で、ワタナベとキズキはどんな言葉を交わしながら、どんな速さでこの坂道を下って行ったのでしょうか。


 登場人物と筆者に思いを馳せながら作品のモデルとなった場所を聖地巡り。これも文学の醍醐味の一つです。(学芸員 川田有美)
 
★坂道から生まれた装い

朝の電車のホームで装いの素敵な女性を見かけました。60歳前後くらいでしょうか。柔らかい白のウールのロングコートに赤茶色の皮バッグ。

同系統の赤が混じった多色使いのマフラーを合わせています。思わず見とれてしまいました。

「神戸はね、若い人だけじゃなくて大人がおしゃれな街なのよ」。昔、叔母が教えてくれました。「おしゃれは足元から」といいます。

けれども神戸は坂の街。靴を選びます。

先月の文学館便りで北村学芸員が書いていた北野の思い出は坂道を颯爽とヒールで歩く神戸の女性の話でした。

「「そう、そう」。私も頷きながら10代のころを思い出しました。たまに訪れていた北野の坂道を歩きながら、

視界に入ってくるのは目の前を行くお姉さんたちの姿でした。

「こんな勾配をヒールですごいなあ」と驚いたことを覚えています。そして、揺れるスカートから伸びる足のきれいだったこと。

今から思えば、坂をものともしない着こなしの格好良さと、颯爽と歩く様が美しく見えたのだと思います。

 神戸を舞台にしたNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」。この番組制作に洋裁の技術指導で携わっているという神戸の女性の記事に印象的な言葉がありました。

「神戸の坂道でスカートの裾がきれいに見えるには、どんなラインがいいかなど、暮らしの中で映える工夫をいつも考えていました」

坂の街に暮らす人の装い、その装いをつくる人たち。

 「神戸の人はおしゃれ」というイメージには神戸ならではの坂道が一役買っているかもしれません。(学芸員 中村 麻)

 引用元

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仏教の本質。  空の思想 般若心経・金剛般若経の解説。       哲学者「中村元」  YouTube

2024年09月25日 | SNS・既存メディアからの引用記事

仏教の本質 哲学者「中村元」  

中村元 - 空の思想 般若心経・金剛般若経の解説

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09月24日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年09月25日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文全文に飛びます。

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年08月25日(土)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年09月25日 | 東日本大震災ブログ
2012年08月25日(土)
 
俺の排泄物はお前が始末しろ、とは真っ当な人間がやることではない
 
やはり原発は新設すべきでない
危険な使用済み燃料をこれ以上増やしてはならない

一部引用・・

そうなのだ。キュリー夫妻、ベクレル教授の大発見以来110年以上、世界中の最も優秀な科学者たちが
 
有害な放射能をコントロールする術を発見しようと懸命に努力してきたが、その努力は実っていないのだ。

しかも原子炉を動かせば否応なしに、放射能の塊である使用済み燃料が出てくる。おまけにウラン235を原子炉で燃やせば、
 
副産物として危険極まりないプルトニウムが自動的に生成される。

このプルトニウムの毒性は何万年かかっても消えないというのだ。

原発を建設することは「トイレのないマンション」をつくるようなものだ、という例話は多くの人が知っている。
 
トイレがないのに使用済み燃料という有害な排泄物を地球上に排出し続けているのが原発である。

使用済み燃料を再処理して高速増殖炉の燃料に利用すれば、無限のエネルギーが利用できるというのが「夢の増殖炉」という話である。
これは理論的には正しいとされているが、実現は極めて困難だ。

現に福井県には1994年に高速増殖炉「もんじゅ」が建設されたが、冷却材につかうナトリウム漏れの事故が重なるなど、18年経ってもまだ実現できないでいる。

原子炉先進国のフランスでも「フェニックス」という高速増殖炉計画が進められていたが、結局ものにならないという結論が出て、計画はオシャカになった。

使用済み燃料を再処理するため2001年に竣工した青森県六ヶ所村の再処理工場は、2兆円余の膨大な予算を食ったにもかかわらず、未だに稼働出来ない状態が続いている。

仮に再処理が行われたとしても、そのプルトニウムを使う高速増殖炉はおろかプルトニウムをそのまま原発燃料に利用するプルサーマル計画も、
 
大飯原発を除いて原発48基がストップしている現状では意味がない。六ヶ所村と各地の原発サイトには、キャスクという特殊容器に入れられた膨大な使用済み燃料がたまったままだ。

使用済み燃料を再処理できなければ「直接処理」と称して、地中深くに埋めるしかない。そこで日本政府はこれまで最も過疎のいくつかの地域に、
 
莫大な交付金を与えることを交換条件に直接処理の候補地を探してきたが、どこからも断られたままである。

あの広大なアメリカでもその候補地が見つからないのだ。どういう訳か日本の新聞ではあまり大きく扱われなかったが、
 
米原子力規制委員会(NRC)は8月6日、使用済み核燃料の最終処分の対応策ができるまで、新規原発の建設認可手続きをストップすると発表した。

これは米政府がネバダ州ユッカマウンテンに恒久的な最終処分場を設ける計画を、地元の反対で断念したことが直接の理由である。

全文はこちら
 
 
 
世界の監督が選んだ世界映画史上のベストワンは『東京物語』
 
世界映画史上のベストワンは『東京物語』
―英映画専門誌の監督投票で―
 
一部引用・・

 英国映画協会(British Film Institute)発行の映画専門誌「サイト・アンド・サウンド」(Sight & Sound)は、「世界映画史上ベスト作品」の集計結果を発表した。
 
同誌は1952年から10年に一度、専門家によるベスト作品を選んでおり今年は7回目になる。

投票は、「映画監督」358人と「批評家」846人によって別々に行われた。

批評家には、研究者、アーキビスト、評論家、映画業界人を含む。投票者はグローバル化しているが、結果はなお欧米中心となっている。

ともあれ現在、世界で最も権威ある映画順位評価とみられている。二種の投票結果の上位10位は次の通りである。

■ 監督投票による世界映画のベストテン(英Sight & Sound誌、2012年9月号)
 順位 映画名          公開年     監督       投票数
 1.東京物語(日)      1953  小津安二郎         48
 2.2001年宇宙の旅(米) 1968  S・キューブリック      42
 2.市民ケーン(米)     1941  O・ウエルズ         42
 4.81/2 (伊)      1963  F・フェリーニ          40
 5.タクシー・ドライバー(米)1976  M・スコセッシ     34
 6.地獄の黙示録(米)    1979  F・コッポラ      33
 7.ゴッド・ファーザー(米) 1972  F・コッポラ      31
 7.めまい(米)       1958  A・ヒチコック     31
 9,鏡(ソ連)  1974  A・タルコフスキー 30
10.自転車泥棒(伊)     1949  V・デ・シーカ     29

 


■ 批評家投票による世界映画のベスト50(10位まで表す、出所は同上)
 順位 映画名 
 1.めまい
 2.市民ケーン
 3.東京物語
 4.ゲームの規則(仏)    1939  J・ルノアール
 5.サンライズ(米)     1927  F・W・ムルナウ
 6.2001年宇宙の旅(米)
 7.捜索者(米)       1956  J・フォード
 8.映画カメラを持つ男(ソ連)1929  D・ヴェルトフ
 9.裁かるゝジャンヌ(仏)  1927  C・T・ドライヤー
10.81/2

《監督投票で日本映画が初めて第1位に》
 今年のハイライトは、小津安二郎の「東京物語」が、監督投票ベストテンのトップに、批評家投票でも第3位に入ったことである。日本映画の第1位は、この調査70年の歴史上で初めてである。   

「家族の絆が静かに崩壊する。それを諦観とともに比類ない映像で描く」。評者の小津作品観を要約するとこうなる。日本的といわれる小津の普遍性が評価されているのである。「東京物語」に一票を投じた監督には、ウディ・アレン、クエンティン・タランティーノ、マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラらの名前がみえる。

全文はこちら
 
 
 
<秘密会議>原子力委員長が主導  最後は「コントロール」出来る
 

毎日新聞 8月25日(土)2時32分配信

 内閣府原子力委員会が原発推進側だけを集め「勉強会」と称する秘密会議を開いていた問題で、近藤駿介原子力委員長が有識者会議「新大綱策定会議」を巡り

昨年12月8日、原発依存度について「最後はコントロールできる」と自ら原発維持の方向で取りまとめる方針を明らかにしていたことが分かった。

毎日新聞の情報公開請求に対し、経済産業省資源エネルギー庁が24日開示した職員作成の議事メモに記載されていた。近藤委員長の発言内容が明らかになったのは初めて。

 秘密会議は昨年11月~今年4月、計23回開かれ、近藤委員長は1回目から連続4回出席したことが判明している。近藤委員長はこれまで秘密会議への出席を認める一方

「あいさつしただけ」とし監督責任にとどまるとの見解を示していた。議事メモによると、策定会議や核燃サイクル政策を議論する有識者会議(小委員会)の議題も指示しており、

秘密会議を主導していた実態が判明した。

 エネ庁が公開したのは7回分計58ページの議事メモ。このうち昨年12月8日分に近藤委員長の発言があり、将来の原発依存度を話し合った策定会議について

「円滑に議論は進まないかもしれないが、いざとなれば(原子力)委員会が引き取る。(議論がまとまらず、依存度ゼロかどうか)両論併記としても最後の打ち出し方は

コントロールできる」としていた。

当時、原子力委は策定会議の議論をベースに原子力政策全般を定めた「新大綱」を作成する方針で、

「最後の打ち出し」は新大綱を指し、原発維持で結論づける姿勢を示した。

 同日分のメモによると、近藤委員長は「論点ペーパーをまとめてみたので、これをベースに大綱(策定)会議で議論してもらったらどうか」

「(高速増殖原型炉)もんじゅについて(次の)小委員会で検討したらどうか」などと指示していた。

 エネ庁、文部科学省、電力事業者らで開いていた秘密会議は5月24日、毎日新聞の報道で発覚。策定会議メンバーから批判が噴出し

、同会議は5月29日を最後に開かれていない。原子力委はメンバー入れ替え後の再開を予定しているが人選が進んでおらず、

新大綱作りはストップしたまま。近藤委員長は24日、取材に対し「(議事メモの発言は)自分にとってはあいさつの世界。委員長としての決意を語っただけ。

(新大綱は)最後は私の責任でやる」と話した。【核燃サイクル取材班】

☆日本の東京に本社がある大手新聞社の各社は、ある一社がスクープした記事が、日本列島の住民に大いに影響する内容であった場合でも、他社は新たに取材したり、

調査することは慣行としてかやらないことになっている。それが業界の仁義になっている。

 その仁義は記者クラブ制度に守られた、談合による裏の取り決めを維持するためのものであろう。

この原子力員会の秘密会議を理由にして近藤委員長は国家公務員法違反で告発されるなど、列島住民にとっては大事な要件なので、

他社も本件を自社の宅配読者のためにもっと扱う必要がある。

⇒2012年8月15日23時27分. 朝日新聞

原子力委員長らへの告発受理 東京地検、資料事前配布で
 
 核燃料サイクルについて議論していた原子力委員会の小委員会が、推進派の電気事業者らに資料を事前に配っていた問題で、東京地検は15日、

近藤駿介・原子力委員長ら計27人に対する国家公務員法(守秘義務)違反容疑などでの告発を受理した。告発状を出した弁護士らが明らかにした。

 告発の対象は、近藤委員長や他の原子力委員のほか、内閣府、経済産業省の職員ら。今後、地検特捜部が捜査することになる。

 告発内容は、近藤委員長らが昨年12月~今年4月、日本原燃や電気事業連合会などの事業者を集めた非公開の「勉強会」の場で、

核燃料サイクルに反対する小委メンバーの意見書や、小委で配る予定の文書を漏らした疑いがあるというもの。

 
 
民主党 原発のあり方について会合
 

民主 原発の在り方巡り初会合
8月24日 21時37分 NHKニュース

 民主党は、政府の新たなエネルギー政策に党の考え方を反映させるため、24日、新たに党内に設けた調査会の初会合を開き、

将来の発電量に占める原発の比率などを巡って、議論を始めました。

民主党は、原発事故を受けて、政府がまとめる新たなエネルギー政策に党の考え方を反映させるため、24日、党内に新たに設置した「エネルギー・環境調査会」の初会合を開きました。

この中で前原政策調査会長は、「政府と並行して議論し、党として原発に対する考え方を決め、衆議院選挙のマニフェストにしていきたい」と述べ、

来月上旬の結論の取りまとめを目指す考えを示しました。

そして、政府の国家戦略室の担当者が、新たなエネルギー政策の取りまとめに向けて、2030年時点の発電量に占める原発の比率について、

「0%」、「15%程度」、「20%から25%程度」の3つの選択肢を示して議論を進めていることなどを説明しました。

このあと開かれた調査会の役員会では、政府の3つの選択肢にこだわらずに議論を進め、将来、原発の比率を0%にすることを目指すかどうかや、

具体的な時期を明記するかなどについて、意見を取りまとめることを確認しました。

民主党は、来週以降、連日、調査会を開いて、意見集約を進めることにしていますが、脱原発の方向性を明確に示すよう求める意見がある一方、

これに慎重な意見もあり、調整は難航することも予想されます。

☆会合の出席者全員の氏名をなぜ取材掲載しない。中途半端な生煮え記事だ。相手が嫌がることでも、住民の知りたいことを載せるに理があることは実行すべきだ。



韓国サムスンに約10億5千万ドルの賠償を命じる 加州連邦地裁

サムスンに825億円賠償命じる 米アップルに軍配の評決
2012年8月25日 09時53分

 アップルのiPhone(アイフォーン)4Sとサムスン電子のギャラクシーS3(右)=24日、ソウル(ロイター=共同)


 【ニューヨーク共同】スマートフォン(多機能携帯電話)などの特許をめぐり、米アップルと韓国サムスン電子が争った裁判で、

米カリフォルニア州の連邦地裁の陪審団は24日、サムスンがアップルの特許を侵害したとの評決を下した。

サムスンに約10億5千万ドル(約825億円)の賠償支払いを命じた。米メディアが一斉に伝えた。

 世界のスマートフォン市場で首位を走るサムスンの製品開発や販売戦略に打撃となりそうだ。

サムスンに基本ソフト(OS)を提供する米グーグルの陣営にも影響を与える可能性がある。

☆陪審団は一般のカリフォルニア州民から無作為で選ばれた陪審員によって構成されている。

控訴するにしてもアメリカ国内での裁判ではサムスンもしんどいのでは。

グーグルとどう組めるかによるのでは。

サムスンの独走にアメリカのアップルが法律を使ってストップをかけた??

 
 
大前研一は言う。尖閣諸島では中国と、沖縄ではアメリカと政府が密約をむすんでいる。
 

~大前研一ニュースの視点~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『 尖閣諸島とオスプレイ問題~前提となるファクトを考える 』
  
 尖閣諸島問題
 香港活動家らが魚釣島上陸

 オスプレイ
 オスプレイ配備は「死活的に重要」

 -------------------------------------------------------------
 ▼ 尖閣諸島については、中国との間に密約が存在する
 
沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島に15日、香港の活動家らが上陸し、沖縄県警と海上保安本部は不法入国、不法上陸の疑いで14人全員を

現行犯逮捕しました。

 17日の午後には全員が強制送還されました。
 
 また19日には日本人10人が上陸。

 周辺の海域で洋上慰霊祭を行なっていた団体のメンバーと見られています。

 政府の許可を得られていなかったことから、県警や海上保安庁が対応を検討しているとのことです。

 香港の活動家なる人物たちが、海上保安庁の目をかいくぐり、

どうして上陸することができたのか?海上保安庁は防ぐことが出来なかったのか?という点は、ニュースを見ているだけでは釈然としません。

 おそらく香港の活動家の背後には、どこぞのお偉いさんがいてお金を出しているのではないかと私は想像しています。

 日本政府の対応について、日本国民の中には「対応が甘い」「裁判にかけるべき」といった怒りの声もあるようですが、


 私は今回の政府の対応は正解だと思います。

 正確に言えば、この方法を取るしかないということです。

 尖閣諸島の最も大きな問題は、かつて自民党が中国と「密約」を結んでおり、それを国民はもちろん、

民主党の議員さえも知らされていなかったという点にあります。その密約の内容は以下の様なものだと言われています。

 ・中国は、実効支配の原則から尖閣諸島を日本領土として認める

 ・しかし一方で、中国も国内法では領土権を主張する

 以前、事情を知らない民主党の三輪氏が「国内法」として領土主張した際には、中国から「その点は妥協できない」と大きな反発がありましたが、当然のことなのです。

 活動家が尖閣諸島に上陸した際には、日本で裁判にかけるのではなく、逮捕して中国側に送り返すというのが、「密約」に従えば「正解」です。

 ゆえに、今回は中国政府も公式には大きく騒ぎ立てるようなことを
 していないのです。

 かつて私は日経BPに『「尖閣問題」の歴史を知らない民主党の罪』という記事を書きましたが、

まさにこのタイトルに問題の本質が凝縮されていると思います。
 
 -------------------------------------------------------------
 ▼ 沖縄県の「軍政」は未だに米軍に帰属しているという事実
  
 尖閣諸島問題と本質的に全く同じ問題を抱えているのが「オスプレイ」問題です。

 米海兵隊のエイモス司令官は16日、新型輸送機MV22オスプレイに関する声明を出し、安全性を強調した上で、

米国にとって日米安保条約の防衛義務を果たすために沖縄県宜野湾市の普天間飛行場にオスプレイを配備することは「死活的に重要だ」と訴えました。

 日本国民、特に沖縄県民の中にはオスプレイの配備に反対する人も
 多いと思いますが、実は「オスプレイは日本から要求して然るべきものであり、拒否するというのは考えられないもの」なのです。

 というのは、日本政府と米軍の間には日本国民には知らされていない「沖縄返還の条件」があり、オスプレイの配備など

「軍政」に関することは米軍の意向に従うのが約束だからです。

 『「民政」的には沖縄を返還するが、「軍政」的には現状(米軍)のまま』というのが、沖縄返還の条件だったのです。

 沖縄返還を実現したのは当時の自民党ですが、表では沖縄返還という大きな成果を発表しながら、裏では「軍政」は米軍のままという条件を日本国民に隠したのです。

 米軍が沖縄を「軍政」的には占領当時のまま利用するのは、この点から言えば、当然のことです。

 ベトナム戦争でも湾岸戦争でも、日本の国防に関係ない争いでも沖縄を利用しましたが、これも当たり前のことだと言えます。それが約束なのです。

 沖縄県知事がオスプレイの安全性について米軍に問い質したということですが、私に言わせれば、沖縄県知事ともあろう人が事情を知らずに何を言っているのかと思います。

 日本政府(国)が合意しているのですから、沖縄県知事にも「軍政」の権限はないのです。

 実は、このようなことは北方領土の問題にも当てはまります。

 かつて裏の事情を知らなかった前原氏に私が資料を見せて説明したところ、率直に驚いていました。

 結局、かつての自民党が国民に隠しながら裏で合意した内容があり、それらを知った上で外交に臨まなければ絶対に上手くいかないのです。

 北方領土に関して言えば、森喜朗元首相は歴史的な事情も知っていますし、その理解は非常に正確です。

 ロシアとの外交問題は、森氏に任せるのが正解でしょう。

 残念ながら、民主党には歴史的な事情を理解している人も少ないですし、外交センスもありません。

 尖閣諸島、沖縄、北方領土のいずれの問題にしても、民主党は自民党の力を借りなければまともに外交政策を進められないと私は思います。

==========================================================
  この大前研一のメッセージは8月19日にBBT757chで放映された  
  大前研一ライブの内容を抜粋・編集し、本メールマガジン向けに
  再構成しております。

☆当然ながら私にはこの話の裏を取ることは出来ない。結局は日頃の大前さんの言動から彼を信頼するかしないかに拠り所を求めるしかない。

この言で一つ納得出来ないのは、国の運営の連続性のことである。

大前氏は何の不思議もなく「結局、かつての自民党が国民に隠しながら裏で合意した内容があり、

それらを知った上で外交に臨まなければ絶対に上手くいかないのです。」と言っている。

隠したことを非難するのではなく、教えてもらえなかった方を彼は批判する。国家の国益を考えれば外交の連続性は保たれねばならないはずだ。

 新たに政権を取った民社党の大臣たちにも一切密約を秘匿した上で外務大臣を民社党員にやらせて、それですむのだろうか?

外務官僚への指示は時の政権ではなく、アメリカの国家機関であるとすれば、確かにそれで済むのかも知れない。

それが、唯一連続して前後を全て押さえている外務省の職業外交官が、密約を自分たちだけのモノにしていることに大前さんが一切触れていない理由かもしれない。

しかしそれはこの列島に住む人間の、それぞれの人生は彼の頭には全くないということだ。

 大前さんのキャリアからするとこの人も、宗主国アメリカの言い分を従属国の日本に広めるエージェントかも、

という見方が必要なのかと今回はじめて感じた。

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日本丸の船内見学@神戸港新港第一突堤、                   2013-06

2024年09月24日 | 神戸あちこち

日本丸の船内見学@神戸港新港第一突堤、2013-06

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〈総裁選前に初公開〉国民が政治家を見極めるための「“真正保守”政治家10カ条」《保阪正康氏が考案》

2024年09月24日 | SNS・既存メディアからの引用記事

(1)は、国外のウクライナ戦争にせよ、ガザ戦争にせよ、アメリカ大統領選にせよ、国内の裏金事件にせよ、時代がどう動くかについて、

歴史と同時代史を組み合わせ、過去、現在、未来を読み抜く目を持て、との意味になる。

(2)は、誰を理想の政治家と見て、そこから何を学ぶのかという問いでもある。原敬の政治力と、歴史に自らを刻む意志。

田中角栄の庶民性と、対米従属から脱却する志向。浅沼稲次郎の労働者性と、質素な生活。……直接の師でも、歴史上の存在でもいいが、

自分が目標とする政治家とその方向性を、自らの政治の一つの模範として持つべきであろう。

(3)は、甘い褒め言葉、巧みな誘導術などの話法を遠ざけ、誠実な語り口を身につけるべきということだ。

甘言、巧言は、結局のところ有権者からの信頼を失うし、汚職にもつながっていくものだ。

(4)であるが、誤りを教訓とする思考、行動は政治家の必須条件である。過去の戦争に始まり、政治の誤りを徹底して分析することが大切であろう。

かつて日本の政治はなぜ戦争を選択したのか? 軍の暴走とは何か? それを学ぼうとしない政治家は、政治家である資格がない。

池田政権における伊藤昌哉

(5)は、政治家の不安に寄り添い、有効な助言をするブレーンをいかに周囲に置けるかということになる。

  たとえば伊藤昌哉である。かつて伊藤は宏池会の舞台裏の立役者と言うべき人物だった。池田勇人首相の首席秘書官を務め、

池田の政敵である浅沼稲次郎社会党委員長が暗殺されたとき、語り草となるような追悼演説の原稿を書いて、それを読み上げた池田の存在感を大きくした。

その後、伊藤は大平正芳首相のブレーンにもなり、その権力者の孤独を全面的に受け止めて、大平は折に触れて伊藤の判断を仰いだ。

後藤田を師とした村山富市

 意外なケースでは、村山富市首相にとっての後藤田正晴がいる。村山は後藤田について、「所属する政党は違っても私にとって後藤田さんは、単に先輩というより、

師として仰ぐ大変心強い存在でした」(『私の後藤田正晴』、中曽根康弘/村山富市/岡本行夫ほか、講談社、2007年)と語っている。

阪神・淡路大震災の翌日、後藤田は村山に「地震は天災だが、これからは人災になる。しっかりやってくれ」と言い、村山はそれで災害対応へと性根を据えた。

憲法、日米安保、海外派兵などについても、後藤田は様々なアドバイスをしている。ブレーンは、必ずしもイデオロギー的立場を同じくする必要はないのである。

(6)は、周辺が身ぎれいか、政治資金の台帳は正確に記されているか、生活の幅にブレはないかなどを常に点検しなければならないということだ。

いまや政治家は、企業・個人からの政治資金と使途、秘書給与、事務所維持費、選挙経費など、政治活動にどれだけ金がかかるかを一人ひとり明確にすべきである。

それは私たちが政治家を見るときの重要な判断材料になるだろう。

(7)は、テレビの討論番組に出るべきだというような話ではない。有権者からの問いに誠実に答え、何度でも丹念に説明をすべきだ。

これは政治家の初歩的条件とも言える。

(8)は、「真正保守」には必ず求められる態度である。漸次の改革を行うためには、その前提として、伝統への敬意が必要なのだ。

そこから、もし捨てるべきものがあれば捨て、保守すべきは保守する政治が始まる。典故、先例を深く知ることは、庶民の暮らしに分け入り、その哀歓に触れることでもある。

(9)についてだが、本を読まない人には、いくつか特徴がある。話のなかで形容詞を多用する。物事を断定して、その理由や思考のプロセスを説明しない。

耳学問だから見識に深みがない。読書をしない人間は、「真正保守」の政治家にはなれないと言い切っていいであろう。

(10)であるが、氷山は9分の1だけが海面上に姿を出し、9分の8は海面下にある。身につけた知性、感性、人格の奥行きが、表に現れることを忘れてはならない。

 この十カ条を私に書かせたのは、歴史の教訓を政治の現場に伝えなければならないという危機感であるとも言える。

私たちが近現代史から学んだ教訓と知恵が失われていくことになっては、先達に申し訳が立たないと思うのである。

  引用元  こちら

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09月23日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年09月24日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文全文に飛びます。

 

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東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年08月24日(金)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2024年09月24日 | 東日本大震災ブログ
2012年08月24日(金)
 
「ジャーナリストの本来の姿」に関して
 

プロとしての誇り―ジャーナリストのディグニティを考える

一部引用・・

新聞でも放送でも出版でも、どこかの立派な会社に入り、そこでちゃんと仕事ができるようになれば、

プロの記者・編集者、一人前のジャーナリストになった、ということなのだろうか。

それはせいぜい、その会社の色に染まり、同僚、上役や、経営者ともうまく折り合って仕事ができるようになった、というだけのことではないのか。

本当にプロのジャーナリストといえるものは、どのメディアに雇用されていようが、あるいはフリーランスで活動していようが、

立場を超えて、自国のメディアやジャーナリズムの望ましいあり方、自分たちジャーナリストが築くべき国家または市民とのあいだの関係形成などについて、

共通した理解や信念をもつことができる人たちではないのか、という気がする。

そういう意識や理念を共有する職業世界の一員になれたという自負こそが、ジャーナリスト各人の集団的なアイデンティティ、

プロ意識をしっかりつくりあげるものなのではないか。

 これまで書いた私の体験談は自慢話ではない。ジャーナリストみずからが主人公となるべき「王国」(realm)のあり方、

それを自分たちでつくりあげ、統治していくための方途、この「王国」の存在をどうしたら世間が受け入れてくれるかの条件、

などについて考えさせられた体験的挿話を、少々紹介したまでだ。

そのような「王国」ができたら、そこに属することに由来する集団的アイデンティティは、ジャーナリストに固有の自尊、矜持をもたらすに違いない。

それらこそ、本物のディグニティ(dignity)というべきものであろう。英語では多分に、威厳と同義に解される向きがある言葉だ。

だが、語源となるラテン語の形容詞「dignus」には元来、“ほかのものにはない、そのものだけに備わるふさわしさ”という意味があることに、留意する必要がある。

既存メディアが伝統的な産業的システムを崩壊させつつあり、ジャーナリストの職業環境も激変の渦中にある今、

ジャーナリストがみずからのディグニティをどのように確立し、

それをいかにしてより強固なものに鍛え直していくかが重要な課題になっている、といえるように思える。

全文はこちら

 
 
デンプシー米国統合参謀本部議長がオスプレイの安全を保証
 

オスプレイ、人口密集地でも安全 米軍高官が強調
2012/08/24 07:57 【共同通信】

 【ワシントン共同】米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は23日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への配備が予定される

垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて「人口の多い地域の近くでも安全運用できると保証したい。日本の懸念を取り除くため力を尽くす」と強調した。

 訪米中の岩崎茂統合幕僚長と国防総省で会談後、記者団に語った。

デンプシー氏はオスプレイについて「次世代の輸送機であり、米軍の近代化にとって重要だ」と述べた。

☆そうですか。そうでしょうとも。

 
 
町の考えで「放射線健康管理手帳」を作り、町民に発送
 
放射線健康管理手帳の発送開始 浪江町、避難町民2万1千人分 
2012/08/23 09:29 福島民報

 浪江町は22日、町民の東京電力福島第一原発事故による被ばく線量や健康診断結果を記録する「放射線健康管理手帳」の発送を開始した。
 
昨年3月11日時点の町民で全国各地に避難している約2万1千人の元へ今月中に届けられる。

 手帳は町民の医療費無料化などを国に要望している町が、広島、長崎の原爆被爆者と同等の援護を受けるため被爆者健康手帳にならって独自に作った。

個人の事故発生時の避難場所などをはじめ、内部被ばく検査と放射線積算線量計の結果、通常の健康診断や、
 
がん検診の記録、診療記録、行動記録を書き込むようになっている。

 発送作業は二本松市の浪江町役場二本松事務所で行われた。職員が町民の避難先の名簿と手帳が入った封筒の宛名を照合し、最終確認した。
 
初日は5000件を発送した。

 作業に立ち会った馬場有町長は「放射線量の高い地域にいた町民の将来にわたる健康管理に役立つと期待している
 
放射能の影響は長期間を経て表れることが考えられ、日記をつけるように記録して万一の際の保障にしてほしい」と語った。

 町は健康管理手帳の説明会を9月以降、各地で催すことも計画している。

☆これまでの各種施策についての国との折衝体験から、どこの省の役人官僚に頼んでも放射線健康管理の具体化は前に進むことはないと判断した馬場有町長。

広島、長崎と同じ被害が発生したと絶対に認めたくない原子力ムラ総司令部から見ると、
 
馬場町長は国に歯向かう『国家の敵』『非国民』と弾劾したいところだ。
 
しかし3.11以降はそうはいかない。お上のいう事は話半分も聞かないように日本列島人は学習してしまった。

 だから浪江町の町民からみれば、この非常事態に馬場有という人間を町長に選んでいて本当に良かったと思っているだろう。

東京には政局バカの国会議員と大手新聞テレビ、既得権維持拡大を仕事と思っている官僚・役人しかいないが、
 
地方にはちゃんとした日本の役場と町長や村長と調査報道を使命とする新聞がまだ生き残っている。
 
 
 
中国からの黄砂にアレルギーを悪化させる物質が含まれる
 
黄砂でアレルギー悪化 飛来期に患者の2割、金大チーム
 
アレルギー症状の記録用用紙を準備する中西助教(右)と東助教=金大宝町キャンパス

 黄砂が飛来すると、鼻炎や気管支ぜんそくなどのアレルギー症状を持つ患者の2割が症状を悪化させたことが、22日までの金大の附属病院、
医薬保健研究域医学系の研究チームの臨床調査で分かった。

黄砂は動物実験でアレルギー症状を進行させる作用が指摘されているが、人体への影響を裏付ける実証データはほとんどなかった。研究チームはさらに因果関係を詳しく分析する調査を今秋から開始し、症状の軽減や予防法の開発につなげる。


 調査は附属病院耳鼻咽喉科、呼吸器内科と、医薬保健研究域医学系衛生学・公衆衛生学教室による研究チームが担当。

 研究チームが2011年1~6月に実施した調査では、附属病院に通う気管支ぜんそくなどの成人患者約100人に、
 
黄砂の飛来時期にくしゃみや鼻水が出た回数や鼻詰まりの度合いなどを、毎日記録してもらった。

 同時に宝町キャンパスに設置されている測定器で黄砂の量や成分を毎日測定し、両方のデータを合わせて人体にどのような影響があるかを検証。
 
その結果、黄砂が飛来した期間に約20人の症状が悪化したことが分かった。研究チームは「黄砂とアレルギー症状の関連を裏付ける結果」としている。

 ただ、データの数が少ないことから、研究チームはさらに調査を継続することを決めた。調査は昨年、春のみ行ったが、
 
黄砂が近年、春だけでなく秋にも飛来していることから、10月から調査を開始し、データを収集する。

 金大ではこれまで、理工研究域や薬学系を中心としたチームが黄砂の飛来が多い北陸の環境を生かし、
 
気球や航空機を利用した黄砂研究や環境中の化学物質の測定に取り組んできた。今回のアレルギーと黄砂の研究では
 
附属病院、医学系による研究チームが理工研究域、薬学系と連携して調査を進める。

 データの収集や分析に当たる金大附属病院耳鼻咽喉科の中西清香助教と、医薬保健研究域医学系環境生体分子応答学(衛生学)講座の東朋美助教は、
 
アレルギー性鼻炎に悩む人は国内で4割近くいると指摘し、「アレルギー症状と黄砂の因果関係がはっきりすれば、症状に応じた予防や治療の道が開ける」と話している。
 
 
 
核燃料サイクルに既に10兆円以上使い、結果でないがまだ続ける
 

「プルトニウム利用なければ」 「再処理せず」合意ほご
2012年8月24日 07時00分 東京新聞

東京電力福島第一原発事故の後、核燃料サイクル政策の選択肢を検討した原子力委員会の小委員会が、

当初、使用済み核燃料の再処理で出るプルトニウムを使う見通しが立たない場合、再処理しないことで合意していたのに、検討途中で合意をほごにしていたことが分かった。

事故の影響で、電力会社は原発でプルトニウム利用の計画を示せない状態。その現実を無視し、核燃サイクル維持の方向に議論を進めていた。

 プルトニウムは核兵器の材料となるため、国際的にもむやみに保有量を増やすことはできない。日本は現在、約二十六トンの核分裂性プルトニウムを保有している。

 疑念を持たれる状況を解消するため、小委の座長を務める鈴木達治郎原子力委委員長代理は、使う当てがなくても再処理を認めている現状を改善するため、

三月から核燃サイクルの選択肢の本格的な検討を始めた。

 当初、委員七人の合意事項として「再処理はプルトニウム利用計画に基づいてのみ実施する」との文言を検討資料に書き込み、

この合意を大前提に新たな原子力政策を練ることになっていた。四月下旬の小委会合では、鈴木氏が「利用計画がある場合に限り、再処理します。よろしいですね。

それは確実に書かせていただく」と了承も取っていた。

 だが、五月以降の小委の資料からは合意の文言は消された。

 本紙の取材に鈴木氏は、原子力委の近藤駿介委員長や推進派の小委委員らから反発があったことを明かした。

近藤氏からは「電力会社が『最後は必ず原発で使う』と約束すれば、いろんな理由の再処理があっていい」と、暗に現行施策の継続を求められたという。

 事実関係について、近藤氏は秘書を通じて「小委のことは鈴木氏に聞いてほしい」と答えた。鈴木氏は「座長として意見をまとめるためには仕方なかった」と話した。

 小委の検討結果を踏まえて六月に原子力委が政府のエネルギー・環境会議に示した最終報告書では、将来の原発比率を0%にしない限り、

青森県六ケ所村にある再処理工場は稼働させ、高速増殖炉の開発も基本的には続けることが記された。

 核燃サイクルには十兆円以上の巨費が投じられながら実現のめどは立たず、施設の維持だけでも年間一千億円単位の資金がかかる。

いずれも電気料金を通じた国民の負担だ。

 政府内では、意見聴取会などの結果を受けて、将来の原発比率についての検討が進んでいる。しかし、核燃サイクルは、ほとんど議論されていない。

 核燃サイクルをめぐっては、経済産業省資源エネルギー庁の原子力政策課長が昨年末、原子力委の近藤委員長に対し、

脱原発を検討しないよう文書で圧力をかけていたことも判明している。

<プルトニウム利用計画> 日本は「余分なプルトニウムを持たない」と国際公約し、原子力委は電気事業連合会に利用計画を公表させている。

1997年には、海外で再処理して出た分を、2010年までに全国16~18基の原発で使うと公表したが、達成率は2割程度。

05年からは日本原燃再処理工場(青森県)から出る分を、将来18基程度で使うと毎年3月に公表していたが、

福島第一原発事故で使う見通しが立たないため、昨年と今年は公表を見送った。

 
 
既に要介護の認知症にかかっている人が300万人を超える
 

要介護の認知症高齢者300万人超
8月24日 4時10分 NHKニュース

介護を必要とする認知症の高齢者の数が全国で300万人を超えたことが、厚生労働省の推計で分かりました。

前回、平成14年の推計より、およそ10年も早く300万人に達したことになり、国は、認知症対策の大幅な強化を迫られることになりました。

認知症は、アルツハイマー病や脳梗塞などが原因で脳の働きが悪くなり、記憶の障害や判断力の低下、はいかいなどを引き起こすもので、日本の高齢対策で最大の課題となっています。

厚生労働省は、10年前の平成14年、要介護認定を受けた人に占める認知症の人の割合から、介護を必要とする認知症の高齢者の数を推計しました。

その結果、平成22年に全国で208万人、平成27年に250万人、平成32年に289万人、平成37年に323万人と推計され、これに基づいて認知症対策を進めてきました。

その後、平均寿命が延びたことなどから、厚生労働省が改めて推計を行ったところ、認知症の高齢者の数は平成22年の時点で280万人と、

前回の推計の1.35倍に増えていたことが分かりました。すでにことしの時点で305万人に達し、前回の推計よりおよそ10年も早く300万人を超えたことになります。

さらに、5年後の平成29年には370万人、いわゆる団塊の世代が75歳以上になる平成37年には、400万人台に達する見通しです。

認知症の高齢者が、想定を大幅に上回るペースで増え続けていることから、国は、認知症対策の大幅な強化を迫られることになりました。

高齢対策に詳しい淑徳大学の結城康博准教授は「認知症の高齢者の急増に地域の取り組みが追いつかず、独り暮らしの人の認知症の発見が遅れることなどが懸念される。

これまでの対策を抜本的に見直し、専門家がもっと地域に出て早い段階から医療や介護のサービスにつなげる仕組みを作る必要がある」と話しています。

☆本人の尊厳を認めて周囲が看護する。言うは易しく行いはこんなに難しいことはないのが認知症だ。

医療技術の進化で人はますます長生きになる。つい30年ほど前までは認知症になる前に死んでいた人が多かった。永久に満点の解決策はない課題だ。

 
 
原発再稼動の本質 
 

August
2012年08月15日 09:59
猛暑の夏に原発再稼動を考える

一部引用・・

2.原発コストは安いのか?

原発のコストは安い、原発がないと日本経済はダメになるという情報操作が行われてきました。

しかし、原発は安全投資をせず、減価償却もしないで老朽原発を動かせば動かすほど、原発コストは安くなるだけの話です。

従来、電力会社はそうしてきたからこそ原発で利益を上げることができたのです。福島原発事故を2度と起こさないように、

安全基準を一層高めていけば、もはや原発は採算をとれません。

それは、原発について無限責任の民間損害賠償保険が成り立たないことにも現れています。

言うまでもなく、地震多発国において、安全投資のコストの削減は危険性の増加を意味します。

実際、その利益優先の姿勢ゆえに、原発の安全性が軽視されてきました。福島第1原発事故も、その一つの帰結なのです。

さらに問題なのは、福島第1原発事故以降、被害対策費用を削減すればするほど、原発コストが安くなる関係にあることです。

現在、シミュレーションで原発コストを計算するやり方を採用していますが、

この方式では賠償費用が膨らめば膨らむほど、原発コストに上乗せされていきます。

逆に言うと、福島を見殺しにすれなするほど、原発のコストは安くなるという関係にあります。

全文はこちら

その2はこちら

 
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