三位一体節後第12日曜日にきくのは、ベルナルダ・フィンク、ぺトラ・ミュレヤンス(ヴァイオリンと指揮)とフライブルク・バロック・オーケストラによる「霊と心は驚き惑」(2008年録音)です。このBWV35は1726年9月8日に初演された、2部全7曲からなるアルト独唱のためのカンタータ。第1部は「コンチェルト」、第2部は「シンフォニア・プレスト」にそれぞれ導かれ、ほかの曲はアリアとレチタティーヴォのみです。第1曲と第5曲、そして第2曲アリアをもとに、断片で伝承されているニ短調のチェンバロ協奏曲(BWV1059)が再構成され、録音もよくされています。
CD : HMC 902016(harmonia mundi)