三位一体節後第25日曜日にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによる「汝らに怖ろしき終わり熟しつつあり」(ERATO 2564 61402-2)です。このBWV90は1723年11月14日に初演されたカンタータ。アリア、レチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、コラールという5曲構成で、トランペット、ヴァイオリン2部、ビオラ、通奏低音という室内楽的な編成です。ヴェルナーたちの録音(1963年)は3人の独唱者に、プフォルツハイム室内管弦楽団、ハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団がくわわってのもの。なお、第3曲のアリア(バス)のトランペットは名手モーリス・アンドレが担当しています。