三位一体節後第20日曜日の早朝にきくのは、パトリック・コーエン・アケニーヌたちによる「われは行きて汝をこがれ求む」(BWV49)です。この曲が収録されているのは「Concerto in dialogo」と題されたCD。ここでの「Concerto」はもちろん協奏曲のことではなく、いわゆる教会カンタータのことで、対話形式によるカンタータという意味です。したがって、BWV49はソプラノとバスの対話によって進められ、全6曲中、いわゆる合唱曲はありません。独唱者は、ソプラノがサロメ・アレール、バスがステファン・マクラウド。華麗なオルガンはフランソワ・サンティヴが弾いています。オーケストラはレ・フォリー・フランセーズで、2007年の録音です。
CD : CYP 1652(Cypres)