これから楽しむのは、トリオ・ツィンマーマンによる「ゴルトベルク変奏曲」(BIS Records BIS-2347)です。トリオ・ツィンマーマン(2007年結成)は、フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)、アントワーヌ・タメスティ(ヴィオラ)、クリスチャン・ポルテラ(チェロ)による、弦楽三重奏団。これまでもこのブログでは、ミッシャ・マイスキーたち、マグダレーナ・クリング・フェンダーたち、そしてラ・コンパニー・ポシェットによる、弦楽三重奏編曲の「ゴルトベルク変奏曲」をきいており、そのいずれの編曲も、ドミトリー・シトコヴェツキーでした。この録音の編曲はというと、トリオ・ツィンマーマンの3人によっており、独自路線での演奏となっています。なお、3人の楽器はどれもストラディヴァリウスで、これもこの録音(2017年と2018年)の楽しみのひとつでしょう。