食事をとるのが遅れたので、いまごろ昼食休憩。この時間にバッハをきこうと思い、なににしようかと。そういえば、先週の日曜日、復活節前第3日曜日のためのBWV54をきこうと思っていて忘れたので、1週遅れですが、今日はこのアルトのためのカンタータをきくことにします。
このBWV54の第1曲は、演奏者によってテンポ差が大きく、解釈がずいぶんちがいます。遅いテンポの代表は、キングとボウマンによる演奏で、なんと10分11秒。ガーデイナーとシュトゥッツマンは7分54秒。速いテンポでは、鈴木と米良の6分4秒、トーマスとミンターの6分8秒など。
どうしてこれほどの差になるのか、とくにキングにはきいてみたい気がします。そうしたなか、今日きくのは、中庸のテンポのコープマンとショルの演奏(6分51秒)です。ちなみに、グールドがピアノを弾きながら指揮したオバーリンとの演奏も、9分弱のかなり遅いテンポでした。
[追記]演奏時間の比較で紹介したCDの番号を、以下に記載しておきます。
- キング Meridian CDE 84138(キングとボウマンによるHyperion CDA 66326の第1曲は8分21秒)
- ガーディナー SDG SDG 118
- 鈴木 BIS Records BIS-CD-791
- トーマス KOCH 3-7138-2H1
CD : WPCS-4994/6(ワーナーミュージック・ジャパン)