毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昼食休憩の深刻シリーズ、今日は昨日に続き受難曲。今日きくのは、スカルラッティの「ヨハネ受難曲」。歌詞はラテン語の聖書からとられていて、バッハの受難曲のような自由詩などは含まれません。演奏はバーゼル・スコラ・カントールムによる1981年の録音(テイチクレコード 38CT-22)。ルネ・ヤーコプスがテスト(福音史家)を歌っていて、宍戸俊子と今村泰典の2人の日本人が参加しています。なおこのCDは、「ドイツ・ハルモニア・ムンディ創立50周年記念リリース(8) ドイツ・ハルモニア・ムンディ名盤撰50」で限定再発売(5月21日)の予定。

38CT-22

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さきほどから雨音をききながら、コーヒーで休憩中。今夜もこの休憩時間に、受難節のためのオルガン・コラールをきくことにします。きくのは、「オルガン小曲集」から「われらに救いを賜うキリストは」。演奏はヴァインベルガーです。

CD : 999652-2(cpo)

999652-2

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今日のお昼休みも、いまの時節にあわせたちょっと深刻な曲をききます。きくのは、モンテヴェルディと同年生まれのドイツの作曲家、クリストフ・デマンティウスの「ヨハネ受難曲」(ドイツ語)。バッハ以前の受難曲をきくなら、ふつうシュッツなのでしょうが、デマンティウスを選んだのは、演奏時間が17分あまりと短いため。演奏はラプレニとアンサンブル・ヴォーカル・サジタリウス(ERATO 2292-45463-2)。受難の物語が、全編にわたり合唱で淡々と歌われます。

2292-45463-2

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日付が替わったところで、今夜もちょっと休憩。このところ冷えこみもないので、外気を吸いに部屋をでてみると、夜空に星はなく、いまにも雨が降ってきそうです。天気がもう少しよければ、外でコーヒーでもと思っていたのですが、それはあきらめて、いつものようにバッハをきくことに。今夜きくのは、ヴァインベルガーの演奏で、受難節のためのオルガン・コラール「キリスト、汝 神の小羊」(「オルガン小曲集」)。

CD : 999652-2(cpo)

999652-2

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今日のお昼休みは、いまの時節にあわせ、ちょっと深刻な曲をきいてすごします。きくのは、ヴィヴァルディとほぼ同時代を生きた、アントーニオ・ロッティの「クルチフィクスス(十字架につけられ)」で、演奏はパロットとタヴァナーズ(EMI CDC 7 54117 2)。

「ヴェネツィアの教会音楽」と題されたこのCDには、ロッティの6声と10声の「クルチフィクスス」が収録されていて、どちらの曲も、テオルボとオルガンに、パート1人による合唱で歌われます。なお、バッハはロッティのミサ曲を筆写し、所蔵していました。

CDC 7 54117 2

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この時間帯にしてはめずらしく、仕事以外ですごしています。あちこちで迷惑なコメントをしたり、本を読んだり、と。ただ、やっていることは変わっても、コーヒーにバッハはいつもどおり。今夜は、「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」から、お気に入りのひとつ、ヘ短調の第12番を、レヴィンのフォルテピアノでききます。

CD : CD92.117(Hänssler CLASSIC)

CD92.117

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さきほど、「バッハの無伴奏ヴァイオリンおよびチェロのための作品/ライジンガー/バッハ全集13巻より」(西部戦線異状なし)という記事にコメントをつけていてわかったのですが、アーノンクールによる「ミサ曲 ロ短調 BWV232」の記念碑的な録音から、今年で40年だということ。

この40年で、ロ短調ミサ曲に、30超にもなるピリオド楽器による録音が生まれるとは、まったく予想だにしていませんでした。これだけの数になると、演奏も多彩すぎて、コメントでもそうでしたが、どれをよい演奏といっていいいのやら。好きな演奏はあっても、いまでもふらふらしています。

コメントのほうも、ふらふらのあげく、いいかげんな感じになってしまったので、ここは原点にかえって、アーノンクールの「『ロ短調ミサ』の演奏の歴史」(『音楽は対話である』アカデミア・ミュージック)でも読んでみましょう。時間があれば、アーノンクールの音のほうも、きいてみることにします。



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外出から帰宅して、ちょっと遅めの昼食。これからまた外出ですが、その前にバッハを1曲。きくのは「オルガン小曲集」から、受難節のための「おお、神の小羊、罪なくして」。演奏は、ヴァインベルガーです。

CD : 999652-2(cpo)

999652-2

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OVPPとは、One Voice Per Partの頭字語で、バッハの合唱曲のパートを、1人で歌うことをしめす近年の造語です(1990年代から使いはじめられるようになりました)。ちなみに、今日きいた「輝く曙の明星のいと美わしきかな」の演奏もOVPPによるバッハです。

OVPPの嚆矢は、リフキンによる「ミサ曲 ロ短調 BWV232」(ノンサッチ)の録音。以後、リフキンの一連のカンタータ録音(オワゾリール)、パロットの第4稿による「ヨハネ受難曲 BWV245」(EMI)の録音などが、初期のOVPP演奏例です(レーベル名はすべて初出のそれ)。

ただ、追従する指揮者や演奏家は少なく、OVPPはごく一部の例外的な演奏でした。ところが、このところOVPPによる演奏が急速に増えてきて、マクリーシュ、クイケン、ピエルロ、パーセル・クァルテット、ミルンズ、ユングヘーネル、マロンといった多彩な演奏家が、OVPPでバッハを録音。

国内のコンサートでも、渡邊順生とザ・バロック・バンドや、バッハ・コンチェルティーノ大阪など、OVPPによる演奏をきくことができるようになりました。個人的には、パート1人の演奏は好きなので、まずはうれしい限りです。

もちろん、OVPPがバッハの合唱曲に常時適用できるかなど、まだまだ考慮すべき問題がのこっていると思います。OVPPがバッハの日常に近いものだったとしても、演奏はやはり多彩であってほしいというのが、一愛好家の願いです。

[訂正]OVPPの初期の録音として、パロットの第4稿による「ヨハネ受難曲 BWV245」(EMI)をあげましたが、これは「マニフィカート」(EMI)の誤りでした。



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昨日の予告どおり、今日は受胎告知の祝日(3月25日)のためのコラール・カンタータ、「輝く曙の明星のいと美わしきかな」をききます。演奏は、パート1人の重唱編成によるミルンズたちによるもの。このBWV1が収録されているCDには、BWV147、BWV82もおさめられています。

CD : SACD22402(ATMA Classique)

SACD22402

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以前紹介した「ヨハン・ゼバスティアン・バッハの生涯」の「第二章 職業音楽家としての第一歩」が上梓されました。アルンシュタットとミュールハウゼン時代のバッハの伝記がくわしく解説されています。



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3月16日は棕櫚の日曜日で、明日はヴァイマールで作曲されたカンタータ、「天の王よ、汝を迎えまつらん」でもきこうかと。ところが、今年の復活節第1日は3月23日ときわめて早く、その第3日が受胎告知の祝日(3月25日)とかさなってしまうので、明日は受胎告知の祝日のためのカンタータ、「輝く曙の明星のいと美わしきかな」をくりあげてきくことに。そこで、今日はヴァインベルガーの演奏で、同名のオルガン・コラールをきくことにします。予定していた「天の王よ、汝を迎えまつらん」は、来年きくことにします。このブログが続いていたなら、ですが……。

CD : 999654-2(cpo)

999654-2

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午前の仕事が早めにおわったので、いまから昼食休憩にします。昼食には少し早いので、バッハをきいてから食事をとることにします。きくのは、順番にきいている「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」から、ヘ長調の第11番。演奏は、レヴィンのクラヴィコード。

CD : CD92.117(Hänssler CLASSIC)

CD92.117

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午前中の仕事が予想外に早くおわり、お昼前に帰宅できました。昼食もすませ、いまから15時までまとまった時間がとれるので、聖週間にはまだ早いのですが、この時間にラッススの「聖ペテロの涙」をきこうと思います。

「聖ペテロの涙」は、オルランドゥス・ラッスス(オルランド・ディ・ラッソ)の遺作で、ペテロ(ペトロ)の否認をもとにしたルイージ・タンシッロの詩に作曲した、20曲の宗教的マドリカーレと1曲のモテトゥスからなる曲集。

この曲集を、今日はファン・ネーヴェルとウエルガス・アンサンブルの演奏(SONY CLASSICAL SRCR 9430)でききます。その演奏は、曲によってさまざまな編成をとり、器楽と声楽を多彩に組みあわせたものになっています。

ついでながら、タンシッロの詩は1277節からなる長大なもの(ラッススはそのなかから20節を選んで作曲)。新プラトン学派の主題「まなざし」が、聖俗とりまぜてとりあげられ、「眼」のたとえが頻繁にみられます。

SRCR 9430

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休憩中、なにげなくテレビ番組表をみていたら、0時55分から、映画「ソラリス」が放映されることがわかりました(ジョージ・クルーニー主演のリメイクの「ソラリス」)。「ソラリス」ときくと、最初に思いだすのは元になった「惑星ソラリス」のほう。「惑星ソラリス」では、「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」(「オルガン小曲集」)が電子音楽として流されて、とても印象的でした。

「ソラリス」は、レンタルしてみたことがあり、時間もないので今日はパス。ですが、せっかくなので、「われ汝に呼ばわる……」だけでもきいておこうと思います。だれの演奏にしようか、ちょっと迷ったのですが、以前、「(レグレンツィの主題による)フーガ ハ短調 BWV574」の1曲だけきいたヴァインベルガーのCDに、この曲も収録されているので、その演奏を選びました。

CD : 999653-2(cpo)

999653-2

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