毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日もきくのは「音楽の捧げもの」。これからきくアンサンブル・アンフィオンのCDは、1994年に録音されたもの。ゼウスの子アンフィオン(アムピーオーン)の名を冠したアンサンブルには、赤津眞言(ヴァイオリン)、近藤倫代(ヴァイオリン)、森川麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)が参加(石をも動かす演奏家になってほしいもの)しています。曲順は、旧全集どおりで、リチェルカーレは3声も6声も、ピーテル・ヤン・ベルダーのチェンバロ独奏です。なお、このCDには、BWV1038が併録されています。

CD : WVH162(Erasmus Muziek Producties)

WVH162

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昨日は黄砂の影響さえ無視すれば、おだやかなよい天気だったのですが、今日は朝から曇天でうす暗く、すっきりしません。さて、これからきくのは、ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツたちによる「音楽の捧げもの」です。このCDは1999年に録音されたもので、このブログですでに、BWV1072~1078、BWV1086、BWV1087をきいていいます。昨日きいたコンセール・デ・ナシオンの、凝った演奏とはちがい、ゴルツ、ベーリンガーたち(フライブルク・バロック・オーケストラのメンバーといっていいかも)は旧全集どおりの曲順で演奏しています。

おもしろいのは、3声のリチェルカーレとトリオ・ソナタで、チェンバロではなくフォルテピアノで演奏しているところ。3声のリチェルカーレは楽器指定がありませんが、バッハがジルバーマンのフォルテピアノで即興演奏した曲とされるため、フォルテピアノを選択したのでしょう。また、当世的ともいえるトリオ・ソナタは、バッハがベルリンでの様式を意識したものといえ、やはりフォルテピアノでの演奏がふさわしい、と考えたものとみられます。なお、ここでのフォルテピアノは、ざんねんながらジルバーマンのそれではなく、シュタインの複製です。

CD : CD92.133(Hänssler CLASSIC)

CD92.133

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これからきくのは、コンセール・デ・ナシオンによる「音楽の捧げもの」。1999年11月、2000年4月に録音されたもので、サヴァールをはじめ、アンタイ兄弟、コクセたちが参加しています。このCDでは、まず王の主題がマルク・アンタイのフルートで演奏され、続いて3声のリチェルカーレがはじまります。2声の反行の拡大によるカノンと2声の謎カノンは二通りの解決がなされており、また、6声のリチェルカーレは、ピエール・アンタイのチェンバロ独奏のほかに、アンサンブルによる演奏がCDの最後に収められています。

CD : AV 9817(ALIA VOX)

AV 9817

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これからきくのは、カンタータ「この同じ安息日の夕べ」。カンタータをきくのはほぼ1カ月ぶりで、このBWV42は、復活節後第1日曜日(1725年4月8日初演)のためのカンタータです。復活節第1日から第3日までの、カンタータ連続演奏のあとということもあってか、合唱の負担のすくない楽曲構成。第1曲シンフォニアは、管弦楽組曲のCDなどに、しばしば単独で収録されることもある、明朗で美しい器楽曲です。

CD : CC 72214(Challenge Classics)

CC 72214

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