遠くの台風の影響なのか、このところ一日中風が強く吹いて、この時期としてはずごしやすくなっています。とくに夜中は秋口の気配すら感じられ、音楽がすすみます。このまま秋になってくれればよいのですが。さて、これからきくのは、トン・コープマンたちによるカンタータ「われいかで世のことを問わん」です。このBWV94は、1724年8月6日(三位一体節後第9日曜日)に初演された、いわゆるコラール・カンタータ。第1曲のコラール合唱、第4曲のアリアでは、技巧のらされたフルートをきくことができます。コープマンの録音でのフルートは、名手ウィルベルト・ハーゼルゼットです。
CD : CC 72211(Challenge Classics)