毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




顕現節後第2日曜日にきくのは、鈴木雅明たちによる「わがため息、わが涙は」。このBWV13(1726年1月20日初演)は全6曲からなるカンタータで、自筆譜冒頭には、「JJ」(Jesu juva イエスよ、助けたまえ)、用途、に続き、いわゆる教会カンタータの伝統的な名称である「Concerto da chiesa」(教会コンチェルト)の表記がみられます。構成は、アリア、レチタティーヴォ、そしてコラールがそれぞれ2曲ずつで、いわゆる合唱(録音では独唱者をふくむ12名の合唱)は第6曲のコラールのみです。

CD : BIS-SACD-1711(BIS Records)

BIS-SACD-1711

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これからきくのは、昨日まできいていたフルートつながりで、アンドラーシュ・シフ(ピアノと指揮)たちによる三重協奏曲(DECCA 478 2363)。フルートはオーレル・ニコレなので、ずいぶん遠いフルートつながりですが、これはこれで真摯な演奏で、じゅうぶん楽しめます。独奏者は、シフ、ニコレのほか、ヴァイオリンがシフの妻の塩川悠子。オーケストラはヨーロッパ室内管弦楽団で、録音は1993年です。

478 2363

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今週きいているのは、レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアンによるフルート・ソナタ。フランソワ・ラザレヴィチ(フルート)たちの演奏に酔わされてきましたが、それもこれからきくイ長調(BWV1032)のソナタで最後となります。演奏は、ラザレヴィチとジャン・ロンドーのチェンバロ。使用楽器は、フルートがアラン・ウェーメルス(ジャン・ヒュサント・ロッテンブルグによる)の2010年製で、チェンバロがユルゲン・アンマー(テューリンゲン地方の製作者による)の2013年製です。

CD : Alpha 186(Alpha)

Alpha 186

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京都市内は朝から雨で、真昼だというのに、もう夕方のような感じ。雨脚も繁く、外出するにも億劫になる天気です。さて、レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアンによるフルート・ソナタ、これからきくのはイ短調のパルティータです。このBWV1013は無伴奏なので、演奏はフランソワ・ラザレヴィチ(フルート)のフルート独奏ということになります。使用楽器は、ジャン・ヒュサント・ロッテンブルグによる、アラン・ウェーメルスの2010年製です。

CD : Alpha 186(Alpha)

Alpha 186

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レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアンの演奏できいているフルート・ソナタ。2013年録音のアルバムに収録された、バッハの真作とされるソナタを、月曜日から収録順に楽しんでおり、これからきくのはホ長調のフルートと通奏低音のためのソナタ(BWV1035)です。演奏は、フランソワ・ラザレヴィチ(フルート)と、通奏低音のジャン・ロンドー(チェンバロ)、リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)。なかでも、ラザレヴィチのフルートはじつに闊達で美しく、ミシェル・ブラヴェ、ジャック・オトテールもかくや、と思わせてくれます。

CD : Alpha 186(Alpha)

Alpha 186

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昨日からききはじめた、レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアンによるフルート・ソナタ。2013年に録音されたアルバムには、バッハの真作とされるBWV1030、BWV1034、BWV1035、BWV1013、BWV1032が収録されています。今週はこれを収録順に楽しんでおり、今日きくのはBWV1034。演奏するのは、フランソワ・ラザレヴィチ(フルート)、通奏低音のジャン・ロンドー(チェンバロ)、リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、トーマス・ダンフォード(アーチリュート)です。

CD : Alpha 186(Alpha)

Alpha 186

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今週きいていくのは、レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアンによるフルート・ソナタの録音(2013年)。アルバムに収録されているのは、バッハの真作と確実視されているソナタのみで、収録順でいうと、BWV1030、BWV1034、BWV1035、BWV1013、BWV1032です。つまり、真作性の疑義が提起されている、BWV1020、BWV1031、BWV1033は収録されていません。未収録のソナタにも美しいものがあるのでちょっとざんねんですが、ともかく、収録されたソナタを順に楽しむこととし、今日きくのはBWV1030です。演奏は、フルートがフランソワ・ラザレヴィチ、チェンバロはジャン・ロンドーです。

CD : Alpha 186(Alpha)

Alpha 186

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顕現節後第1日曜日にきくのは、マルセル・ポンセールとイル・ガルデリーノによる、カンタータ「いと尊きイエス、わが憧れよ」です。このBWV32(1726年1月13日初演)は、「魂とイエスの霊的な二重唱として構成された作品」(『バッハ事典』)。全6曲は、二重唱をふくむアリアとレチタティーヴォ、そしてコラールで構成され、いわゆる合唱は第6曲のコラールのみです。そういうこともあってか、ポンセールたちはOVPPによって演奏してます。

CD : Passacaille 956(Passacaille)

Passacaille 956

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番号順にきいてきたダニエル・ミュラー=ショットとアンジェラ・ヒューイットによるガンバ・ソナタ(ORFEO C 693 071 A)、これからきくのは最後の第3番です。ミュラー=ショットとヒューイットの演奏は、なかなか楽しめるものですが、やはりチェロとピアノという編成だと、オリジナルのもつ渋味が失われてしまいます。この第3番では、二人のすぐれた奏者をもってしてもハリがありすぎ、音楽が元気よすぎです。

C 693 071 A

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昨日からききはじめた、ダニエル・ミュラー=ショットとアンジェラ・ヒューイットによるガンバ・ソナタ(ORFEO C 693 071 A)、今日きくのはその第2番です。ただし、ガンバ・ソナタとはいうものの、ミュラー=ショットはチェロ、ヒューイットはピアノなので、じっさいはチェロ・ソナタということになります。ミュラー=ショット(1976年生)のチェロをきくのはこれがはじめてですが、ピリオド楽器による演奏もよく研究しているようで、ビブラートもかなりおさえられています。しかしチェロらしく表情は豊かで、ヒューイットのピアノともども生彩があります。

C 693 071 A

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今日から3日にわたって楽しむのは、ダニエル・ミュラー=ショットとアンジェラ・ヒューイットによるガンバ・ソナタ(ORFEO C 693 071 A)。といっても、ミュラー=ショットはチェロで、ヒューイットはピアノ。したがって、実質的にはチェロとピアノのためのソナタということになります。昨年の10月には、グレン・グールドとレナード・ローズによる同ソナタ(1973年録音)を楽しみましたが、それとコンセプトはいっしょです。もちろん、録音は2006年なので、40年をこえる年月のギャップがあるわけです。

C 693 071 A

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カンタータをのぞけば、年のはじめに楽しんだことになるフライブルク・バロック・オーケストラの管弦楽組曲。2011年に録音されたCDから、第4番、第2番、第1番と収録順にきいてきて、今日は最後の第3番(BWV1068)です。とくに凝った演奏というわけではありませんが、精度の高いアンサンブルで楽しませてくれます。エールもじつに美しい演奏です。

CD : HMC 902113.14(harmonia mundi)

HMC 902113.14

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顕現節(1月6日)にきくのは、トン・コープマンたちによるカンタータ「いと尊きインマヌエル、虔(ただ)しき者らを率いたもう君侯(きみ)」。このBWV123(全6曲)は1725年1月6日に初演、コラール合唱にはじまり、コラールでおわる、いわゆるコラール・カンタータに属します。第5曲のバスのアリアでは、技巧的なフルートがアリアを彩りますが、これを吹くのは名手ウィルベルト・ハーゼルゼットです。

CD : CC 72214(Challenge Classics)

CC 72214

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午前中、東山界隈をうろうろしていたのですが、さすがの雪もほとんどとけて、もうふつうに歩くことができるようになっていました。それでも、京都市内ではひさしぶりだった大雪の名残がまだところどころにあり、歩道のすみに雪がのこっていたりしています。さて、フライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)による管弦楽組曲、昨日はカンタータで休みましたが、今日は収録順どおりハ長調の第1番を楽しみます。FBOの録音(2011年)は、キレがあると同時にピリオド楽器演奏の熟成を感じさせる質の高いもので、これまでの第4番も第2番もとても楽しめました。

CD : HMC 902113.14(harmonia mundi)

HMC 902113.14

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新年後第1日曜日にきくのは、ガーディナーたちによるカンタータ「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」(全9曲)です。めずらしくも4声体のコラールではじまるカンタータで、バッハの現存するカンタータではこのBWV153だけです。そのため、なんだかとちゅうからききはじめた感覚になってしまいます。ちなみに、第9曲も4声体のコラールですが、こちらはなじんだ構成で安心します。

CD : SDG 150(SDG)

SDG 150

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