今週からしばらくのあいだ楽しむのは、ヤロスラフ・トゥーマによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」です。トゥーマは、1956年生まれのチェコの鍵盤楽器奏者。クラヴィコードでのバッハに積極的にとりくんでいる奏者で、このブログでも、2011年6月15日から18日にかけて、クラヴィコードによる4曲のデュエットを紹介しました。今日の第1番(BWV846)からきいていく「平均律」の第1巻も、クラヴィコードによる演奏で、2000年の録音。使用楽器は、マルティン・カーテルの1999年製(1761年ごろのダーヴィト・タンネンベルクの手稿による)です。
CD : F10165(ARTA Records)