毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




秋らしい好天の続く中、昨日からききはじめたのは、ヤロスラフ・トゥーマによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。トゥーマの「平均律」は、全曲をクラヴィコードで弾いたもので、今日これから楽しむのはその第2番(BWV847)です。録音は2000年(初出はスプラフォンから)。使用楽器は、マルティン・カーテルの1999年製のクラヴィコード(1761年ごろのダーヴィト・タンネンベルクの手稿による)です。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

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今週からしばらくのあいだ楽しむのは、ヤロスラフ・トゥーマによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」です。トゥーマは、1956年生まれのチェコの鍵盤楽器奏者。クラヴィコードでのバッハに積極的にとりくんでいる奏者で、このブログでも、2011年6月15日から18日にかけて、クラヴィコードによる4曲のデュエットを紹介しました。今日の第1番(BWV846)からきいていく「平均律」の第1巻も、クラヴィコードによる演奏で、2000年の録音。使用楽器は、マルティン・カーテルの1999年製(1761年ごろのダーヴィト・タンネンベルクの手稿による)です。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

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三位一体節後第18日曜日にきくのは、先週に楽しんだチェンバロ協奏曲つながりで、昨年に続き「神のみにわが心を捧げん」(全7曲)。昨年はジョン・エリオット・ガーディナーたちによるたちの録音でききましたが、今年きくのは、アンドレアス・ショル(カウンターテナー)とバーゼル室内管弦楽団の録音(2011年)です。オルガン協奏曲のようなシンフォニアと第5曲のアリアは、失われた協奏曲(のちにBWV1053に編曲されました)にもとづく音楽。独唱のショルはさすがといえる力強い美声で、もはや大御所といってもよい風格があります(といっても1967年生まれなのですが)。なお、終曲のコラールはショルをふくめたOVPPで、そこにJunko Takamayaと記されているソプラノは、Junko Takayama(高山潤子)のまちがいだと思うのですが。

CD : 478 2733(DECCA)

478 2733

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アリーナ・イブラギモヴァアルカンジェロが共演し、2014年に録音されたアルバム。今週は、これにおさめられたバッハのヴァイオリン協奏曲を収録順に楽しんできました。最後にきくのは、雄渾なニ短調の協奏曲。これはチェンバロ協奏曲第1番(BWV1052)から再構成されたものです。このBWV1052にかぎらず、イブラギモヴァの演奏における特長は、多彩なアーティキュレーションによるニュアンスの豊かさ。その上、テクニックもすぐれ、当時のヴィルトゥオーゾもかくや、と思わせる名技を披露してくれています。

CD : CDA68068(hyperion)

CDA68068

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アリーナ・イブラギモヴァアルカンジェロによるヴァイオリン協奏曲。これからきくのは、ヘ短調のチェンバロ協奏曲(BWV1056)を再構成したト短調の協奏曲です。BWV1056は、ヴァイオリン、あるいはオーボエ協奏曲として復元され、よく録音されている人気の協奏曲。このブログでも、ジョルジョ・サッソ、ユリア・シュレーダー、レイチェル・ポッジャー、ファビオ・ビオンディ(以上ヴァイオリン協奏曲版)、ゴンサロ・ルイス(オーボエ協奏曲版)の演奏を楽しんでいます。

CD : CDA68068(hyperion)

CDA68068

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本日入手した寺西肇著の『古楽再入門』(春秋社)。まだ目次をみて、興味のあるところを読んだだけですが、ジャーナリストらしい切り口のおもしろそうな本です。ちょっと目をとおした「第3章 古楽器とは何か」では、復興楽器であるヴィオロンチェッロ・ダ・スパラ(ヴィオロンチェロ・ダスパラ)も、3頁ばかりとりあげられていますね。ただ、同章では楽器によって、記述に濃淡があるように感じました。ヴァイオリンでは、構えの問題をふくめ、紙幅をかなりとっていますが、ホルンでは、とりあげてほしかったコルノ・ダ・ティラルシ(スライド・ホルン)についての記述はありません。問題になるのがバッハぐらいなので、割愛ということなのかもしれません。また、得手不得手もあるので、くわしいことは参考文献でということなのでしょう。

寺西肇『古楽再入門』

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今週は、アリーナ・イブラギモヴァアルカンジェロが2014年に録音されたアルバムから、ヴァイオリン協奏曲を収録順に楽しんでおり、一昨々日には第1番、昨日には第2番、とオリジナルの協奏曲をきいてきました。今日からは、チェンバロ協奏曲からの再構成されたヴァイオリン協奏曲となり、まずきくのはチェンバロ協奏曲第4番を再構築した協奏曲です。同第4番は、一般的にはオーボエ・ダモーレ協奏曲として再構成されるのですが、ヴァイオリン独奏用というのはめずらしい再構成といえます。

CD : CDA68068(hyperion)

CDA68068

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