毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これから楽しむのは、ラン・ランによる「ゴルトベルク変奏曲」(Deutsche Grammophon 0028948189717)。某国民的アイドル・グループの販売戦略を思わせる、さまざまなバージョンでのCDが発売されていますが、ここできくのは2020年3月に、ベルリン、イエス・キリスト教会で録音された演奏です。まずは半分、つまりアリアから第15変奏までを、のこり第16変奏からアリアは後刻楽しむ予定。ちらっときいた感じでは、研究にもとづいた自由闊達さがある、楽しめそうな「ゴルトベルク変奏曲」です。

0028948189717

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復活節前第7日曜日(四旬節前日曜日)にきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「イエス十二弟子を召し寄せて」(BWV22)です。このカンタータは、「汝まことの神にしてダヴィデの子よ」(BWV23)とともに、バッハのトマス・カントル採用試験として、1723年2月7日に初演されたカンタータ。アリアと合唱にはじまり、アリア、レチタティーヴォ、アリア、コラールと続く、全5曲からなっています。独唱はマシュー・ホワイト、ヤン・コボウ、ペーター・コーイ。独唱者はみな合唱(パート3名)も歌います。録音は2007年で、近藤倫代(第2ヴァイオリン)が参加しています。

CD : HMC 901998(harmonia mundi)

HMC 901998

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今夜きくのは、「偽作説もある」(『バッハ事典』)というニ短調のトリオ(BWV583)。原曲はオルガン曲ですが、今週これまでと同じく、ステファーノ・バリアーノとアンドレア・コーエン(ここではオルガン)という編成での演奏で楽しみます。このBWV583は単一楽章のトリオでアダージョのみ。きいてきた「Music for Recorder & Harpsichord」中6曲で、もっとも違和感なく楽しめますね。録音は2018年です。

CD : 95777(BRILLIANT CLASSICS)

95777

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これから楽しむのは、イ長調のオブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ(BWV1032)を、ステファーノ・バリアーノのリコーダーと、アンドレア・コーエンのオルガン(第3楽章のみチェンバロ)という編成にうつしたソナタ(ハ長調に移調)です。第1楽章あたりは移調・編成替えしたにもかかわらず、違和感なくきくことができますね。録音は2018年です。

CD : 95777(BRILLIANT CLASSICS)

95777

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今週きいているのは、ステファーノ・バリアーノとアンドレア・コーエンによる「Music for Recorder & Harpsichord」。これから楽しむのは2本のフルートと通奏低音のためのソナタを原曲とするソナタで、ここではヴォイス・フルートとチェンバロでの演奏です。旋律はヴォイス・フルートとチェンバロの右手、通奏低音がチェンバロの左手におきかええられていますが、音域によってはちょっとバランスがわるくきこえます。録音は2018年です。

CD : 95777(BRILLIANT CLASSICS)

95777

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これから楽しむのは、ステファーノ・バリアーノとアンドレア・コーエンによるイ短調のシンフォニア(「インヴェンションとシンフォニア」)。原曲のBWV799をリコーダーとオルガンで演奏しており、録音は2018年です。このシンフォニアは、ちょっと口ずさんでみたくなるような、歌謡的な曲なので、素朴でのびやかなリコーダーとはよくあいます。

CD : 95777(BRILLIANT CLASSICS)

95777

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昨日からききはじめた、ステファーノ・バリアーノとアンドレア・コーエンによる「Music for Recorder & Harpsichord」(2018年録音)。今日これからきくのは、シンフォニア第8番(BWV794)です。このBWV794は「インヴェンションとシンフォニア」中の1曲で、ここではバリアーノのリコーダーとコーエンのチェンバロというトリオへの編曲です。なお、このBWV794のまえに、CDには「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」(BWV622)が収録されていますが、これは受難節にでもきく予定です。

CD : 95777(BRILLIANT CLASSICS)

95777

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今日からきいていくのは、ステファーノ・バリアーノとアンドレア・コーエンによる「Music for Recorder & Harpsichord」(2018年録音)です。表題どおり、リコーダーとチェンバロ(およびオルガン)によるバッハで、CD収録曲から6曲を選んで楽しむことにします。まず今日きくのは、ト短調のオブリガート・チェンバロとヴァイオリン(フルート)のためのソナタ(BWV1020)を原曲とするソナタ(編曲ではイ短調に移調)。なお、BWV1020はカール・フィーリップ・エマーヌエルの作曲とみなされています。

CD : 95777(BRILLIANT CLASSICS)

95777

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復活節前第8日曜日(四旬節前第2日曜日)にきくのは、フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とリチェルカール・コンソートによる「天より雨下り、雪落ちて」です。このBWV18は、1713年2月19日(あるいは翌年の同日曜日)に初演された、全5曲からなるカンタータ。弦楽にヴァイオリンが編成されず、最上声部はヴィオラ(ピエルロたちの録音ではヴィオラとガンバ)が担っており、独特の色彩感のある響きが印象的です。再演(1724年)でリコーダーが追加されましたが、ピエルロたちはその稿は採用せず、初期稿での演奏。合唱は4人の独唱者によるOVPPですね。録音は2004年で、上村かおりが参加しています。

CD : MIR 002(MIRARE)

MIR 002

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今週きいてきたのは、小川麻子による6曲のパルティータ(「クラヴィーア練習曲集 第1部」)。このCDを第1番、第2番、第4番、第3番、第5番、と収録順に楽しんできて、これからきくのは第6番(BWV830)です。小川はまずピアノ、それからチェンバロというふうに学んだようなのですが、きいていてピアノでの録音もきいてみたくなりました。演奏における着想はまぎれもなくチェンバロからなのでしょうが、第6番のトッカータあたりは、その着想ままピアノで弾いたらおもしろそうです。もっとも、小川の演奏は、ピアノ、チェンバロをふくめこれがはじめてですので、そんな感覚はあてにはならないと思いますが……。CDの録音は2020年。使用楽器は、ジャン・ジェルマン/パスカル・タスカン(1764年/1783年)にもとづく、アラン・ゴットーの2009年製のチェンバロです。

CD : FHR92(FHR)

FHR92

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今日もきくのは、小川麻子によるパルティータ。これからきくのはト長調の第5番(BWV829)です。かわいらしいプレアンブルムにはじまるこの組曲は、冬の晴天にきくにもふさわしい音楽で満たされています。小川が弾いているのは、ジャン・ジェルマン/パスカル・タスカン(1764年/1783年)にもとづく、アラン・ゴットーの2009年製のチェンバロ。録音は2020年、ロンドンでおこなわれています。

CD : FHR92(FHR)

FHR92

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これから楽しむのはパルティータ第3番(BWV827)。今週これまでと同じく、チェンバロは小川麻子です。CDでは第3番と第4番の順が入れ替えられており、長調と短調が交互に配置される並びとなっています。この第3番はおちついた、しかし切迫感もあるファンタジアにはじまる組曲で、おわりはより切迫感のあるジーグでしめくくられます。使用楽器はジャン・ジェルマン/パスカル・タスカンにもとづく、アラン・ゴットーの2009年製で、録音は2020年です。

[訂正]小川の「CDでは第3番と第4番の順が入れ替えられて」いるにもかかわらず、脳内では錯誤があり、訂正前の記述は第4番を意識したものとなっていました。上記はすでに訂正ずみです。

CD : FHR92(FHR)

FHR92

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これから楽しむのは、小川麻子によるパルティータ第4番(BWV828)です。6曲のパルティータを一昨日からきいているので、番号順だと、ほんらい今日は第3番。しかし、収録順どおりに楽しんでいるので、それだと今日は第4番となります。この順番の異動は収録時間を考慮したためなのでしょうが、これによって、6曲は長調と短調が交互に配置される整然とした順番になりました。小川の弾くのはこれまでどおり、ジャン・ジェルマン/パスカル・タスカンにもとづく、アラン・ゴットーの2009年製チェンバロ。録音は2020年です。

CD : FHR92(FHR)

FHR92

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昨日からききはじめた、小川麻子による6曲のパルティータ(「クラヴィーア練習曲集 第1部」)。今日これからきくのはハ短調の第2番(BWV826)で、使用楽器はジャン・ジェルマン/パスカル・タスカンにもとづく、アラン・ゴットーの2009年製チェンバロです。このCDでは解説も小川がおこなっており、パルティータの成立と所収されたと舞曲について、簡潔ながら興味深い記述があります。録音は2020年です。

CD : FHR92(FHR)

FHR92

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今週きいていくのは、小川麻子による6曲のパルティータです。2020年録音のCDには、第1番、第2番、第4番、第3番、第5番、第6番という順で収録されており、今日の第1番(BWV825)からその順どおり楽しむことにします。小川の弾くのは、ジャン・ジェルマン/パスカル・タスカンにもとづく、アラン・ゴットーの2009年製です。

CD : FHR92(FHR)

FHR92

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