↑里山の母校、赤木名(あかきな)中学校の土俵(写真下、高い屋根) 鹿児島商業高校→日大 と進む
大相撲9日目
○里山(5-4)>寄り切り>●隆の鶴(1-8)
○旭南海(8-1)>押し出し>●栃栄(1-8)
今日の放送席は、この一番、取り組みの前も、後も「奄美市誕生」の話題。
(詳しい住居表示等についてはこちら)奄美市役所 合併後の住所表示について
「場内アナウンスでもありました。奄美市出身、里山、ま、昨日は全勝だった、旭南海に会心の相撲で土をつけました。昨日の取り組みをVTRでご覧下さい」
VTR
「・・・ま、昨日の勝ち星が、笠利町出身としては最後の白星となったわけでありますが、そのあたり、向こう正面の藤井アナウンサーに話を訊いてもらっています、藤井さん」
「はい、えーとですね、そのお、市町村が、ま、出身地が、名前が変わるということについては、まぁ、それほど意識はないですし、ま、新たな気持ちでがんばろうと、いうぐらいです、と」
「はい」
「その、昨日(旭南海戦)の勝利については非常にうれしかったと」
「はい」
「その先場所、旭南海には、つっぱりにいって負けているんですよね」
「ええ」
「昨日は・・・ま、作戦通りの相撲がとれましたと、・・・ですから昨日の相撲をきっかけに、ここから、えー、ふんばっていかなければ、という話をしてます」
「はい」
「ま、出身地といっしょで、四勝四敗になりましたから、これまた気持ちを新たに、という話をしています」
<向こう上面レポート終わり>
大相撲9日目 里山の相撲
「きょうは大きな隆の鶴が相手です」
わ、でかい
174.0kg-114.0kg=60kg
188.0cm-177.0cm=11cm
昭和56年5月-昭和51年6月=約5歳
解説「そうですね、・・・横から崩していきたいところですけどねぇ」「はい」
「まったなし!」
「今日は奄美市出身となってからの最初の一番となります里山です」
「はっけ、よーい」
「立ち合い」
「おっと、右で張り手にいったぁ、隆の鶴です」
分解写真
左、隆の鶴
隆の鶴の右手にご注目下さい。
強烈な右の張り手は空振りぎみに里山の後ろ頭部をかすめるだけ。
里山、両下手。
隆の鶴あわてて、このやろ、という感じでもう一発上から里山の側頭部をバシッ。
これもあまり効果ありません。
名瀬なら、このとき里山は、両下手で強烈なしめつけ。里山の肩が大きな隆の鶴の胸板の肉に激しく食い込んでいます。
やや体勢を立て直した隆の鶴が、肩越しの上手をとり、すこし土俵中央に進みます。
>すこしだけ心臓どきんどきん。
だが、心配いりません。
里山がぐいぐい前に出ます。
隆の鶴の胸の肉はますます盛り上がり、顔がゆがみます。
隆の鶴の肩貸しの両上手は伸びきり、土俵際、もうあとがありません。
(ああ~)という表情であきらめ、土俵を割ります。
赤房です。(画面向こう左、向正面東側(東南) 南方の守護神 朱雀神(すざくしん=赤い鳥) 夏 goo大相撲豆知識 土俵
”おおう、ふう、よしよし”
隆の鶴も鶴の飛来地として有名な、同じ鹿児島県出水市の出身とわかれば急に親しみもわくのでありました。