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大相撲8日目、里山(4-4)、全勝の旭南海(7-1)を圧倒

2006年03月19日 | スポーツ

大相撲春場所8日目 

里山(4-4)>寄り倒し>●旭南海(7-1)

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↑龍郷町秋名(たつごうちょう、あきな)コミュニティーセンターの土俵(大きな写真で見る

今場所、最初に旭南海から勝ち星をあげたのは、里山だった。

先場所のこの同郷対決は4日目、旭南海が制している。
里山は奄美大島笠利町、旭南海は徳之島天城町出身。
共に、低い攻め、うまい相撲、内容も似通っている。

ここまで旭南海とともに全勝の把瑠都(バルト)は、すでに今日勝ち越しを決めている。
「注目の旭南海」土俵上です。

しきり続く

「さあ、非常に楽しみな一番」制限時間いっぱいです。

「立合いです」

まったなし!行司: 木村寿行 呼出: 幸司

「・・・明日からは市町村合併で奄美市になります。」笠利町のこと。取り組後も、やや詳しく言及した。

手をついて(しずかに)

はっきっよーい(一回)

実況

「いい当たりの里山」
残った!残った!(計2回)
「左が入ったっ!」
「得意の形(だ)」里山
急ぐ感じで
「前に出た!」出にアクセント
言い終えるとすぐに
「寄りきりーぃ!」(場内決まり手、寄り倒し)「里山の勝ち」
続けて
「いいー、攻めです」里山

大きな歓声と拍手 大阪府立体育会館

「旭南海は一敗。きょうの勝ち越しはなりません。」
アクセントは、ょう

両者一礼

それを待って、おもむろに行司「さとぉーや、まぁー」とぉにアクセント

「いやぁー、たつたがわさん、里山の攻めがよかったですねぇ」

分解写真

低い立ち合いの里山(西方、画面右)

一瞬、フェイントのように一段と頭を下げ、難なく潜り込む。里山の背中は、ほぼ水平。落ち着いて旭南海が、里山の肩越しに右上手を取れる程低い姿勢で、深く。

里山が右で前褌(まえみつ)をさぐる動きと、それを防ぐ旭南海の左手の攻防を、下からのカメラはアップでとらえている。

里山の「左が入ったっ!」瞬間は、その前だった。(立ち合いの直後、旭南海の右上手より早い)それを嫌った旭南海がわずかに体をよじる。

攻防の末、さっと「右」で前褌を取った里山、左を刺して前に出る。旭南海はしまった、と後退しながら、何と、右上手も自ら放してしまい、両腕で里山の右を防ぎにかかるが、時遅し。棒立ちになり、土俵際、俵に足をかけ、土俵下に目をやりながら黒房(画面手前みぎ角)下に押し倒された。

前褌を取ったあと、間髪いれず「前に出た!」里山は、ただ前に出ているのではなかった。
右で取ったまわしを、ぐいぐい引きつける。前に出る里山の頭で次第に旭南海の上体があがる。

頭を相手の胸に押し付けての攻めが「はやいですよね、もう、旭南海、何もできなかったですよね」解説。

里山の最後の一押しは、両手でダメを押すように気合を入れ力強く、相手を突き放した。

土俵下に、正座するように座り込んでしまった旭南海はポーカーフェースながら、くやしさがにじむ。旭南海の稽古熱心は先日の支度部屋情報でも紹介された。

ふいっと首を振り、乱れたマゲを直し、会心の表情で土俵をおりる里山がアップ。

この相撲は、総合テレビでも放送された。