大相撲7月場所14日目 十両
●里山(9-5)<小手投げ<○龍皇(9-5)りゅうおう
○旭南海(6-8)>叩き込み>●北勝岩(7-7)
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「今日、この一番だけは、どうしても勝ってほしい・・・」
まあ、思えば、連日、そういう思いでしたなぁ。
まあ、あと4年も待つわけではない、明日があるぞ。
あしたのジョー。名古屋城、二の丸愛知県体育館千秋楽。
里山、あすの対戦相手は駿傑(しゅんけつ)です。
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龍皇は自信があったのか、里山の出方を見極めるような立ち合い。
里山の左下手を意に介せず、突っ張りに出た。
里山、いったん起こされたが、突っ張りをかいくぐり再び、潜り込み、さっと左下手。
おどろいた龍皇は、突っ張りを止めてしまった。
すぐに里山の左下手を、おっつけ、締め上げる。これは強烈。やはり警戒していたのか、里山の左下手。
里山そのまま、一気に土俵際まで前に出た。
しかし、龍皇のしめつけは、ヒジョーに強い。
廻しから、手が離れた里山は、土俵際、投げが打てず、龍皇の小手投げを、足をかけて逆転しようとするが、かからない。
こうなると、龍皇は、もう、何が何でも里山の左下手を放さない。
こんどは、左手も動員して、締め上げる。
回り込んだ里山を、渾身の力でねじ伏せるように小手投げで決めた。
龍皇の腕力は、ものすごい力だ(ろう)。
解放された里山の左腕は、白く血の気が引いているのが分かる。指で廻しをつかもうにも、力が入らなかったに違いない。
昨日の隆乃若戦と比べると、立ち合い、廻しにこだわるべきか、どうか、迷うところ。
龍皇の体重は147.2キロと里山より59.2キロも重いが、身長は、里山より0.5ミリ低い。
明日の駿傑(しゅんけつ)は、1センチ低い176センチ。
里山の新入幕について
今日、里山の、立ち合い前、放送席。
「立浪さん」
「はい、」
「(里山は)西の十両4枚目ですからぁ、まあ、今場所、10番、そして11番と星をのばせばですねぇ、」
「はい、」
「新入幕の期待が高まりますよねぇ。」
「そうですね、やはり、こういうね、小さい人が上がってきますと、おもしろいですからね、相撲が。上がって欲しいですよね。」
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十両上位力士、14日目を終わっての成績
東 西
琉鵬(7-7) 筆頭 片山(5-9)
栃栄(6-8) 二枚目 春日錦(8-6)
潮丸(7-7) 三枚目 安壮富士(8-6)
鶴竜(9-5) 四枚目 里山(9-5)
霜鳥(9-5) 五枚目 猛虎浪(4-10)
寶智山(12-2) 六枚目 光法(5-9)
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旭南海の十両残留について、取り組み直後
「叩きこみで、旭南海、西の十両9枚目で6勝目を上げました。えー、うしろ5枚という状況ですから、ま、これで、十両に残留というのは、ほぼ確実です。」