↑去年の奄美まつり、最終日 パレード2部 踊り連・六調の様子。
今年2006年の「奄美まつり」は、8/3(木)~8/6(日)の予定です。
詳しくは、奄美市役所の「観光・物産:奄美まつり」ページをご覧下さい。
そのうち、8/6(日)午前8時~午後3時 名瀬中学校において相撲大会があります。
関連イベント『奄美歌謡・舞踊祭り』 7月30日(日曜) 午後6時~午後9時 奄美文化センターにて
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大相撲名古屋場所6日目 十両
○里山(3-3)>下手ひねり>●琉鵬 (3-3りゅうほう)沖縄県出身
●旭南海(1-5)<押し出し<○隆乃若(6-0)
全国的な猛暑。名古屋14時の気温35.3度、酷暑日となった。笠利町の14時、31.9度。名古屋は暑い。愛知県体育館も暑い。うちわが目立つ。
はらはら、どきどき、めまぐるしい展開。
最後に里山の左下手、琉鵬のまわしの結び目のさらに向こうに伸ばして、一瞬、さざやかに決まった。
← 今年の3月場所12日目、同じ琉鵬に対して決めた、朝青龍以来二人目となった決まり手「伝え反り」を思わせる、あっとおどろく決まり方。琉鵬またしても敗れたり。
決まった瞬間、館内、どよめきと、ひときわ大きな拍手。
行司の勝ち名乗りが終わるのを待って再び大きな拍手が、長く続いた。たぶん、この日、ここまで最高。
琉鵬は、今沖縄に行っているU君にそっくりだ。そう思うと、今度会うまで、もう区別がつかなくなった。琉鵬には、このあと全部勝って欲しい。幕の内も近い。応援するぞ。
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第88回全国高校野球選手権==鹿児島
古仁屋、鹿児島城西に5回コールド負け
0対10
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明日15日
沖縄市野球場
準決勝
八重山商工―浦添商(12時半)
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昨日の放送では、幕の内の取り組みの合間に、相撲の伝統やしきたり、土俵まわりのことを詳しく紹介していた。
相撲の起源は非常に古い。
相撲の様子を描いた古墳時代の埴輪、須恵器、土偶もある。
では、土俵はいつ頃できたのか。
相撲が始まった頃は、土俵はなかった。もちろんか。
鎌倉時代に見物人が力士のまわりに、輪を作り、これを「人方屋」とよび、これが土俵の起源といわれている。『相撲伝書』
江戸時代に始まった大相撲興行では、その後、4本の柱を紐などで囲った、リングのような四角い土俵になった。これは現在も各地の神社などに残り、南部相撲などで使用されている。(見たことはないのだが)
延宝年間(1673-1681)に地面に五斗俵(一斗は10升、約18.039リットル、黒糖焼酎は、1.8リットルビンがおおい)を丸くならべ、それが土俵になる。これは、あの担ぐ俵のことです。中には土。
享保年間(1716-1736)に俵を2分の1にし地中に半分に埋めた一重土俵。
その後、外円をつけて二重土俵になる。(内円に16俵、外円に20俵)
これは、現在の土俵の外側にまかれる蛇の目の砂として、名残をとどめている。
さらに、変遷があり、現在の径4.55m(15尺)の土俵に落ちついたのは、昭和20年のことである。
参考『ウィキペディア(Wikipedia)』「相撲」「大相撲」「土俵」
日本相撲協会 相撲豆知識 土俵
さて、わが奄美大島、江戸時代、幕末の頃の島での相撲の様子を描いた絵が残されている。
これは、流刑中の薩摩の上級武士が5年(1851-1855)の間見た奄美の人々の暮らしぶりや、動植物などを、300点あまりの絵図と共に詳細に記述した、貴重な史料のなかの一つだ。
東洋文庫『南島雑話』1,2 幕末奄美民俗誌ー名越左源太 (なごやさげんた)
南日本新聞社『南島雑話の世界』名越左源太の見た幕末の奄美
「嶋人相撲」と題されたこの絵には、説明文はない。
『南島雑話』第2巻9ページ、『南島雑話の世界』口絵カラー
絵では、地面に丸く俵を並べて置いた土俵で、立派な体格の二人が相撲をとっている。俵は一重に並んでいる。前に五個、後ろに五個描かれている。円全体が描かれているわけではない。横にした俵の高さは、ざっと大人のひざの高さほどだろうか。
赤いふんどしの大きい力士はこちらを向いている。白いふんどしの小さめの力士は、背中。
その背中には怪我のあとのようなあざのようなものがある。差し出争い、小さいほうの力士が右手で、相手の左手首をつかんでいる。
土俵の中には行司もいる。はだしで、着物の裾は短くふとももがみえる。頭にはかんざしのようなものをしている。右手で軍配を天に向けている。軍配の色は青と赤。絵の後ろ、土俵の外のまわりに、見物の人。小さな子供を含め老若男女12人。粗末な?身なり、庶民だろう。後ろのほうで日の丸のような模様のはいった扇子を振っている人。うちわを揚げているおじさんもいる。楽しそうだ。(黒糖地獄のイメージと違うなぁ。おじさんは、こんどの大相撲奄美巡業を見に行く、暇とゆとりがあるのだろうか。)
しかし全員、描かれている土俵を向いているようには見えない。横を向いている。隣にも土俵があるのだろうか。他にお役人などは描かれていない。