東十3 春日王6勝7敗●上手出し投げ○ 旭南海7勝6敗 西十10
東幕25 佐田の富士 6勝1敗○送り出し●5勝2敗 里山 西幕18
里山七番相撲 やぶれました。 (5勝2敗)
佐田の富士(昭和59年12月生まれ)
初土俵 平成15年1月 長崎県南島原市 最高位 幕下 8里山 浩作(昭和56年5月)
初土俵 平成16年3月場所
佐田の富士は
里山の相撲をよく知っていた。
二度、里山が先に立って、待った。
三度目の立ち合い。
佐田の富士が、ふわっと立って
一気に攻め込んだ里山だが、まわしがとれず
攻めきれない。
つっぱりの佐田の富士は、下から跳ね上げる。
里山を中に入れさせない。ぜったいに入れさせない。188cm 157kg の大きな回転の突っ張りです。
まわしが取れれば、もぐりこんで
相手の出る動きを利用してのうまい相撲が
できる里山だが
重い腰で、よく見てつっぱる佐田の富士にどうすることもできません。
たまらず、ちょっと引いたところをいなされ、横を向いたところを
佐田の富士は落ち着いて送り出しに仕止めた。
里山に相撲を取らせないためには、ああするのが一番、という相撲だった。
両者は、初土俵の年が近い。
幕下上位が長い佐田の富士は、里山の相撲をよく知っているのだろう。
境川部屋には里山タイプの小さな力士も多くいる。
いつもこのようにうまくいくとは限らないが、きょうはうまくいった好調の佐田の富士です。