テレビの気象図で台風の暴風域から外れつつあることを確かめ、風は強いものの雨がやんだので、夕食は遅い外食になってしまいましたが、家族で出かけました。
その帰りぼんやり空を眺めていますと、速い雲の動きの後ろに時々明るく白い部分のあるのを見ました。 中秋の名月であることすら全く頭から抜けて、台風の恐ろしさに怯えていた終日でしたが、「アッ・お月さんや」という私の声。カメラを持っていませんので、家に着くのももどかしく、すぐにカメラを持って庭に出ました。 見え隠れする月の位置がはっきり分かりますので、雲間から出るまで、根気よく待ちながら何枚も撮りました。 その中で一番雲のかかっていないのが、これ1枚でした。 挿入している左上のような画像が何枚もある中でよくこんなに雲のかからない月が撮れたものだと、1日遅れの中秋の名月をブログアップしました。 お花も、月見団子も準備すらしなかったのが、悔やまれた昨夜でした。
お月様も呆れたのか怒ったのか、それ以後何度外を見ても、黒い空ばかりでした。
長い時間北西の風に吹きつけられたその方向を背に、土手の彼岸花は溝の方に項垂れています。
こちらの彼岸花もみんな同じ方向に傾いています。 しなやかなので倒れてはいないのですが、この後起き上がる力はもうないことでしょう。 殆ど花が鮮やかな色を失っているようです。