先週の今頃は、台風が行き過ぎてもなかなか強風が止まず、恐ろしい思いをしていました。それに比べて今週の日曜日は、なんと気持ちのよい日だったことでしょう。あの台風の翌朝、家の周りに飛ばされたり痛んだりした所がないかと、見て回っていた時、金木犀のなんと安らかないい香りが庭に満ちていることに、ほっとしたものでした。
あの日の金木犀は、まだ蕾でしたが、香りは、開花した今日よりも、もっと濃い香りだったのです。 金木犀は、蕾の頃の方が香りがよく「秋が来ましたよ。」というメッセージを香りに載せて知らせてくれているのだと、これは毎年この時期になると思います。1週間経って、蕾は殆ど開花しもう散り始めたのもあります。そして香りは、儚く消えてしまっています。これは、家のだけなのかしらと、少し寂しく思っています。