法隆寺の秋色って何かしらと思いながら法輪寺からの田園地帯を、周りの風景を楽しみながら、ゆっくりと法隆寺へ向かいました。
松のような常緑樹の多い境内ですが、唯一目立って紅葉し始めたのが、桜の葉です。櫻の葉の紅葉は、春に苦しいほどびっしりと咲く花と違って、早々と赤くなった葉は、石畳の上に散って秋風に追われてかさかさと音を立てていました。
境内で見かけた紅葉した木々は、殆どが櫻ですが、楓もやや色づいてきています。青い空に木々の色づきも美しく思える日でした。
桜の木の枝に囲まれた塔の水煙です。九輪の下から2番目の輪の中から、鎌が出ているのが見えるでしょうか。
修学旅行や、社会見学の一番多いのはやはり秋でしょう。記念撮影をしているのは小学生のようです。 世界遺産の法隆寺でのいい思い出が、大人になって再びここを訪れたいと思う日が、きっとありますようにと賑やかな集いの横を通りながら思いました。