カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

長屋門から元気広場へ 高取町家のかかし巡り お終い編

2012年10月21日 | ☆ ふるさと・大和

 

  

 メイン会場を出て山側に向かって歩きました。町の家並みが次第に少なくなって、農村風景になってきました。 こちらの方に歩いてくる人は少ないのですが、向こうには長屋門があるので、そこまで行って、さらにジャンボな案山子のある元気広場まで足の伸ばすことにしました。

  

 元高取藩の家老屋敷で、現在は藩主・植村氏の子孫の住宅となっています。道に面する長屋門は、間口39mという長大さです。下から上がるように歩いてきた目に飛び込んでくる、白漆喰を盛り上げた、格子模様のなまこ壁が重厚感を漂わせています。時代が当時にタイムスリップしたように感じる場所です。町家の案山子を楽しんだ後、健康のためのウォーキングを兼ねて、ここまで来ること、そしてさらに上へと歩くことがお奨めです。  

 

  

 さて、長屋門の前では、お侍さん案山子が迎えてくれます。衣類で当時の身分の差が分かるのですね。 「こんにちは」と無言の挨拶を案山子さんにして、「行ってらっしゃい」と無言のお返事を聞きながら、私はせっせと少し坂道になった街道を、最後の案山子さんのいる元気広場へ~~~

  

ここまで来ると、回りは里山です。今年の干支のジャンボな龍が、他からの悪霊を守っているようにでんと控えています。この先を走る道路は壺阪山方面へと繋がっています。またその先に砂防公園があり、高取城跡への登山口に辿りつきます。以前壺阪山の裏から高取城跡に登って、疲れ果ててこの砂防公園に下山したのを思い出しながら、しばらく広場で、龍の案山子さんに元気を貰って休憩しました。 

     馬に乗った武将や、籠に乗った案山子さんがいます。ジャンボな龍を見ますと、お姫様とお殿様の服装です。

今回は、メイン会場より上の方の、高取城を中心にブログアップをしましたが、町家のそれぞれの案山子さんも工夫を凝らして楽しく、そして優しく、城下町土佐街道を中心に、高取町全体の家々で、訪れる人を迎えてくれます。

コメント (6)
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