昨日、日曜日に、この町で上のようなイベントがありました。友達が誘ってくれましたので午後から吉野川河川敷の会場へ行きました。
青空が暮れなずんで西の空が茜色に染まり、とっぷりと夜の闇に包まれるまで、出演者と観客が一体となったような、楽しいひと時を過ごしました。
今年の茜ライブは昨年の12号台風による、紀伊半島大水害の、復興支援メモリアル音楽祭と銘うって開催されました。今も仮設住宅で暮している方々が招待されて、ひと時の楽しい時間を過ごしていただくこと、そこから元気を出していただくことが主催者の、大きい目標とするところだと思います。
市の商工会青年部の若い人たちが大きな力で協力していました。
オープニングでは地元五條高校のコーラス部の生徒による、美しい歌声が吉野川原に流れました。
「吉野川あばれ太鼓」のグループの勇壮な撥捌きの太鼓が、高く澄んだ空に響き渡りました。見事な演奏です。
五條高校家庭科の生徒さんは、たこ焼きボランテァに一生懸命です。
商工会青年部の人たちは、この町を元気にする活動のPRです。その中の酒屋さんが幻のお酒「風の森」をシャンパン風に瓶を振り、栓を抜くと舞台の上の人たちのところまで、噴水のようにお酒が勢いよく飛んで、会場を沸かせました。
歌手OOさん(名前を失念)が十津川の「谷瀬の吊橋」を熱唱の後、河内節を太鼓のリズムで歌い始めますと、会場の何処からか、河内節を踊る人たちが現れ、テーブル席の人たちも手拍子となり、ますますライブは盛り上がってきました。
さぼみゅーるの人たちは、今風の若い人たちに受ける歌とリズムで、これまたテーブル席の若人の手拍子が盛んで賑わってきました。私たちの席は、ばあさんばかりなので、それでも聴いていると、わくわく感は伝わってきます。 若い人がのりのりになるはずです。
下村弘明&フレンズの出演によるフォークソングは、懐かしく口ずさみながら聴きました。下村弘明さんは「時空を超えて」という五條新町通りのフォークソングを作詞作曲して披露してくれました。素敵な旋律です。
主催者側だけでなく、市民みんなからのメッセージが松明によって浮かび上がりました。
テーブル席でなく堤防の土手にも多く人が音楽を聴いていましたが、すっかり陽が沈んだ茜色の空の下でまるで影絵のように見えました。
最後まで聴いていたかったのですが、家のことも気がかりで、灯りの道をゆっくりと帰途に着きました。