カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

種になってもカザグルマ

2013年03月16日 | 季節の花木

  

   

 

空中に浮かんだペンダントのようなのは、花の盛りの時は総称がクレマチスである。

花びらが6つあるのがテッセンで、8枚のがカザグルマと呼ばれているが、中には7枚のもあるそうだから、総称のクレマチスというほうの呼び方をしている。  

 

 

 

 

白、紫、赤、もっといろんな彩の美しいクレマチスも、季節が終われば子孫を残すための、産毛のような種になる。風に吹かれてクレマチスの旅が始まるのだが、このようにいつまでも種になってもカザグルマの姿の、面白さを見せてくれるのもある。 

       

   

花の少ないこの季節に、山の中で見た、かつては華麗な色彩を誇って咲いていたクレマチスが、今種のカザグルマが興味を惹く。太陽の光に銀色の糸を纏っているのが、誇らしげに見える。

  

 

季節外れの出迎えは、カザグルマだけではなかった。

これは、山の中の遅い春に先ず咲いた、マンサクの花。黄色の天井の下で、これもやはり黄色い春の妖精が、カザグルマと同居していた。

 

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柿けーき

2013年03月15日 | ★食の楽しみ

 

  

西吉野町八ツ川へ所用で行った。帰りに少し足を伸ばして、柿専門店の「いしい」に立ち寄った。啓翁桜を初めて撮影に行った時、工場の横にあるお店で、買ったのが縁でそれ以来ずっと、「柿酢」を愛飲しているので、それが残り少なくなっているのを思い出して本店のお店に寄ったのだった。 いつもは、大淀の道の駅か、市内リバーサイドホテルの金剛の湯で、購入しているのだか、折角近くに来たのだから、「いしい」さんに直接行った。

ここは先日NHKの「ルソンの壷」で取り上げて放映していたので、ご記憶の方もあろう。

柿酢を買って並んでいる商品を見たとき「柿けーき」が目に付いたので、それを買った。上の写真がそれである。ラップしたセロハンの上に、本当の柿のヘタが、収穫した時の色のままで載っている。

 

 

  

ラップを取ると中央に柿のジャムがびっしり入っているようだ。切り分けたらどのけーきにもそのジャムがついてくるように作っているのがなかなかいい。 ジャムは甘すぎず丁度いい美味しさだ。 

 

  

黒いのは種を表している干し柿だ。一つ一つこのようにして手作りされたけーきは、保存料も着色料も無添加であることがカードに表記してあった。 

 

  

電燈の下で撮ったので、手ぶれ、ブレブレの写真になったが、本当に美味しい「柿専門店」にふさわしいけーきだった。

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多分最後になるかなぁ~~~

2013年03月14日 | 季節の花木

  

 

 

昨日道明寺天満宮へ行ってきた。 昨年は行かなかったので、その前に行った時には「出てきて、怒らんといてよ。」と観梅の券を売っているおじさんに、言われたのは2~3年前だったと思う。早咲きの梅しか咲いていない時期に行ってしまったから、そんなふうに一応断りを言ってから入園した。

よほど、道明寺の梅にはご縁がないのだろうか、昨日は発券所には人がいなくて、「ご自由にどうぞ」といった感じに梅園は開放されていた。 

  

無料の観梅に、期待少なく入園したけれど、園内に入ったらとてもいい香が漂って、名残の梅の香に満ちた散策路を歩むだけでももう満足感で一杯になる。 

 

      

園内はとても綺麗だった。このような朧な感じが好きである。 

一つだけ残念だったのは、メジロが全くいなかったことだ。 初めて来た時メジロが沢山飛び交い枝に留まっていたのを、「ウグイス」と間違った恥ずかしさが忘れられない。その話を家でしたので、未だに春になってカメラを持って出かけるときに、「メジロ」・憶えとるか?」と息子にからかわれる。

それにしてもメジロは何処へいったのだろう。 

 

   

本殿裏の紅枝垂れはまだまだ見頃を保っていてくれたのは嬉しい。 

 

   

初めてこの梅園で観梅した時には、この紅しだれはまだ木の丈は低かったけれど、元気に育ってきている。花の旬は過ぎたけれど、形よい姿の枝垂れである 。

   

   

   

 撫で牛さんはどれくらいの人の願いを受けて、撫でてもらっているのだろう。私の願いもやはりよく光っている所だった。

小林一茶の句が、榊莫山さん揮毫の句碑として、参道を歩く人の目を留めている。

  

参道に出てくると、サクラがこのように咲いていた。ソメイヨシノではないだろうけれど、ここでも梅と桜と一緒に観ることができた。

午後から雨の予報が出ていたので、余りゆっくりと観梅できなかったけれど、名残の梅は、大阪道明寺天満宮の「梅朧」の中の散策も良いものだった。

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おんもへ出たよ ♪

2013年03月13日 | ☆季節

 昨日の記事の続編のような同じ、天神さんでのことである。梅の花を見てそろそろ約束の時間近くなったので、車に乗ろうと公園の出口に向かった時、若いおばあちゃん、お母さんとこの可愛い子ちゃんが、公園の遊具の所に来た。あまり可愛いので写真を撮らせてもらった。あつかましくも、ブログ掲載のお許しを、おばあちゃんとお母さんに頂いた。 

  

 

             

「春よ来い」
相馬御風作詞・弘田龍太郎作曲


春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている 

ブランコ遊びをする、かわい子ちゃんを見ていると、ふっと「春よこい」の歌が頭をよぎった。すでに春が来て、梅の花が咲いている公園だけど、きっともっと早くにここで遊びたかったに違いないと思う。

「おんも」へ出てお日さまの下でブランコをしたかったのだろうと、その仕草と表情に外で遊ぶ日の来たこと今、喜んでいるのを見て私も嬉しくなった。 

 

  

お母さんに手助けをして貰って滑り台の梯子を慎重に上る。ちょっと緊張感が手すりを握る手に見える。  

 

         

春よ来い 早く来い
おうちの前の 桃の木の
蕾もみんな ふくらんで
はよ咲きたいと 待っている 

 

  

この歌では、お家の前の桃の木に蕾が、「はよ 咲きたい と待っている」とあるけれど、天神さんでは、サクラの蕾が、「はよ 咲きたい」と揃って膨らみながら待っている。

「この地区の方ですか。」そう訪ねた私に「橋本市から来たのです。」と 応えてくれた。県境に隣接しているから、こんな行き来がよくある。 私が歩いている上野運動公園でも、半分くらいは車のナンバーが隣県のものだ。

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春いっぱいの天神さん

2013年03月12日 | ☆ ふるさと・大和

  

  

高校の同窓会の会報誌の原稿依頼に出かけた。約束の時間に30分早めに着いたので、近くの天神さんへ行ってみた。

二宮金次郎さんが梅の木の傍でお勉強が好ましい田舎風景である。 

 

  

ここでは春が大急ぎでやってきたみたいで、梅の花盛りだったのが、これからお願いに行く原稿も、気持ちよく引き受けてくれそうな予感がする。嬉しい花盛りである。 

 

  

汚れのない大気で空はあくまでも高く澄んでいる。梅の香が小高い山いっぱいに広がっている。 

 

  

いろんな種類の梅が植えてある。この地区の人たちで植えて増やしていたということを聴いていたが、ここに来るたび大きくなって増えているようだ。こまめに世話をする地区の人がいるのだろう。 

 

  

枝垂れ梅のピンクが可愛い花簪のようだ。 

 

 

一番華やかに咲いていたのは、この紅梅である。 梅ノ木の種類について知らないが、この種類の梅は、大阪城でも毎年お城を早くに飾っているのを思い出した。今年はこのように市内の「天神さん」の広場で春到来の華やかさを見つけることができたのが嬉しい。

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